エンジニアの採用市場の最新予測|人材確保のポイント3つを徹底解説
エンジニアの採用市場は圧倒的な売り手市場が続いています。そのため、エンジニア不足による採用難に悩む企業も少なくありません。
このようなエンジニアなどのIT人材不足により企業のDXやIT化に遅れが出るなど、国内産業の大きな社会問題となっています。
そこで今回は、エンジニアを確保するための手法やコツについて徹底解説します。エンジニア採用に悩む方は、ぜひ参考にしてください。
▼以下では、エンジニア採用の基本知識や事例をまとめています。ぜひ参考にしてください。
エンジニアの採用市場とこれからの予測
国内企業においては、エンジニア不足が顕著となっています。しかし、エンジニア不足は近年急に問題化したわけではありません。
これは、IT業務に対応できるエンジニアの数が需要の高まりに対応できるほど増えていないことが原因です。そのため、エンジニアの採用市場においては、長期的な売り手市場が続いています。
しかも、今後さらに労働人口の減少が進むことにより、エンジニアの人手不足が続くと予想されています。
IT・通信系の人材不足が際立つ
ITや通信系の企業では、エンジニアだけが人材不足な状態というわけではありません。このようなIT人材が必要となる業界では、全体的にIT人材の不足が深刻化しています。
企業によっては、求める人材数の1~2割程度しか応募者が集まらず、業務がスムーズに進まないといったケースも少なくありません。
今後もエンジニア不足が続く
旧みずほ情報総研がまとめた報告書では、現在のIT人材に対するニーズの増加、人材の増加などを総合的に分析し、2030年にはエンジニアが10万人以上不足する可能性があると試算しています。
IT人材に対するニーズが現状のペースで増えない場合でも、2030年には1万人以上のエンジニアが不足すると予測されており、エンジニアを必要とする企業は今後、人材確保のためになんらかの対策をとる必要があるといえるでしょう。
出典:みずほ情報総研「平成30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業)」
エンジニアを採用するための3つのポイント
エンジニアを必要とする企業にとっては、今後も人材確保において厳しい状況が続くと考えられます。
以下では、エンジニアを確保するためのコツを3つ紹介しますので、採用計画を立てる際の参考にしてください。
エンジニアを採用するための3つのコツ
- 求人案内を見直す
- エンジニアのニーズを的確に把握する
- 人材のポテンシャルを評価する
それぞれ解説します。
求人案内を見直す
エンジニアを募集しているにもかかわらず、なかなか応募が少ないという企業も多いのではないでしょうか。そんなときは、求人案内を見直す必要があるかも知れません。
求人案内がわかりにくいと、応募するエンジニアが少なくなります。そこで、業務内容や求めるスキル、待遇、必須条件と歓迎条件などの募集要項がわかりやすく記載されているか、もう一度見直してみましょう。
また人事部だけで求人案内を作成するのではなく、社内のエンジニアが在籍する部署やエンジニアに直接意見をあおぎ、わかりやすいか、知りたい内容が過不足なく掲載されているかをチェックしてもらうことも重要です。
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エンジニアのニーズを的確に把握する
エンジニアの応募を増やすためには、求人案内がエンジニアが求める内容であることが不可欠です。
エンジニアが「応募したい」と思える案件になっているか確認するために、まずはエンジニアのニーズを確認しましょう。
社内のエンジニアに「企業のどのようなところに魅力を感じているか」「どのような待遇であれば仕事をしたいと思うか」などを尋ね、現役エンジニアの本音を確認します。
そしてエンジニアが求めるニーズを反映した募集要項を作成し、社内のエンジニアに再度確認してから、自社サイトや人材採用サイトなどに掲載しましょう。
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人材のポテンシャルを評価する
すぐれた経験とスキルをもつエンジニアに絞って人材を探すと、対象となるエンジニアの母数が少なく、さらに採用が難しくなる可能性があります。
経験不足やスキル不足であっても、エンジニアとしてのポテンシャルを評価して受け入れることも大切です。
エンジニア人材のポテンシャルは、前向きな姿勢や、スキルアップしたいという意欲をチェックすることである程度、把握できます。
また、エンジニアとしてだけでなく、クライアントと交渉して業務を進めていくことも期待する場合は、エンジニアのスキル以外にも、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルなども必要となります。
これらのスキルも評価対象に入れて、幅広く活躍してもらえるエンジニアを見つけ、採用していきましょう。
おすすめのエンジニア採用手法4選
採用難が続くエンジニアの採用市場において、できるだけ短期間でエンジニアを採用したいときには、以下の4つの手法がおすすめです。
- エージェントへ依頼
- SNSの活用
- リファラル採用
- クラウドソーシングの利用
それぞれ解説します。
1. エージェントへ依頼
エンジニアの採用に精通したエージェントに依頼する方法は、自社の希望にあったエンジニアを早く確実に獲得できる可能性が最も高い手法です。
ただし、エージェントが必ずしも最適な人材を紹介してくれるとは限りません。エージェントにはデザイナーやエンジニアなど職種に特化したサービスがあり、サービスによってエンジニアの登録数が少ないこともあります。
そこで、エージェントの特徴や評判・クチコミを確認しながら、自社に最適なエージェントを選ぶことが大切です。
またエージェントは、ほかの採用手法と比べ比較的コストが高めとなるため、自社の予算や状況に合わせて検討しましょう。
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2. SNS
近年は、SNSを活用した採用手法が広がりを見せています。SNSを利用する最大のメリットは、幅広い求人層からエンジニアを募集できる点です。
求人サイトやエージェントの場合「求職者層」や「転職者層」のみですが、SNS採用の場合、まだ転職活動を行なっていない「潜在層」にもアプローチできるため、転職市場にいない優秀な人材にも積極的にアプローチできます。
またSNSの性質上、お金をかけなくても工夫次第でユーザーが求人情報を拡散してくれる可能性もあります。SNSを採用に利用する際は、会社の「日常」や「業務内容」などを発信することで、採用のミスマッチを減らせるでしょう。
一方で、SNSを活用したエンジニア採用では、応募者の選定に手間がかかるケースがあります。手軽に声をかけられるのは魅力ですが、即戦力となるかどうかなど、採用候補者のスキルを自社で判断する必要があります。
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3. リファラル採用
リファラル採用とは、自社の社員に知人や友人を紹介してもらう採用手法です。リファラル採用のメリットは、低コストでミスマッチのリスクが少ない点です。
社員の紹介のためかかるコストが低く、自社が求める「スキル」や「社風」にマッチした人材が見つかりやすく、採用サービスに登録していない人材にもアプローチできるのが魅力です。
しかし、紹介という内輪での採用となり、紹介者の立場によって配置や待遇に不満が発生したり、トラブルにつながることもあります。紹介だからと油断せず、条件やルールを設けて採用しましょう。
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▼下記の記事では、リファラル採用に失敗しないための注意点や成功事例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
4. クラウドソーシング
クラウドソーシングサービスの利用は、インターネット上の有料採用サイトで募集を行なう、もっとも一般的な手法です。
採用する人材は、おもにフリーランスや副業ワーカーとなるため、正社員雇用と比べて面接や契約の手間がかからず、応募があれば業務開始までの時間が短い傾向にあります。
しかし、クラウドソーシングサービスもSNSと同様に、応募者のスキルにばらつきがある点に注意が必要です。
採用要件を具体的に明示し、自社にエンジニアがいる場合は、候補者のスキル判断を手伝ってもらうなどの対策が必要でしょう。
またサービスによって、登録しているエンジニアのレベル感や報酬などの条件が変わるため、自社に適したサービスを利用しましょう。
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エンジニア確保に採用サービスが不可欠な理由
自社サイトでエンジニアを募集する、また、知り合いからエンジニアを紹介してもらうリファラル採用を実施するなどの方法でも、エンジニアを採用できるかもしれません。
しかし、エンジニアの採用市場が売り手市場のいま、自力で適切なエンジニアを採用することは困難です。
人材採用を専門的に手掛ける「人材採用サービス」の力を借りることで、エンジニアから選んでもらえる状況を作りましょう。
人材採用サービスを利用することが必要な理由としては、次の3つが挙げられます。
- 仕事を求めるエンジニアが閲覧している
- エンジニア側のニーズを教えてもらえる
- エンジニアにアピールする方法をアドバイスしてもらえる
仕事を求めるエンジニアが閲覧している
人材採用サービスのサイトを閲覧するエンジニア、あるいはサービスに登録しているエンジニアは、現在求職中のはずです。
また、企業に勤務している場合であっても、よりいい仕事が見つかれば転職したいという意思があると考えられます。
つまり、人材採用サービスを利用することで、仕事を探しているエンジニアの閲覧数が増え、応募してくれるエンジニアも増えると期待できます。
仕事を求めるエンジニアを見つけるためにも、人材採用サービスを利用するようにしましょう。
エンジニア側のニーズを教えてもらえる
人材採用サービスを提供するのは、人材を紹介するプロフェッショナルです。
エンジニアがどのようなニーズを持っているのか熟知しているので、どのような求人案内にすればエンジニアの希望に応えられるのか、サービスによっては詳しく教えてもらえます。
例えば、エンジニアは正社員としてだけでなく、フリーランスとして働くことを希望するケースが多いなど、現在の市場のリアルな情報が聞けることもあります。
エンジニアのニーズを満たす案件に変更することで、よりエンジニアからの応募を増やせるるでしょう。
エンジニアにアピールする方法をアドバイスしてもらえる
人材採用サービスでは、エンジニアにアピールする方法もアドバイスしてくれることがあります。
例えば、インセンティブ制度を導入することで、やる気のあるエンジニアからの応募を増やせることもあるでしょう。
また、人材採用サービスの中には、エンジニアとマッチングするまでサポートしてくれるサービスもあります。
上手に活用して、エンジニアの採用に繋げていきましょう。
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