エンジニアの中途採用におすすめサービス7選&採用ノウハウを解説
ITエンジニアの需要が高まるなか、自社でエンジニアの採用を強化したいと考えている方も多いのではないでしょうか。ただ、ITエンジニアの人材市場は売り手市場が続いており、採用倍率が高い水準となっています。
この記事では「ITエンジニアの採用が難しい」や「即戦力となるITエンジニアをすぐ採用したい」という方に、ITエンジニアの中途採用におすすめの採用手法や、採用サービスについて詳しく解説します。
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エンジニアの中途採用の求人倍率は?
ITエンジニアの求人においては、エンジニア側の売り手市場が続いており、エンジニアの募集が増え続けているのが現状です。
実際にここ数年、国内のIT市場は拡大傾向にあり、コロナ禍による停滞も限定的です。
むしろ、新型コロナウイルスの影響によって、リモートワークやデジタルトランスフォーメーション(DX)が急激に浸透したことも、IT業界の事業拡大の要因の一つでもあるといえるかもしれません。
2022年以降は、コロナ禍の収束にともない、国内だけでなく国際的なIT市場の回復と、さらなる伸びが予想されています。
IT系のビジネスを展開する企業においては、デジタル化していく社会環境への対応をビジネスチャンスとしてとらえられるでしょう。
一方で、IT化が遅れてしまうと、その影響は企業にとって長期的なものとなる可能性があり、非IT企業にとってもエンジニアの積極的な採用の重要性は高まっているといえるでしょう。
ITエンジニアの求人倍率は5倍の高水準
ITエンジニアの求人倍率は、2020年~2021年にかけて軒並み5.0倍を超えており、若干の低下が見られるものの、求人倍率の高さはほかの業種・職種と比較してもっとも高い水準となっています。
このようなITエンジニアの求人倍率の高さは、エンジニアという業種の専門性の高さや、エンジニア人材の供給不足が原因です。今後も労働人口の減少の流れとともに、ITエンジニアの人手不足の解消は難しいと考えられます。
ITエンジニアの中途採用の採用単価はどのくらい?
採用単価とは、従業員を一人雇用するためにかかる費用を指します。
採用単価の計算式
採用コスト総額÷採用人数 |
採用活動では、採用コストの総額よりも採用単価が重要です。
ITエンジニアの中途採用における採用単価は、求人倍率と同様に高いのが特徴です。求人広告媒体の募集では、採用単価が65万円弱、人材紹介利用では平均で100万円を超えています。
ITエンジニアの雇用は、人材を獲得するための競争率が高く、複数のジャンルの求人媒体に広告を掲出します。そして人材が見つからなければ、掲載期間が長くなり、膨大な時間と費用がかかります。
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ITエンジニアの中途採用を成功させるための3つのポイント
即戦力となるITエンジニアを中途採用するためには、下記の3つのポイント意識した求人活動が重要です。
1. ITエンジニアの働き方の需要を知る
近年では「働き方改革」が進められており、ITエンジニアの業種にも影響を及ぼしています。
少し前までは報酬単価を重視した職選びが中心でしたが、現在では、大半のITエンジニアが「働きやすさ」を重視するようになっています。
2018年6月に成立した「働き方改革関連法」では、労働者の過労働防止や、同一労働同一賃金を提唱し、企業努力によって労働環境を改善する指標が設けられました。
これにより、残業を無くすためにどのように仕事をすればいいかを考え、ITエンジニアが働きやすい環境づくりを推進していくための企業努力が求められます。
(出典:厚生労働省公式HP「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律について」)
また、求職者からも「リモートワークの可否」「フレックス勤務の導入」などの働きやすさが求められています。
そのほかにも、新しい技術や資格取得のために勉強する時間が欲しいITエンジニアや、趣味などのプライベートを充実させたいITエンジニアも増えています。そこで企業としては、従来の働き方にとらわれることなく、新しい雇用の仕組みを導入し、運用していくことが重要です。
2. 依頼要件を明確にする
ITエンジニアは、みずからが取り組む仕事を通し、技術力の向上や成長に役立つかどうかを重視する傾向があります。
そのため、求人票を作成するにあたっては、具体的な仕事内容や必要なスキル、導入するシステムなどをできるだけ詳しく明記しましょう。そうすることで、応募者はほかの企業の求人よりも自社の求人募集に魅力を感じ、応募人数の増加が見込めます。
たとえば、自社で扱うシステムや開発環境を明確に記載することにより、ITエンジニアが就業先で活躍できるイメージが容易にでき、応募動機につながりやすくなります。
3. エンジニアの種類を絞っておく
ITエンジニアとは「情報処理技術(Information Technology)を扱う技術者」を指す総称です。
そのため、ITエンジニアや情報処理技術者といった総称で募集を行なっても、求職者にとっては「なにをしたい企業かがわからない」可能性があります。
募集する職種もにおいて「システムエンジニア(SE)」や「プログラマ(PG)」といった包括的な名称で求人を出している企業もあれば「ネットワークエンジニア」のように特定の専門分野を指して求人を出している企業もあります。
▲出典:DMMWEBキャンプ「ITエンジニアの種類を徹底図解!年収やスキル・おすすめも紹介」
「ITエンジニア」という呼称は、あくまで上記で紹介したエンジニア職の総称です。
事業の遂行にはそれぞれの段階があり「経営戦略の策定」や「システムの開発」、その後の「運用や保守」といった段階別に、ITエンジニアの役割や専門分野が異なります。
求人を出す際には、それぞれの職種を細かく分類し分かりやすく開示することが重要です。
▼下記では、エンジニア採用のポイントを押さえた内容を解説しています。ぜひご参照ください。
エンジニアを採用する際の注意点
エンジニアの採用にあたっては、必要となる資格などがないため、人材を見極めるのに注意が必要です。採用する際の注意点を押さえることで、自社が求めている人材の確保をより確実にできるでしょう。
以下では、面接時のスキルの確認や、契約で注意すべきポイントを解説します。
エンジニアのスキルを確認する
エンジニア職に必須となる資格は、原則としてありません。そこで、これまでにどのようなプロジェクトに関わり、その中でどのような業務を行なってきたかを確認する必要があります。
自社が求めるエンジニアに必要なスキルをもっているかを判断するためには、応募者が過去にプロジェクトを遂行するなかで経験したことや、習得してきたスキル、実際に行なってきた業務内容などをヒアリングすることが重要です。
その中で、自社が求めている人材とマッチするかどうかを判断しましょう。
コミュニケーション能力を確認する
エンジニアの仕事は、そのスキルを社内で活用できるかが重要です。ただし業務の遂行にあたっては、社内の人材や社外の企業と連携しながら行なうケースも少なくありません。
そこで必要となるのが、コミュニケーションスキルです。
エンジニアが行なう業務では、依頼されたタスクの全体像を把握し、ほかのスタッフと協力しながらプロジェクトを進めるケースが多くあります。
そこで、応募者のコミュニケーションスキルを確認することが大切です。
時間とタスクの管理能力を確認する
エンジニアには、時間とタスクの管理能力が必要です。
優秀なエンジニアは「どの作業にどの程度の時間が必要か」をあらかじめ把握し、仕事の優先順位を決めてから、効率よく仕事を進めます。
各プロジェクトには納期が決まっているため、時間とタスクの管理ができない人材では、残業ばかりが増えてしまい業務が思うように遂行できなくなる可能性があります。
採用面接では、これまでに行なってきたスケジュール管理やタスク管理の方法についてもヒアリングを実施しましょう。
契約内容を確認する
エンジニアの採用を決める際は、人材の見極めと同時に、契約内容についても確認しておく必要があります。
なぜなら、採用するエンジニアが携わる業務においては、契約した内容の通りに業務を履行できない場合、雇用に関するトラブルの原因となるからです。
とくに業務内容や労働条件、報酬金額などの雇用に関する重要事項について、契約前に詳しく説明し、かならず合意を取っておくことが大切です。
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上記のポイントを押さえたうえで、自社に合ったエンジニアの採用方法を選択し、採用活動をすすめましょう。
エンジニアの中途採用方法4選
ITエンジニアを中途採用で募集するには、大きく分けて以下の4つの採用方法があります。
- スカウト型
- 人材エージェント
- 求人広告サイト
- リファラル採用
以下では、上記の採用方法の特徴について解説していきます。
1. スカウト型
スカウト型の求人サイトとは、求職者があらかじめスカウト型の求人サイトにプロフィールを登録しておき、募集企業がそのサイトから求めている人材をスカウトする手法です。
スカウト型の特徴は、企業が能動的に人材の発掘と採用を行なうため、企業規模に関係なく人材を採用できる反面、人材を探すための手間がかかること。
スカウト型の求人のメリットは、企業が手間や時間をかけるため、比較的求人コストを安くできるでしょう。
▼下記は、スカウト型採用を詳しく解説した記事となっています。ぜひ参考にしてください。
2. 人材エージェント
人材エージェントは、企業の求人に合わせた人材を自社に登録されている人材から選び出して紹介してもらえるサービスのことです。
人材エージェントでは、自社の求人に合った人材を探す手間がかからず、人材紹介のプロが自社の要件にあったエンジニアを探し出してくれるため、比較的ミスマッチの少ない求人募集が可能です。
その反面、他の媒体と比べて費用が比較的高め。加えて、人材エージェントに登録されている人材のみが対象となるため、人材エージェントを選ぶ際には専門性の高さやエージェント側のサービスのよさを確認しましょう。
▼下記では、エンジニア採用に強いエージェントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
3. 求人広告サイト
求人広告サイトは、求人を出す企業側と、求職している求職者の両方が求人広告サイトに登録してマッチングする手法です。
求人広告サイトでは、求人登録企業も求職者の登録も多いため、マッチングのチャンスが多い反面、求職者が多すぎて選びにくいことがあるでしょう。求人広告サイトの求人コストは、人材エージェントよりも安いものの、比較的高めです。
▼下記は、エンジニア採用におすすめの採用サイトを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
4. リファラル採用
リファラル採用は「縁故採用」とも呼ばれ、社員を通じて知人や友人の紹介を受け、採用の選考を行なう手法です。
リファラル採用では、優秀な人材であれば、転職の予定のない人材でも獲得にのりだす価値があります。あらかじめ既存社員から内情を伝えられている人材が入社するため、「人材のミスマッチ」が少ないからです。
▼以下では、リファラル採用を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
エンジニアの中途採用におすすめのサービス7選
1. Workship
Workshipは、豊富な人材データベースから欲しいと思った人材へ直接アプローチできるサイトです。
基本的にはフリーランス採用サービスですが、自社に適したフリーランスがいて合意が取れば正社員への契約変更も可能です。(※手数料が発生します)
Workshipに登録済みの40,000人以上のフリーランスのデータベースから、職種・地域・スキル・働き方・報酬額など、複数軸で登録者を検索し、企業側から直接アプローチできます。
また、スカウトを行ない、マッチしたフリーランスと無制限でメッセージのやりとりができるほか、オンライン面談で直接候補者と会話も可能。複数サービスを横断することなく、人材探しから契約まで一気通貫で完結できるのも特徴の一つです。
▼詳しくは、以下のサイトでぜひご確認ください。
2. レバテックキャリア
レバテックキャリアは、エンジニア職のみを扱う人材紹介サービス。
成果報酬型で、人材採用が完了した時点で料金が発生するものです。扱っている雇用形態も、新卒・中途・派遣・フリーランスとさまざま。
大手企業からスタートアップまで幅広い求人を扱っており、ユーザー層も多様なため、自社が求める人材と出会いやすいといえるでしょう。
3. type
typeは、求人媒体。総合求人媒体のなかでも、とくにエンジニア採用に強いサービスです。
料金体系は、イニシャル型。求人掲載時に料金が発生します。エンジニア登録者数も多いため、より多くの人材にアプローチしたいという場合におすすめです。
4. リクルートエージェント
リクルートエージェントは各業界に精通したアドバイザーによる手厚い対応が売りの人材エージェントです。
125万人登録しており人材の充実度は業界最大級。完全成果報酬型の料金形態のため、無駄な費用がかかりません。6か月までの返金保証あるのも魅力です。
5. ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは迅速、かつ丁寧な対応に定評があるエージェントです。
登録者数は37,000人。人材の数は他のサービスより少ないですが、迅速かつ手厚いサポート対応が評判です。紹介実績3,000社以上と、安心して利用できるのもうれしいポイント。
6. ワークポート
ワークポートは全国の多種多様なネットワークが持ち味のエージェントです。
登録企業数10万社以上と実績のあるサービス。幅広いネットワークで、地域・職種に関わらず、人材を紹介してくれます。こちらも、採用成功まで費用がかからない完全成果報酬型です。
7. Green
Greenは、転職者の約60%が経験者のITとWeb系人材紹介サービスです。
利用者の年齢層は25〜35歳が60%を占めており、若手人材の採用に強いのが特徴。もともとエンジニアに特化した転職サービスであったため、他の採用媒体に比べてエンジニアの採用に心強いサイトと言えるでしょう。
求職者からの応募はもちろん、企業からも気になる人材に「いいね」が送れる仕組みも特徴のひとつです。
採用コストも、地域一律の30万~90万円の固定金額となっており、掲載期限が無期限でランニングコストも不要のため、費用の心配もなく安心して利用できます。
エンジニア採用にはフリーランスがおすすめ
ITエンジニアの採用に関しては、正社員で雇用するケースや、業務委託で契約するケースなどさまざまな契約形態があります。
また、近年はリモートワークも普及し始めており、ITエンジニアを採用する際に年齢や性別だけでなく、どの地域に住んでいる人材でも採用できるようになりました。
そこで注目されているのが「フリーランスエンジニア」です。フリーランスとは、どこの会社や団体にも所属せずに活動するエンジニアのことで、業務委託契約を結んで仕事を委託するのが一般的です。
ここでは、フリーランスエンジニアの採用をおすすめする3つの理由を解説します。
1. ミスマッチのリスクが低い
フリーランスエンジニアをおすすめする理由の一つは、「ミスマッチ」のリスクが低いことです。
フリーランスエンジニアの場合、基本的に業務経験が豊富なことが多く、契約時にそれまでの実績やスキルを確認できるため、ミスマッチが少なくなります。
もしも、エンジニアが契約書に記したスキルに見合わない場合は、期間満了に伴い短期間で契約解消することも可能です。これは、企業にとってリスクが少ないメリットと言えるでしょう。
2. 依頼要件に合わせて単発で依頼ができる
フリーランスエンジニアと業務委託契約を結ぶ場合は、基本的に案件ごとに仕事を依頼することが多くなります。
そのため、必要な時に必要な分だけ仕事を依頼でき、無駄な経費を削減できるでしょう。また、有能な人材であれば、交渉次第で正社員として迎える事も不可能ではありません。
3. 採用コストが比較的安い
フリーランスエンジニアを雇用する際は、ぜひスカウト型の求人媒体の利用をおすすめします。
スカウト型の求人では、有能な人材を直接探すため、ミスマッチが少ないだけでなく、採用コストを安く抑えることが可能です。
このように、フリーランスエンジニアを採用することで、実績のあるITエンジニアを低コストで獲得できるでしょう。
フリーランスのエンジニア採用は『Workship』で
いかがでしたか?有能なフリーランスエンジニアを探すには「スカウト型」の求人サイトがおすすめです。
その中でもとくに注目したいのが、最短即日で有能な人材が見つかる『Workship』です。
Workshipでは、サイトに登録済みの40,000人以上のフリーランスのデータベースから、職種・地域・スキル・働き方・報酬額などから登録者を検索し、企業側から直接アプローチできます。
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