エンジニア採用における5つの課題とその解決手法
労働人口の減少や働き方改革などの影響により、IT人材の不足が深刻化しています。そんな中で多くの企業が採用に力を入れるエンジニア人材ですが、さまざまな採用課題が存在することで、採用に失敗するケースも少なくありません。
このような状況下においては、エンジニア採用のコツとポイントをしっかりと押さえた採用計画を立案し、実行することが重要です。
そこで今回は、エンジニア採用が行き詰まる代表的な要因を5つと、その解決策やおすすめの採用サービスを解説します。これからエンジニアの採用をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
エンジニア採用の5つの課題
以下では、エンジニア採用の代表的な課題を5つに分けて解説します。
1. 需要に対して、エンジニアが少ない
エンジニア採用が難しい1番の要因は、そもそもエンジニアが足りていないこと。
経済産業省の調査によると、IT人材への需要がより強まっていく場合、2030年には需要と供給の差が約79万人になると試算されています。
▲出典:みずほ情報総研
各企業がエンジニアの流出を防ぐために対策を打っていることもあり、今後も採用市場にエンジニアが足りない状況は続くでしょう。
母数が少なければ、採用の難易度が上がるのは当然。企業としては、エンジニアが働くのに魅力的な環境作りや仕組みを整えることが、今後さらに求められるようになります。
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2. 人材の偏りがある
社会全体でエンジニアの数が少ないため、どの企業も今在籍しているエンジニアを転職させたくないもの。給与水準を引き上げたり、労働環境を整備したりします。
その結果として、日本ではIT企業にばかりエンジニアが集中しているというデータも。以下の図は、2017年時点でIT企業とユーザー企業に所属する情報処理・通信に携わる人材の割合を示したものです。
▲出典:情報処理推進機構
つまり、非IT企業がエンジニアを採用したい場合、より一層採用手法の工夫を求められることになります。
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3. エンジニアを採用する体制が整っていない
エンジニア採用における課題は、人材市場など外的要因だけでなく、企業側に問題がある場合も。その中でも起こりやすい問題が、エンジニア採用の経験がないため、採用活動の進め方がわからないことです。
エンジニア側のニーズや効果的な採用手法を知らないまま、他の職種と同様の採用方法を流用しても思うような成果はでません。エンジニアの採用経験がない場合には、一度人材会社へ委託したりノウハウを教わるなど、アプローチ方法を変えることが効果的です。
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4. エンジニアが希望する条件とズレている
多くの企業がエンジニア採用を行っている現在、エンジニアが企業に求めている条件も高まっています。
▲出典:ダイヤモンド・オンライン
こうした額を提示する企業がある以上、エンジニアを雇用するためには、平均以上の給与や待遇を用意する必要があるでしょう。
反対に、自社が必要とするエンジニアのレベルを見極めることも重要です。仮に高等スキルを持った人材を高額な給与を支払い雇ったとしても、そのスキルを活かせなければ意味がありません。求めるスキルレベルを下げ、平均並の給与でオファーしても効果的であるケースは数多くあります。
5. 求める人材像が不明確
採用したい人物像が不明確であることも、採用が行き詰まる原因の1つです。「とりあえずWebページを作れる人がいい」などの抽象的な条件では、応募する側は「エンジニアの業務に理解がない会社かも」と不安に感じます。任せたい職務を明確に説明したうえで、募集することが必要です。
たとえば上記のように、求めるスキルや人材要件ごとに文書化し、社内で統一認識を持つと良いでしょう。
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エンジニア採用の課題解決方法4選
こうした課題を解決し、自社の条件にあうエンジニアを採用するための方法をご紹介していきます。
エンジニア採用全体の流れを把握する
まずはエンジニア採用の全体の流れを押さえ、自社の採用活動のどこに課題があるのか分析しましょう。
▲出典:Findyブログ
「採用課題」という言葉を聞くと、認知〜面接、入社などのフェーズに囚われてしまうことも。
しかし、課題を根本的に解決するには、前提知識の習得や要件定義も大切です。特に初めて採用する場合は、前提知識を十分身につけることも意識しましょう。
解決策1:社内の採用制度を充実させる
基本的な解決策の1つは、社内の採用制度を充実させること。採用制度充実の第一歩は、ペルソナの策定から始まります。
ペルソナとは、求める人物像の経歴や業務内容、求めるレベルなどを具体的に定めたものです。
▲出典:type
自社が定めたペルソナに合わせて、理想の人物を採用するための社内体制を整えていきます。
- エンジニア採用経験がある人事を用意
- 入社後のエンジニア教育体制を整える
- エンジニア入社後の組織図を決める
このように社内の採用体制を整えていくことが重要です。
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解決策2:外部サービスを利用する
2つ目の解決手法は、外部サービスを利用すること。
求人情報を広く伝えられるだけでなく、採用市場に精通し客観的視点を持った外部サービスの担当者に採用活動を相談できるメリットがあります。採用ノウハウが得られるため、長期的な成果につながるでしょう。外部サービスの中でも、代表的なのは以下の2つです。
- 人材エージェントの利用
数ある外部サービスの中でも信頼性が高く、確実な成果が期待できるのが人材エージェントの利用です。自社が希望する条件を伝えれば、それに合う人材を探し、提案してくれます。エンジニアやデザイナーなど職種に特化したエージェントもあります。 - 求人サイトの利用
求人サイトも積極的に利用しましょう。決まった条件を出せばあとは募集を待つだけなので、手間がほとんどかかりません。ただし、募集への応募は企業の知名度に左右される場合もあるため、掲載するサイトを選ぶなどの工夫が必要です。
エンジニアの採用に強い人材エージェントについてはこちらの記事で解説しています。
解決策3:リファラル採用を活用する
信頼性の高いエンジニアを採用する点で、効果が強いのはリファラル採用を用いることです。
リファラル採用とは、社員の人脈や知り合いを通じて求職者を紹介してもらう採用手法。コストがほとんどかからず、紹介のため自社に適した人と出会えるメリットがあります。
エンジニアの能力値を見極めるのは簡単ではありません。社内の人が信頼するエンジニアを紹介してもらうことで能力値の高い人と出会える可能性が高まります。
リファラル採用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
解決策4:採用マーケティングを取り入れる
採用マーケティングに取り組むことも有効な手法の1つです。
採用マーケティングとは、企業が求める人材を入社させるための仕組み作り。
- 採用広告の掲示
- 自社メデイアの発信
- 自社分析
- 競合他社の分析
こうしたステップを通して自社の認知度を上げ、応募数の増加を通して優秀な人材の採用を目指します。エンジニアの採用を長期にわたって続けたい場合には、是非取り組むことを検討すべきでしょう。
フリーランスエンジニアの活用
エンジニアの採用で悩んでいる場合、フリーランスを活用することもできます。どうしてフリーランスエンジニアを採用すべきなのか、そのメリットや採用手法を解説します。
フリーランスエンジニアのメリット
フリーランスを活用するメリットには、以下のようなことが挙げられます。
・コストが抑えられる
フリーランスを活用するメリットの1つは、コストの低さです。正社員と異なり、フリーランスには福利厚生費や保険料などがほとんどかかりません。専門性が高く、教育費もかからないことを踏まえると大きなメリットといえます。
・人材の流動性が高い
エンジニアの採用が難しい理由の1つは人材に偏りがあること。しかしフリーランスは個人で仕事を受けて働いているため、比較的流動性が高く、仕事を求めている人材が多くいます。そのため、いま必要な即戦力となるエンジニアも見つけやすいのです。
・専門性の高い業務を委託できる
エンジニアの業務は、専門的なスキルや一定以上の経験値が必要になる場合があります。ですが、そういった人材を社内で一から育成するのは、時間と労力がかかります。
しかしフリーランスで活動している人材であれば、最初からそういった人材を探し契約することで、専門性の高い業務を効率的に委託できます。
上記の内容についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
フリーランスが解決できる採用課題
フリーランスエンジニアの場合、以下のような課題の解決も期待できます。
1 企業のニーズに合わせて採用できる
「日常的にエンジニアが社内にいる必要はない。しかし特定の事業やプロジェクトを進めている時だけエンジニアを活用したい。」といったニーズにも、フリーランスは対応できます。契約期間を柔軟に決められるため、自社の都合にあわせて採用することが可能。
こうした特徴により、エンジニアと企業の要望のズレを解決で来ます。
2 ミスマッチのリスク軽減
フリーランスを活用するもう1つのメリットは、ミスマッチを避けられること。正社員を採用する場合、スキルだけでなく、将来性や意欲、所属するチームとの相性など多角的な視点から自社への適正を判断しなくてはいけません。長期的な活躍を期待する正社員採用でミスマッチが起こってしまうと、損失も大きくなるためです。
一方、フリーランスはプロジェクトや事業にあわせた柔軟な採用が可能。自社がいま必要なスキルを持っているかを採用の主な判断軸にできるため、ミスマッチが起こりくいのです。また、仮にミスマッチが起こっても、比較的契約期間が短く、契約の縛りが少ないフリーランスであれば影響は少なく済みます。
ただし、注意すべき点もあります。
フリーランスは「雇用契約」ではなく「業務委託契約」になるため、以下のことはできません。
- 労働時間、場所の指定
- 指揮監督
- 専従業務の強制
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「教育側」「つなぎ」としての採用も可能
フリーランスエンジニアは、スキルが高い/契約形態が柔軟という特性上、次のように様々な形で活用することが可能です。
- 社内の若手を育成するために教育係のフリーランスエンジニアを採用する
- 新しくエンジニアを採用するため、採用活動の時期だけフリーランスを活用
- 社内にエンジニアについての知識を持つ人がいないので、レクチャー役としてフリーランスのエンジニアを採用する
事業を推進するためだけでなく、社内人材の育成や一時的な人材のカバーとしての活用もできるのです。
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フリーランス採用におすすめの人材サービス12選
1. Workship
Workshipはエンジニア/デザイナー/PMまで幅広い職種で、46,000人以上のフリーランス人材が在籍するフリーランス専門エージェントです。募集だけでなく企業側からスカウトできるため積極的な採用をしたい企業におすすめです。
また、フリーランスの実績や経験がわかりにくい採用課題をWorkship独自のアルゴリズムでスコアリングし、即戦力となるフリーランスを採用できます。
特徴・メリット |
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▼以下では、Workshipのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
2. Midworks
▲出典:Midworks
Midworksはフリーランス専門のエージェントです。エンジニア案件を多く取り扱っており、業界最安値のマージン率10〜15%で運営されています。
Midworksでは、フリーランスの勉強費用を月1万円まで負担してくれるサービスがあり、登録するフリーランスにとっては登録する魅力があるため、スキルアップを求めるフリーランスエンジニアが集まると考えられるかもしれません。
特徴・メリット |
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3. ポテパンフリーランス
▲出典:ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスはプログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を運営する株式会社ポテパンが運営するフリーランス専門エージェントです。プログラミングスクールを傘下にもつエージェントだからこそ、フリーランスへの対応が厚く採用企業側の心配事が少ない点がメリットです。
メインはエンジニアやプログラマーといったIT人材ですが、PMやイラストレーターといった案件も幅広くあります。
特徴・メリット |
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4. レバテック
▲出典:レバテック
レバテックは、フリーランス専門エージェントの大手企業として、取引企業5,000以上、登録エンジニアやクリエイター数は20万人以上の規模となっています。
レバテックが紹介するフリーランス人材は「準委任契約」で働くスタッフで、成果物の納品を目的としない、業務を遂行するためのIT人材を求める方におすすめです。
特徴・メリット |
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5.テックビズフリーランス
▲出典:テックビズ
テックビズフリーランスは、取引先企業1,400社以上、4,000名を超えるエンジニアが登録している大手フリーランスエージェントサイトです。常時採用可能なエンジニアも300名以上おり、最短即日契約も可能です。
テックビズフリーランスでは、テックビズからの紹介意外に、企業からのスカウティングもできるため、能動的な採用活動を進めることもできます。
特徴・メリット |
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6.PE-BANK(ピーイー・バンク)
PE-BANK(ピーイー・バンク)は、マージンや手数料の公開など、透明性の高い契約が評判のフリーランスエージェントです。
東京・大阪以外のエリアの案件が多いため、地方都市の企業にもおすすめできます。
特徴・メリット |
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7.ギークスジョブ(geechs job)
大手企業案件が多いギークスジョブ(geechs job)は、年間契約数1万件以上とITエンジニアの利用実績も豊富。
早く自分の希望条件に合う案件・求人の紹介を受けたいフリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーにおすすめのエージェントサービスです。
特徴・メリット |
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8.テクフリ
▲出典:テクフリ
フリーランスエンジニア向けの案件・求人サイトのテクフリ(テックキャリアフリーランス)は、案件・求人情報が常時1万件以上のおすすめフリーランスエージェント。
主な対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉で、東京周辺でフリーランスのITエンジニアを探す際におすすめのフリーランスエージェントです。
特徴・メリット |
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9.HiPro Tech
▲出典:HiPro Tech
HiPro Tech(ハイプロテック・旧i-common techサービス)は、エンジニアやITコンサルタントに特化したフリーランスエージェント。
運営会社は東証プライム上場企業のパーソルキャリア株式会社で、転職サイトのdodaやハイクラス転職エージェントのdoda Xを運営しています。
特徴・メリット |
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10.ランサーズエージェント
▲出典:ランサーズエージェント
クラウドソーシングサービスで有名なランサーズ株式会社のグループ会社が運営するランサーズエージェント。
ランサーズの運営だけに他のフリーランスエージェントと比較して登録者数が多いのが特徴です。
特徴・メリット |
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11.ITプロパートナーズ
▲出典:ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、フリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーを探す際におすすめのサービスです。
特徴・メリット |
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12.クラウドテック
▲出典:クラウドテック
クラウドテックは、ウドソーシングサービスで有名な株式会社クラウドワークスが運営するフリーランスエージェント。
リモートワークや週3日・4日稼働の案件を探す際にもおすすめのサービスで、業界最大級のリモートワーク案件が特徴のフリーランスエージェントです。
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