デザイナー採用のコツと4つの採用方法|対策すべき課題や評価軸を徹底解説
近年は企業のIT化に伴い、Webデザインを重視する傾向にあるため、デザイナーの需要が高まっています。
ただ、専門職であるデザイナーを採用する際に、どのように進めればよいかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
はじめてのデザイナー採用でも、正しい手順を踏むことで、成功率が飛躍的に向上します。まずは、デザイナーの採用に関する知識や手法を把握することが重要です。
そこで今回は、デザイナー採用で直面する課題から採用活動での注意点、デザイナーの評価方法について解説します。
デザイナー採用が難しい背景と課題
はじめに、デザイナー採用が難しいとされる背景や課題を解説します。
デザイナー採用が難しい社会的背景【人手不足】
以下の表からもわかるように、企業のデザイナー需要に対してデザイナー人材が不足しています。
全業種の労働者における割合を見ても、デザイン関係の仕事に従事している人はけっして多いとはいえません。
▲出典:ビジネス部デザイン課
上記のように、デザイナーの数は労働人口全体のわずか0.1%にも満たない値で推移していることが分かります。この根本的な母体数の少なさが、採用が難しい要因の1つと言えるでしょう。
このような母数の少なさにもかかわらず、企業のデザイナーに対する需要は高くなっており、デザイナーの人手不足が顕著となっています。
デザイナー採用ができない企業側の課題【採用に慣れていない】
デザイナー採用が難しい理由として、企業がデザイナー採用に慣れていないことも挙げられます。
とくに初めてデザイナーを採用しようとする場合、企業の採用担当者はデザイナーをどのように評価して良いか分からず、採用に至らないケースも見られます。
また、曖昧な基準で採用してしまうと、スキルやデザインの方向性が合わず、すぐに退職してしまう可能性もあるため、むやみに採用するわけにもいきません。
▼以下では、デザイナー採用のノウハウや評価基準をまとめた資料を無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
デザイナー採用を成功させるための3ステップ
デザイナーを採用するまでの3つの過程を解説します。
1. デザイナーに依頼する要件を設定する
最初に取り組む必要があるのは、自社で「どのようなデザイナーを採用したいか」という人材要件を明確にすることです。
この要件が定まっていないと、候補者の絞り込みができず、採用後のミスマッチに繋がります。
以下のように、具体的に必要となる人材要件を設定しましょう。
- デザイナーとして働いた経験が3年以上ある人材
- Webページのデザインから実装までを1人で対応できる人材
- デザイナーを3ヶ月間だけ短期雇用したい など
上記のように「具体的なスキルや採用期間などを絞り込む」ことで、必要な人材の絞り込みが可能となります。
▼以下では、自社に必要な人材や業務を絞り込むための『ジョブディスクリプションの作成ガイド』を無料でダウンロードできます。ぜひご活用ください。
2. デザイナーの採用体制の構築
要件を明確化したら、実際に採用するための体制を整えましょう。その際は、社内のデザイナーや外部のパートナーなどに相談するのも良い方法です。
ここでどれだけ充実した体制を構築できるかによって、選択すべき採用手法が異なってきます。
▼以下では、採用計画をスムーズに立てるためのノウハウやテンプレートを紹介しています。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
3. デザイナーの採用手法の検討
最後に採用手法を検討しましょう。採用手法は企業によって異なるため、それぞれの企業にあった手法を選択しましょう。
たとえば自社にデザイナーがいないなど、デザイナーの採用ノウハウがない企業では、採用エージェントに頼ることが好ましいといえます。
逆に、すでにデザイナーを採用したことがある場合は、求人広告やダイレクトリクルーティングなど、自社で完結できる採用手法でも問題ないでしょう。
詳しい採用手法の比較はこの記事の後半で説明していますので、ぜひご確認ください。
▼以下では、Workshipのデザイナー採用事例集を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
また、以下の資料では、自社にあった採用手法の見つけ方を、主要の採用手法7つと、事業フェーズに合わせた採用手法をご紹介します。
今採用活動を進めている中で、どんな採用手法を利用すべきか、お悩みの方は是非ご参照ください。
デザイナーの採用基準とは?評価するべき5つのポイント
デザイナーを採用する際の判断基準としては、主に次の5つがあります。
ポイント | 詳細 |
---|---|
1. 完成度 | 作品のクオリティだけでなく、自社で作りたいデザインの方向性と擦り合わせながら評価する。 |
2. 成長度 | デザインの基礎ができているか、新しいデザインを取り入れているかなどを見て、仕事を通じてデザイナーとして成長できるかどうかを見極める。 |
3. 情報処理力 | バナーやサイト内など限られたスペースの中に情報を適切に反映できるか、過去の作品から判断する。 |
4. 論理的説明力 | 作品の制作意図や背景を、みずから言葉で説明できるかを確認する。 |
5. 人間性 | 文字の大きさやレイアウトなど、読み手に配慮したデザインを心がけているかを確認する。 |
このように、評価するポイントにはデザイナー独自の点もあれば、他の社員と同じように評価すべき点もあります。
スキルやデザインはポートフォリオで確認する
デザイナー採用で重要な評価基準の一つが、ポートフォリオです。
「ポートフォリオ」とは、デザイナーにとっての履歴書に当たるもので、今までの作品やスキル・経歴などがまとめられているものです。
▲出典:はたらくビビビット
デザイナーの評価では、必ずポートフォリオを確認する必要があります。
デザイナーの作品の完成度などは、知識がないと判断が難しい面もあるでしょう。そこで社内デザイナーがいない場合は、フリーランスデザイナーを採用担当として契約したり、スキルがスコア化されるサービスを使用したりすることも可能です。
▼以下の記事では、デザイナーを採用する上での基準をさらに詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
デザイナーの代表的な採用方法4つを紹介
デザイナーの採用方法には、おもに次の4つがあります。
企業によってコスト重視か、あるいは能力重視かなどで選ぶべき採用方法は異なります。自社に合わせた採用手法を選択しましょう。
採用手法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
スカウト型サイト | 企業が登録者のプロフィールを見てスカウト | 会社の知名度に
関係なく活用可能 |
スカウトする人材を探す手間がかかる |
人材エージェント | 求人に合った人財を
エージェントが紹介 |
採用したい人材を
探す手間が省ける |
出会える人材が少ない |
求人広告サイト | 求人広告を採用サイトへ登録 | 登録者数が多い | 広告の作成に時間がかかる |
リファラル採用 | 社員の知り合いから紹介 | ミスマッチが少ない | 転職希望者にすぐ出会えるわけではない |
▼以下では、フリーランス採用サービス比較表を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動の参考にしてください。
フリーランスのデザイナーを活用する方法
デザイナー採用が難しい原因の一つに、転職潜在層が市場の大半を占めていることが挙げられます。
転職潜在層とは、より待遇の良い環境があれば転職を検討しますが、それほど積極的ではない人材です。
そこでおすすめしたいのがフリーランスデザイナーです。
フリーランスデザイナーの3つのメリット
フリーランスを活用することで以下のようなメリットがあります。
-
コストを抑えられる
フリーランスを活用することでコストを抑えられるというメリットがあります。正社員と給与が同額であってもフリーランスには福利厚生費や保険料などがほとんどかかりません。また、これまでの経験値があるため教育費もかかりません。 -
教育に時間を割く必要がない
上記で述べた通りフリーランスのデザイナーは企業で一度デザイナーの経験があるなど経験豊富なフリーランスが多くいます。そのため、フリーランスのデザイナーを雇えばある程度のスキルを持ち合わせているためすぐに業務を開始できます。 -
人材の流動性が高い
人材の流動性が高く、必要なときに即戦力が見つかりやすいこともメリットの一つ。フリーランスは個人で仕事を受けて働いているため、正社員などの転職希望者よりも、流動性が高く、仕事を求めている人材が多くいます。
▼以下では、業務委託契約書テンプレートを無料でダウンロードできます。ぜひ貴社が業務委託契約する際にお役立てください。
はじめてのデザイナー採用は人材サービスの活用がおすすめ
どの採用手法にもメリット・デメリットがあります。それでは、はじめてデザイナーを採用する場合にはどのサービスを利用すべきなのでしょうか。
結論から伝えると、はじめてデザイナーを採用する際には、人材サービスの利用がおすすめです。理由は以下の2点です。
- 採用工数を削減できる
初めてのデザイナー採用はそう簡単なものではありません。ノウハウがない状態で採用活動を進めていると、コストと時間ばかりかかり、思うように成果がでません。一度、デザイナー市場に精通したエージェントを利用することで、採用ノウハウを蓄積でき、次の採用にも活かせます。 - 自社に適した人材に的確なアプローチできる
求人広告とは異なり、エージェントなら気になる人材にのみオファーが出せます。質の高いターゲティングができるため、ミスマッチが少なく、納得のいくデザイナーが採用できます。また、エージェントがていねいに自社を説明してくれるため、求職者のエンゲージメントが高まるのも魅力です。
急ぎでデザイナーを採用する際は「ダイレクトリクルーティング」がおすすめ
急ぎでデザイナーを採用したいときは、ダイレクトリクルーティングの利用がおすすめです。
ダイレクトリクルーティングでは、自社で選んだサービスに登録しているデザイナーに直接スカウティングできるため、好条件を提示することで早く人材採用できる可能性があります。
人材エージェントに比べると採用工程が増えるものの、人材選びの時間を短縮することで、早く優秀な人材の獲得が可能です。
▼以下の記事では、ダイレクトリクルーティングサービスを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
デザイナー採用におすすめの人材サービス5選
1. Workship
『Workship(ワークシップ)』はフリーランスと企業を結ぶマッチングサービス。フリーランス・副業人材合わせて44,000人以上が登録しており、デザイナー人材も多数在籍しています。朝日新聞社やChatwork株式会社など累計900社以上の企業が利用しています。
Workshipの主な特徴は以下の3つです。
- ハイスキル層のフリーランス人材が多数。希望のデザイナーが見つかりやすい
- スカウトや求人掲載は無制限。人材紹介を受けることもでき最短即日で採用した事例も
- 人材選定から契約、支払いまで一つのサービスで完結。手間と費用が抑えられる
フリーランスデザイナーを検討している方におすすめのサービスです。詳細は以下からご確認ください。
2. マイナビAGENT
▲出典:マイナビAGENT
業界最大規模のエージェントサービス、『マイナビ』。マイナビは、WEB・ゲーム関連職専門エージェントである『マイナビクリエイター』も展開しています。
マイナビクリエイターは、WEB・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーが多く、初めてのデザイナー採用でもスムーズに採用できると評判です。実際に、採用の際には担当者が着き、採用の相談や面接対策などのサポートもていねいで、他社と比較しても専門性の高いアドバイスでミスマッチのリスクが低いといえるでしょう。
3. dodaエージェント
▲出典:doda
人材紹介大手のパーソルが運営するdoda(デューダ)。dodaを利用するメリットは、初期費用0円で始められ、完全成果報酬型なこと。費用面でのリスクがなく採用活動ができます。2021年6月時点で、doda会員数は629万人に登り、多くの人材から選びたい会社にとってはおすすめのエージェントです。
しかし、会員数が多いほど、人材を見つける難易度が高くなってしまうため、思っているよりも採用工数がかかってしまうリスクがあります。
人材エージェントを選ぶ際は、会員数や知名度だけで判断せず、採用の目的と予算や採用時期を考慮し自社に合ったサービスを選ぶのが採用を成功させる近道だといえるでしょう。
4. Job by 美術手帖
▲出典:Job by 美術手帖
「Job by 美術手帖」は、業界老舗メディアの「美術手帖」が運営する求人サイトです。
デザイナーから関連分野へ視野を広げたいと考えている人も多く、幅広い可能性を持った人材が揃っています。
アート界に興味がある人やアイデアを探している人は、同社が発行するアートジャーナリズム「美術手帖」の購読もおすすめです。
5. レバテックフリーランス
▲出典:レバテックフリーランス
レバテックフリーランスはレバテック株式会社が運営する10万7,000人の利用者実績を誇る業界トップクラスのフリーランスエージェントです。
フリーランスエージェントとしては国内最大手で、ベンチャー企業から大企業まで案件を幅広く取り扱い、市場にあまり出回らない非公開案件を多数保有しています。
エンド直案件であることや、クライアント企業との信頼も厚く、高単価案件が多いという特徴があります。案件のマッチング精度が高いだけでなく、利用しているフリーランスの評価も高めです。
▼以下の記事はおすすめのデザイナー採用サービスを10個にまとめた内容となっています。これからデザイナー採用でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
12.クロスデザイナー
クロスデザイナーはデザイナー特化のフリーランス紹介エージェントです。7,000人以上のデザイナーが登録されており、UX、アプリ、グラフィックデザインなど多様なスキルを持つデザイナーを提案します。
クロスデザイナーでは、最短即日で複数名の即戦力デザイナーを提案できるのが特徴で、条件が合えば最短3日でアサイン可能なポイントもメリットのひとつです。
登録しているフリーランスも案件・タスクベースでのアサインが可能で、週2〜3日の稼働から7日稼働が可能などのフルコミットデザイナーも募集できることから「熟練デザイナーを募集したい」や「とりあえず依頼してみたい」といった依頼企業に合わせたフリーランスデザイナーを探すことが可能です。
特徴・メリット |
|
サービス資料は無料でダウンロードできます。ぜひ下記より無料でダウンロードし、貴社の採用活動にお役立てください。
はじめてのデザイナー採用は登録無料の『Workship』がおすすめ!
『Workship』では、優秀な人材を紹介・マッチングするだけでなく、煩雑な業務委託契約に関する手続きをすべて代行いたします。
できるだけ早く優秀な人材を探してすぐにでも業務委託を進めたい。また社内のリソースが足りず、手続きや契約内容のすり合わせに時間が取れないといった場合は、安心してWorkshipにお任せください。
人材マッチングと契約手続きのプロが、責任を持って対応いたします。そして正社員の保有リスクを持たずに、優秀な人材を採用できます。
Workshipには、現在ディレクターやエンジニア、マーケター、デザイナーなどおよそ44,000人以上の優秀な人材が登録されています。人材の質や、自社ツールを使った管理のしやすさが好評で、朝日新聞社やChatwork株式会社など、これまでに累計900社以上にご活用いただいています。
Workshipのサービスの特徴を簡単にお伝えします。
アカウント登録が無料!
Workshipはアカウント登録料無料で、次のさまざまな機能をご利用いただけます。
・ニーズに合わせたマッチ度の高い候補者を随時提案
・スカウト機能
・フリーランス検索
・求人掲載は無制限
・無制限のメッセージ機能で候補者と直接交渉が可能
・オンライン面談
・求人作成代行
・オンラインサポート
・印紙代不要の電子契約
・正社員転換契約
・賠償責任保険が自動で適用
・稼働管理
※自動で費用が発生することはありません。
※料金はユーザーとの成約が完了した時点で発生します。
また、ご利用いただく中でお困りのことがあれば、随時丁寧にサポートいたします。
三者間契約でインボイス制度の不安がない
フリーランスを活用する上で、採用担当者様の工数負担が大きいのが、契約書の取り交わしです。Workshipでは成約時に企業 ⇄ Workship ⇄ フリーランスの三者間契約を締結し、その契約手続きを代行します。クライアント企業となるお客様の契約先はWorkshipとの契約となるため、フリーランス活用でネックとなるインボイス制度への対応も問題ありません。また、毎月の請求処理も代行して行ないます。
Workshipで稼働と進捗管理も安心
成約後のフリーランスの稼働管理も、Workshipの管理画面内で行なえます。管理画面ページを閲覧するだけで、稼働時間や業務の進捗など定期チェックもしやすくなります。
成約まで費用は発生しません!成約後も14日間の返金保証アリ!
Workshipでは、外部のフリーランスを活用し始めるまでは月額費用がかかりません。そのため、自社にマッチする人材をじっくりと見定められます。また、成約後であっても14日間は返金保証があり、ミスマッチを起こす可能性が低くなります。
▼以下では、Workshipのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
【導入事例はこちら】