Webデザイナーへの依頼料金の相場を解説【制作物別】
非デザイナーにとって、デザイン費用は想像がつきにくいもの。費用相場をあらかじめ押さえておくとスムーズに交渉・契約できます。
この記事ではWebデザイナーへの依頼費用の相場と、依頼する際の3つの注意点を解説します。
以下のお役立ち資料では、デザイナー採用のノウハウをまとめました。デザイナー採用を検討している方はぜひお読みください。
Webデザインの基礎知識【流れ・内訳】
料金の説明に入る前に、基本的な知識をおさらいしましょう。
Webページ制作の内訳
Webページ制作は、いくつかの工程から成り立っています。
上記の工程でかかるそれぞれの役割を解説します。
ディレクション
この段階では、Webページの方向性やコンセプト、対象とするユーザーなどを決めていきます。Webページの基盤を作るフェーズと言えるでしょう。
デザイン
実際にWebページ上に表示されるイラストやフレームワークなどを制作します。テンプレートを使用する場合もあれば、1から作る場合もあります。
コーディング
デザインした内容が実際にWebページで表示されるように、プログラミング言語を用いてコードにしていく作業です。HTMLやCSSといった言語がよく使われます。
「Webデザイン」という言葉は、Webページ制作の過程の1つを示す場合もあれば、この全ての過程を総合して「Webデザイン」と呼ぶ場合もあるので、注意が必要です。
Webデザイナーへの依頼にかかる料金相場
それでは、実際にWebデザイナーへ制作を依頼するとどの程度料金がかかるのでしょうか?制作物の種類や工程によって見ていきましょう。
制作物の種類による違い
制作物によっても依頼費用相場は変わってきます。
- 「コーポレートサイト」:会社のホームページ
- 「ポータルサイト」:お役立ち記事や様々なサービスへとつながるサイト
- 「採用サイト」:学生向けの予約フォームなどが組み込まれていることが多い
- 「ECサイト」:ネットで買い物をする際に利用されるサイト・ネットショップ
- 「ランディングページ」:広告などから飛べるリンク先のサイト
上記のページの種類による料金表が以下です。
【Webページ種類別料金表】
ページ種類 | 料金相場 |
---|---|
コーポレートサイト(テンプレート使用) | 20〜30万円 |
ランディングページ | 10万~35万円 |
ポータルサイト | 150~500万円 |
採用サイト | 60万~200万円 |
ECサイト | 60万~200万円 |
このように、ポータルサイトやECサイト、採用サイトなど豊富なコンテンツが必要なものほど料金が高くなることがわかります。逆に、1ページのランディングページやテンプレートを利用する場合、工数が削減されるため、ほかと比較して安価で依頼できると言えます。
このようなサイトの種類やページ数以外にも、スマホ用サイトかパソコン用サイトか、あるいはどちらにも対応できるかといった分け方もあります。
制作工程による違い
次に、制作工程ごとの依頼費用の違いを見てみます。
【Webページ制作工程別料金表】
ページ種類 | 料金相場 |
---|---|
ディレクション | 5万~20万円
または全体の20%程度 |
デザイン | 5万~20万円 |
コンテンツ(テキスト・動画作成など) | 3万~20万円 |
コーディング | 3万~15万円 |
SEO対策(ページを上位に表示させる) | 10万円〜 |
ディレクションや維持費のように、制作料の総額のうち〇〇%が料金となる場合も。また、デザインやコンテンツはその内容によって大きく変動するでしょう。
工程別の場合は、締切までの期間やデザイナーの能力によっても左右される可能性があるため、自社でどこまでの料金を払うことができるのか先に決めておく方が良いです。
このほか、デザイン費用相場について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もあわせてご確認ください。
Webデザイナー依頼時3つのポイント
1. 求めるWebデザインを明確にする
「Webデザイン」という言葉は広く、Webページ制作は複雑です。
そのため、Webデザイナーには以下のように具体的な要望を伝えなければなりません。
- ディレクションからSEO対策ツールの導入まで、全てやってほしい
- すでに基盤はあるからコーディングだけ頼みたい
- コンテンツは自社にあるので、それを活かせるデザインをしてほしい
Webデザイナーへの依頼で大事なのは、「Webデザイナーに何をしてほしいのかを具体的かつ明確にする」こと。
まずは依頼料の料金比較を行う前に、この要件設定をきちんとすることが必要です。
2. Webデザイナーへの依頼はジョブディスクリプションにまとめる
ジョブディスクリプション(職務記述書)とは、依頼したい案件の報酬・作業範囲・難易度・必要なスキルがまとめられたもの。ジョブディスクリプションを通じて、Webデザイナーを募集することでミスマッチのないWebデザインの制作が可能になるでしょう。
以下では、ジョブディスクリプションのテンプレートを元に作成方法を解説しています。作成方法が気になる方はぜひご参考ください。
3. 価格だけでの判断は危険
価格だけで依頼先を判断することは危険。Webデザイナーへの依頼は以下の3つを考慮しましょう。
- Webページの制作経験
- 過去に制作したWebページのクオリティ(ポートフォリオ)
- 依頼する相手の信頼度
Webデザイナーの多くは自分の制作実績をポートフォリオを持っています。ポートフォリオには過去の成果物や制作期間・制作の際のポイントなどが記されていますので、ポートフォリオを元に依頼したいWebデザインのテイストにあっているかなどを判断しましょう。
Webデザインを依頼するメリット・デメリット【フリーランス/制作会社】
この項目では、Webデザイナーに依頼するメリットデメリットを個人のWebデザイナー(フリーランス)と制作会社ごとにご紹介いたします。
比較項目に合わせて、どちらを選ぶかご検討ください。
Web制作会社のメリット・デメリット
まず最初に、Web制作会社へ依頼するメリット・デメリットを考えてみましょう。
〈メリット〉
- 安定性/安全性がある
- 過去の制作ノウハウが蓄積されている
- サポートが充実している
制作会社は企業として存在しているため、いきなり連絡が取れなくなることは考えにくいです。
また長年Web制作を行っている企業であれば、それまでの知識や技能が蓄積されているため、高いクオリティの制作を期待できるでしょう。
デメリット
- 依頼料が割高
- 柔軟性がない
- 制作担当者を選べない
フリーランスに比べると、どうしても料金が高くなってしまう傾向にあります。
また、デザイナーの選定は依頼先の企業が行うのも考慮しましょう。自社とデザインの方向性が合わない担当者に当たってしまうと成果物のテイストやクオリティーを調整するのに手間がかかるケースもあります。
フリーランスのメリット・デメリット
次に、フリーランスに依頼するメリット・デメリットを見ていきます。
メリット
- 依頼料が安い
- 柔軟性が高い
- 実際に制作する人のスキルを見て検討できる
フリーランスの1番のメリットはコストが低いことにあります。依頼したら担当が決まる期間などもないため、比較的すぐに制作に取り掛かってもらえることも。
デメリット
- 信頼性が低い場合がある(途中で連絡が取れなくなるリスク)
- 要件が十分に設定されている必要がある
フリーランスにはエンジニアやデザイナーなど専門職が多く、Webサイト制作全てを依頼することは難しい可能性があります。
以上が制作会社とフリーランスとの比較です。ご自身の会社や依頼したい要件に合わせてフリーランスと制作会社のどちらに依頼すべきかを決めましょう。
どちらの場合でも、
- 自分の会社がどれほどWebサイトについて力をかけているのか
- Webサイト制作についてどれほどの明確なイメージがあるのか
などの自社の状況を正確に把握することが大切です。
ある程度Webデザイナーに求める要件が定まっていて、なおかつ特定の工程だけ依頼したい場合などはフリーランスの方が良いと言えます。
一方で、「なんとなくWebサイトを作って欲しいが、イメージなどはわからない」というように要件が曖昧で定まらない場合はWeb制作会社が良いかもしれません。要件設定から一緒に相談に乗ってくれる会社も多くあります。
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