営業代行の依頼|料金体系や相場、選び方、おすすめエージェント8選を紹介
企業活動で最も重要なポジションである営業職は、自社で育成ノウハウを構築し、優秀な人材を育てるまでに相当な時間とコストが必要となります。
しかし、ベンチャーやスタートアップ企業においては、起業してすぐに売上を立てるため、できるだけ優秀な人材を早く獲得しなければなりません。
そこで注目されているのが「営業代行」です。営業代行の費用は業種や契約内容によってさまざまで、自社の目的やニーズに合った人材や報酬体系を選ばなければ、費用対効果が悪くなる可能性があります。
そこで今回は、営業代行を依頼する際の料金体系や相場、選び方を解説し、おすすめのエージェント8選も紹介します。
営業代行を利用しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
営業代行とは
営業代行とは、企業が社外のフリーランスや副業人材、営業代行会社などに、営業業務を外注する手法を言います。営業代行は、おもにBtoBビジネスで活用されることが多いのが特徴です。
また営業代行では、クライアント企業の営業を代行するだけでなく、営業プロセスそのものを代行します。
そのためクライアント企業は、外注した営業代行のスタッフから、マーケティングや営業手法を学べる可能性があります。
そこで営業代行を活用する際は、経験と実績の豊富な営業代行人材に業務を依頼するのがおすすめです。そうすることで営業成績が向上するのはもちろん、営業にかかる工数を減らし、高度な営業スキルやノウハウを獲得できる可能性が高まるでしょう。
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営業代行の特徴
営業代行を請け負う業者は、フリーランスや副業人材といった個人で業務を請け負う業者と、営業代行会社などの法人業者があります。
以下では、それぞれの特徴やメリットを紹介します。
フリーランスや副業人材の特徴とメリット・デメリット
フリーランスや副業人材の営業代行の特徴は、会社の規定に縛られることがないため、クライアントの要望に細かく対応できるのもメリットと言えるでしょう。交渉次第では、土日や祝日、夜間の対応も可能です。
ただし、フリーランスや副業人材の場合は、個人で活動しているため、まとまった人数を獲得するには不向きと言えます。
そこで複数の人数を確保したいときは、フリーランスのマッチングサイトの利用がおすすめです。
マッチングサイトでは、経験と実績が豊富な営業スタッフを、自社の商品やサービスに合わせてマッチングしてくれます。人選も人材マッチングのプロが面接して行うため、人材のミスマッチが少ないのがメリットです。
営業代行会社(法人)の特徴とメリット・デメリット
営業代行会社には、営業スタッフが多数在籍しているため、まとまった営業工数を外注したいときに便利です。
また営業代行会社の社員は、徹底したスタッフ教育とルール管理がされているため、安心して自社の営業を任せられるのが特徴です。
ただし営業代行会社の場合は、営業代行会社のルールに沿った営業活動となるため、クライアントの細かな要望に対応できない可能性が高いのがデメリットとなります。
また営業代行にかかる費用の相場が、フリーランスや副業人材と比較して高めなことが多いのもデメリットです。
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営業代行の料金体系と相場
ここでは、営業代行の料金体系と相場、それぞれの特徴を解説します。
営業代行へ支払う料金体系は、主に以下の3つのパターンに分けられます。
固定報酬型
固定報酬型は、毎月一定の報酬額を営業代行スタッフや法人に支払う料金体系です。
営業成果に関係なく、料金が固定されているため、設定した予算の範囲内で営業代行を利用できるのがメリットです。
一般的な料金の相場は、営業スタッフ1人あたり50万円~60万円/月程度で、専門性の高い業務では100万円/月を超えるケースもあります。
固定報酬型を選ぶ際は、営業活動において「販路や顧客がある程度確保されていること」や「成約率が高い商材」である場合に有効な手段と言えます。また、どうしても人手が足りない場合に短期で利用するのもおすすめです。
一方、専門知識を要する営業スタッフが必要なときや、人数が大量に必要なときなどは、費用総額が高くなるため注意が必要です。
成果報酬型
成果報酬型は、営業代行があげた成果ごとに料金を支払うパターンです。基本的には、成果があがらなければ料金を支払う必要がありません。
そのため成果報酬型の営業代行は、すべての商材に対して対応していないのが特徴です。
また成果に対する報酬が割高に設定されているのが特徴で、実績のある営業スタッフの場合は、固定報酬型よりも料金が高くなるケースもあります。
一般的な料金相場は、だいたい売上の30%~50%程度となっています。
このような特徴から、成功報酬型の営業代行は、高単価で高利益な商材の営業に向いていると言えるでしょう。
複合報酬型
複合報酬型は、固定報酬型と成功報酬型を組み合わせた報酬体系です。
複合報酬型では、報酬の大部分を成功報酬に置くことが多く、固定報酬を営業活動の実費程度に抑えられるのが特徴です。
固定報酬と成功報酬の割合は、それぞれの外注先によって異なるため、契約時にしっかりと確認しましょう。
一般的な費用相場は、固定報酬分が月に約10万円~/月と、固定報酬型よりも比較的安く、それをベースに成果報酬が上乗せされる仕組みです。
複合報酬型は、テレアポなどの業務で多く採用されています。
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料金体系ごとのメリットとデメリット
以下では、料金体系ごとのメリットとデメリットを一覧表で確認します。
料金体系 | メリット | デメリット |
固定報酬型 | ・決めた予算内で営業代行を活用できる | ・成果が上がらなくても費用が発生する |
成果報酬型 | ・成果が出るまで費用が発生しない | ・決めた予算をオーバーする場合がある |
複合報酬型 | ・固定報酬型と成果報酬型の良いと部分を活かせる ・固定費分で雑務を依頼できる | ・成果報酬の割合が高すぎると強引な営業活動が発生する場合がある |
営業代行の依頼はフリーランスがおすすめ
上記のように、営業代行の依頼は、法人かフリーランス(副業人材含む)から選ぶことになります。法人とフリーランスそれぞれメリットとデメリットがありますが、10名を超えるような大人数でない限り、費用を抑えて優秀な人材を確保できるフリーランスへの依頼がおすすめです。
同じ業務を依頼したとしても、法人への依頼と比較してフリーランスへの依頼では、固定報酬型と成果報酬型どちらのケースでも費用の相場が下がります。
また「自社のニーズにあった即戦力人材に依頼できる」「担当者の実績や人柄を事前に確認できる」「柔軟に業務に対応してくれる」といった点においても、フリーランス人材がおすすめです。
営業代行を依頼する3つの手順
営業代行を依頼する際は、次の3つの手順を踏むことで、優秀な人材を採用できる確率が上がるでしょう。
- 職務記述書(ジョブディスクリプション)を設定
- 営業代行のマッチングサービスに登録
- 募集活動を行なう
それぞれ解説します。
1.職務記述書(ジョブディスクリプション)を設定
まずは、職務記述書(ジョブディスクリプション)の設定をおすすめします。職務記述書(ジョブディスクリプション)とは、職務内容や給与・待遇などを詳しく記した書類のこと。
エンジニアやマーケターといった専門職の採用や、「仕事・職務」に合わせて人材を採用する「ジョブ型雇用」という人事システムで活用されることの多い書類です。
報酬体系を考える際は、ジョブディスクリプションを使うことで業務内容を明確に規定し、作業の効率化を進められます。成果に対して費用が発生する業務には、とくに有効であるため、今後は日本国内でもジョブディスクリプションが広まるでしょう。
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2.営業代行のマッチングサービスに登録
次に自社の商材に合ったマッチングサービスを選択し、登録しましょう。複数のサービスを選び、相談しながら決めるとよいでしょう。
マッチングサービスにはそれぞれに得意な分野があるため、登録する前に、自社の求める人材とのマッチングが可能かどうかをサービス会社に相談するのがおすすめです。
3.募集活動を行なう
マッチングサービスに登録したら、そのサービスの担当者に相談しながら、自社に合う人材を募集します。たとえば、私たちが運営する『Workship』なら、人材提案や、案件による掲載募集、人材を見てのスカウトなどができ、最適な人材をすばやくマッチングできるでしょう。
▼以下の資料では、セールス人材の採用の方法から採用するまでのステップを解説しています。
セールス人材の採用をお考えの方はぜひご参考にしてください。
営業代行におすすめの人材エージェント8選
以下では、おすすめの人材エージェント8選を紹介します。
Workship(ワークシップ)
Workship(ワークシップ)は、フリーランス登録者数42,100名以上、導入企業800社以上の、企業とフリーランスのビジネスマッチングサイトです。
ソリューション営業やインサイドセールス、営業組織のコンサルティングなど営業の案件も多数発注されています。
また、機械学習による独自のスコアリング技術で、ユーザー選定が一目で完了する便利な機能も実装されています。募集掲載は無制限なので、必要な求人を豊富な人材から選定可能です。
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Saleshub(セールスハブ)
Saleshub(セールスハブ)は、フリーランス・副業の営業職の方をマッチングする日本最大級の営業支援プラットフォームです。
2021年4月時点で、業種・年齢問わず14,000人以上の人が登録、参加企業も1,700社以上と利用者が多いので、自社にマッチングした営業人材を見つけられる可能性も高まります。
また、企業側は完全成果報酬制で報酬を支払う仕組みなので、成果が出なかったときのリスクを抑えられます。
ウルマップ for Biz
ウルマップ for Biz は、営業に課題がある企業や、自社商材を展開したい企業と、全国8,000以上の営業人材・営業代行会社とをつなげるビジネスサポートです。
問い合わせた後は、まずはウルマップ for Biz の担当者が、求人掲載のサポートから始めてくれます。
全国の営業人材や、営業代行会社が登録しているので、営業リソースの補充や、複数地域での販売テスト、自社支店がない地方での販路開拓など、多様な種類のニーズに対応します。
求人掲載費用は、応募数にあわせて費用が発生するプラン、月額固定プランなど、様々なプランがあります。
Sidebizz(サイドビズ)
Sidebizz(サイドビズ)は、フリーランス・副業の営業職の方をマッチングする営業支援プラットフォームです。
Sidebizz には営業代行を利用することで、新しい販路を開拓したり、紹介営業を加速させたりするための、便利な機能が多数実装されています。
また、掲載は無料で始められるので、気軽に試すことができます。
kakutoku(カクトク)
kakutoku(カクトク)は、企業の営業課題に合わせて、最適なフリーランスの営業人材や営業代行企業をマッチングさせてくれる、日本最大級の営業代行プラットフォームです。
最大の特徴は、kakutoku の専任のプロディレクターが、企業の営業課題をヒアリングし、登録してある1万人の営業人材の中から、最適な営業代行チームを構築してくれる点です。
これにより、営業戦略からマネジメントまでをワンストップで任せることが可能です。
フリーランス名鑑
フリーランス名鑑は、登録不要・手数料無料で直接フリーランスに仕事を依頼できるプラットフォームです。
営業実績やスキルが豊富なフリーランスが多く在籍しており、登録フリーンランスによるSNSやメディアでの発信が多いので、安心して依頼できます。
相談は完全無料で、相談後にキャンセルすることもできるので、気軽に相談できます。
lotsful
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社が運営する副業人材マッチングサービスが『lotsful(ロッツフル)』です。
『lotsful』は、取引先が企業だけに留まらず、自治体の地方創生に関連する案件や官公庁と共に副業活用推進の取り組みを実施するなど、個人と企業の成長に繋がるプロジェクト創出を幅広く展開しています。
『lotsful』は、副業を活用した個人と企業のマッチングにより、個人の自律的なキャリア形成支援と企業の人材獲得・事業成長支援を目指しています。
復業クラウド(旧Another works)
復業クラウド(旧Another works)は、大手企業からスタートアップ企業、地方自治体まで、累計900社以上が導入する営業代行マッチングサイトです。
即利用可能で求人掲載からマッチングまで最短即日で行えるのが魅力。また、使いやすさを追求したUI・UXで求人の掲載からタレントの検索、メッセージのやりとりまで感覚的に操作が可能です。
加えて、累計900社以上の複業活用実績をもつカスタマーサクセスによる手厚いフォローで採用成功をサポートします。
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