デザイナーの採用が難しい理由や成功ポイント、おすすめの採用手法やエージェント11選を徹底解説
自社のサービスや製品を開発・提供する上で欠かせないのが、デザイン制作の役割を果たすデザイナーです。しかし、企業が優秀なデザイナーを採用することは、そう簡単ではありません。
なぜなら、現代の人材市場において、デザイナー人材の不足が深刻となっているからです。
デザイナーの採用が難しい理由には、大きく分けて3つがあります。企業においては、この3つの要因を対策しながら採用活動を行わなければなりません。
そこで今回は、デザイナー採用の成功ポイントや採用手法、おすすめエージェント11選を徹底解説します。ぜひ参考にしてください。
デザイナーの採用が難しい理由4つ
デザイナーの採用が一般的に難しい理由には、以下の4つがあります。
- デザイナーとして働く人が少ないから
- デザインのスキルの見極めが難しいから
- デザイナーの採用ノウハウが蓄積されにくいから
- 働き方が多様化しているから
それぞれ確認しておきましょう。
1.デザイナーとして働く人が少ないから
全産業での労働者における割合で見ると、デザインに従事している人が多いとはいえません。まずは以下の表をご覧ください。
▲出典:ViViT
このように、デザイナーの人口は、労働者全体のわずか0.07%付近で推移していることが分かります。デザイン業界で働く人は年々増えていると言われているものの、まだ母数としては非常に少ないのが現実です。この労働人口の少なさが、デザイナー採用が難しい要因の1つと言えます。
2.デザイナーのスキルを見極めるのが難しいから
デザイナーとして新しい人材を雇う場合、社内にはないスキルを持っているデザイナーを探す必要があります。
しかし、このようなケースでは
- 応募者のスキルが自社のレベルに合っているか
- 任せたい業務を的確にこなせるスキルを持っているか
などを見極めるのが難しくなります。
特にデザイナーを採用したことがない企業の場合、社内の人材だけで判断するが難しいでしょう。
人材要件が不明確な状況で採用を進めてしまうと、後にミスマッチなどのトラブルにつながる可能性もあるため注意が必要です。
3.採用ノウハウが蓄積されにくいから
デザイナーの採用ノウハウは、他の職種に比べて蓄積されにくいと言われます。 それは、デザイナーは営業やエンジニアなどの職種と比べ1企業/1案件に必要とされる数が少なく、企業がデザイナーを採用する機会があまりないからです。
多くの企業がデザイナーの採用活動を定期的、かつ持続的に行なっていないため、その時々の採用市場や自社の希望条件にあわせた効果的な採用手法をとるのが難しいのが現状です。
4.働き方が多様化しているから
「働き方改革」が進む現代では、デザイナーの働き方も多様化しています。とくに実力があるデザイナーは、報酬や労働環境などで自由度の高いフリーランスとして独立するケースも増えています。
そこで企業は、デザイナーにとって報酬や労働条件などのメリットを提示することが重要となります。優秀なデザイナーを採用する際は、正社員としての採用にこだわらず、業務委託や副業のデザイナーの活用も視野に入れることをおすすめします。
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デザイナー採用の成功ポイントと3ステップ
以下では、デザイナーを採用するまでのプロセスを、次の3つに分けて解説します。
- デザイナーに依頼する要件を設定すること
- デザイナーの採用体制を構築すること
- デザイナーの採用手法を検討すること
それぞれ解説します。
1. デザイナーに依頼する要件を設定すること
最初に取り組むのは、自社で「どのようなデザイナーを採用したいか」という人材要件を明確にすることです。これが定まっていないと、候補者の絞り込みができず、採用後のミスマッチに繋がります。
以下のように、具体的に必要となる人材要件を設定しましょう。
- デザイナーとして働いた経験が3年以上
- Webページのデザインから実装までを1人で対応できる
- 2ヶ月間だけ短期雇用したい など
このように、具体的にスキルや採用期間などを絞り込むことで、必要な人材の絞り込みが可能となります。
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2. デザイナーの採用体制を構築すること
要件を明確化したら、実際に採用するための体制を整えましょう。その際は、社内のデザイナーや外部のビジネスパートナーに相談するのもおすすめの方法です。
ここでどれだけ充実した体制を構築できるかによって、選択すべき採用手法が異なります。
3. デザイナーの採用手法を検討すること
最後に採用手法を検討しましょう。採用手法は企業によって異なるため、それぞれの企業にあった手法を選択しましょう。
たとえば自社にデザイナーがいないなど、デザイナーの採用ノウハウがない企業では、採用エージェントに頼ることが好ましいといえます。
逆に、すでにデザイナーを採用したことがある場合は、求人広告やダイレクトリクルーティングなど、自社で完結できる採用手法でも問題ないでしょう。
詳しい採用手法の比較はこの記事の後半で説明していますので、ぜひご確認ください。
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デザイナーの採用基準とは?評価するべき5つのポイント
デザイナーを採用する際には、どのような点を中心に判断すればいいのでしょうか。
おもに判断すべきポイントとして、以下の5つを挙げられます。
ポイント | 詳細 |
---|---|
1. 完成度 | 作品のクオリティだけでなく、自社で作りたいデザインの方向性と擦り合わせながら評価する。 |
2. 成長度 | デザインの基礎ができているか、新しいデザインを取り入れているかなどを見て、仕事を通じてデザイナーとして成長できるかどうかを見極める。 |
3. 情報処理力 | バナーやサイト内など限られたスペースの中に情報を適切に反映できるか、過去の作品から判断する。 |
4. 論理的説明力 | 作品の制作意図や背景を、みずから言葉で説明できるかを確認する。 |
5. 人間性 | 文字の大きさやレイアウトなど、読み手に配慮したデザインを心がけているかを確認する。 |
このように、評価するポイントにはデザイナー独自の点もあれば、普通の社員と同じように評価すべき点もあります。
スキルやデザインはポートフォリオで確認する
デザイナー採用で重要な評価基準の一つが、ポートフォリオです。
「ポートフォリオ」とは、デザイナーにとっての履歴書に当たるもので、今までの作品やスキル・経歴などがまとめられています。
▲出典:はたらくビビビット
上記の評価項目を見ていくなかで、デザイナー採用の際はかならずポートフォリオを目にすることになります。
デザイナーの作品の完成度や成長度などは、知識がないと判断が難しい面もあるでしょう。そこで社内デザイナーがいない場合は、フリーランスデザイナーを採用担当として契約したり、スキルがスコア化されるサービスを使用したりするなどで対策できます。
▼以下の記事では、デザイナーを採用する上での基準をさらに詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
デザイナーの代表的な採用手法4つを紹介
デザイナーの採用方法には、おもに次の4つがあります。
企業によってコスト重視か、あるいは能力重視かなどで選ぶべき採用方法は異なります。自社に合わせた採用手法を選択しましょう。
採用手法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
スカウト型サイト | 企業が登録者のプロフィールを見てスカウト | 会社の知名度に 関係なく活用可能 | スカウトする人材を探す手間がかかる |
人材エージェント | 求人に合った人財を エージェントが紹介 | 採用したい人材を 探す手間が省ける | 出会える人材が少ない |
求人広告サイト | 求人広告を採用サイトへ登録 | 登録者数が多い | 広告の作成に時間がかかる |
リファラル採用 | 社員の知り合いから紹介 | ミスマッチが少ない | 転職希望者にすぐ出会えるわけではない |
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デザイナーの採用は「人材エージェント」がおすすめ
上記のどの採用手法にも、それぞれメリット・デメリットがあります。そこでデザイナーの採用をする際は、人材エージェントの利用をおすすめします。人材エージェントをお奨めする理由は、次の2点です。
- 採用工数を削減できる
初めてのデザイナー採用はそう簡単なものではありません。ノウハウがない状態で採用活動を進めていると、コストと時間ばかりかかり、思うように成果がでません。一度、デザイナー市場に精通したエージェントを利用することで、採用ノウハウを蓄積でき、次の採用にも活かせます。 - 自社に適した人材に的確なアプローチできる
求人広告とは異なり、エージェントなら気になる人材にのみオファーが出せます。質の高いターゲティングができるため、ミスマッチが少なく、納得のいくデザイナーが採用できます。また、エージェントがていねいに自社を説明してくれるため、求職者のエンゲージメントが高まるのも魅力です。
急ぎの際は「ダイレクトリクルーティング」がおすすめ
急ぎでデザイナーを採用したいときは、ダイレクトリクルーティングの利用がおすすめです。
ダイレクトリクルーティングでは、自社で選んだサービスに登録しているデザイナーに直接スカウティングできるため、好条件を提示することで早く人材採用できる可能性があります。
人材エージェントに比べると採用工程が増えるものの、人材を選ぶ時間を短縮することで、早く優秀な人材の獲得が可能です。
デザイナー採用におすすめのエージェント11選
1. Workship
Workshipはエンジニア/デザイナー/PMまで幅広い職種で、51,100人以上のフリーランス人材が在籍するフリーランス専門エージェントです。募集だけでなく企業側からスカウトできるため積極的な採用をしたい企業におすすめです。
また、フリーランスの実績や経験がわかりにくい採用課題をWorkship独自のアルゴリズムでスコアリングし、即戦力となるフリーランスを採用できます。
特徴・メリット |
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2. ポテパンフリーランス
▲出典:ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスはプログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を運営する株式会社ポテパンが運営するフリーランス専門エージェントです。プログラミングスクールを傘下にもつエージェントだからこそ、フリーランスへの対応が厚く採用企業側の心配事が少ない点がメリットです。
メインはエンジニアやプログラマーといったIT人材ですが、PMやイラストレーターといった案件も幅広くあります。
特徴・メリット |
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3. レバテック
▲出典:レバテック
レバテックは、フリーランス専門エージェントの大手企業として、取引企業5,000以上、登録エンジニアやクリエイター数は20万人以上の規模となっています。
レバテックが紹介するフリーランス人材は「準委任契約」で働くスタッフで、成果物の納品を目的としない、業務を遂行するためのIT人材を求める方におすすめです。
特徴・メリット |
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4.テックビズフリーランス
▲出典:テックビズ
テックビズフリーランスは、取引先企業1,400社以上、4,000名を超えるエンジニアが登録している大手フリーランスエージェントサイトです。常時採用可能なエンジニアも300名以上おり、最短即日契約も可能です。
テックビズフリーランスでは、テックビズからの紹介意外に、企業からのスカウティングもできるため、能動的な採用活動を進めることもできます。
特徴・メリット |
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5.PE-BANK(ピーイー・バンク)
PE-BANK(ピーイー・バンク)は、マージンや手数料の公開など、透明性の高い契約が評判のフリーランスエージェントです。
東京・大阪以外のエリアの案件が多いため、地方都市の企業にもおすすめできます。
特徴・メリット |
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6.ギークスジョブ(geechs job)
大手企業案件が多いギークスジョブ(geechs job)は、年間契約数1万件以上とITエンジニアの利用実績も豊富。
早く自分の希望条件に合う案件・求人の紹介を受けたいフリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーにおすすめのエージェントサービスです。
特徴・メリット |
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7.テクフリ
▲出典:テクフリ
フリーランスエンジニア向けの案件・求人サイトのテクフリ(テックキャリアフリーランス)は、案件・求人情報が常時1万件以上のおすすめフリーランスエージェント。
主な対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉で、東京周辺でフリーランスのITエンジニアを探す際におすすめのフリーランスエージェントです。
特徴・メリット |
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8.HiPro Tech
▲出典:HiPro Tech
HiPro Tech(ハイプロテック・旧i-common techサービス)は、エンジニアやITコンサルタントに特化したフリーランスエージェント。
運営会社は東証プライム上場企業のパーソルキャリア株式会社で、転職サイトのdodaやハイクラス転職エージェントのdoda Xを運営しています。
特徴・メリット |
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9.ランサーズエージェント
▲出典:ランサーズエージェント
クラウドソーシングサービスで有名なランサーズ株式会社のグループ会社が運営するランサーズエージェント。
ランサーズの運営だけに他のフリーランスエージェントと比較して登録者数が多いのが特徴です。
特徴・メリット |
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10.ITプロパートナーズ
▲出典:ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、フリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーを探す際におすすめのサービスです。
特徴・メリット |
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11.クラウドテック
▲出典:クラウドテック
クラウドテックは、ウドソーシングサービスで有名な株式会社クラウドワークスが運営するフリーランスエージェント。
リモートワークや週3日・4日稼働の案件を探す際にもおすすめのサービスで、業界最大級のリモートワーク案件が特徴のフリーランスエージェントです。
特徴・メリット |
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フリーランスデザイナーの採用がおすすめ
デザイナー採用が難しい原因の一つに、転職顕在層が市場の大半を占めていることが挙げられます。
転職顕在層はより待遇のいい環境があれば転職を検討しますが、それほど積極的ではありません。
そこでおすすめしたいのがフリーランスデザイナーです。
フリーランスデザイナーの3つのメリット
フリーランスを活用することで以下のようなメリットがあります。
コストを抑えられる
フリーランスを活用することでコストを抑えられるというメリットがあります。正社員と給与が同額であってもフリーランスには福利厚生費や保険料などがほとんどかかりません。また、これまでの経験値があるため教育費もかかりません。教育に時間を割く必要がない
上記で述べた通りフリーランスのデザイナーは企業で一度デザイナーの経験があるなど経験豊富なフリーランスが多いです。そのため、フリーランスのデザイナーを雇えばある程度のスキルを持ち合わせているためすぐに業務を開始できます。人材の流動性が高い
人材の流動性が高く、必要なときに即戦力が見つかりやすいこともメリットの一つ。フリーランスは個人で仕事を受けて働いているため、正社員などの転職希望者よりも、流動性が高く、仕事を求めている人材が多くいます。
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