営業代行の時給相場は?勤務形態・年代・地域別の平均単価とフリーランス採用サービス8選を徹底解説
インターネット環境が整備されたことにより、近年はインサイドセールスなどの営業活動をフリーランスや副業人材などへ依頼するケースが増えています。
営業人材の採用では、個々の業務内容やスキル、経験に違いがあるため、優秀な人材を効率良く探して契約することが重要です。
優秀な営業人材を効率良く獲得するためには、時給単価の相場を知り、仕事に見合った報酬で人材募集と採用を行う必要があります。
そこで今回は、営業人材の雇用形態や地域別の時給相場を紹介します。
営業人材の採用を進めている人事・採用担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
営業代行とは
営業代行とは、企業が外部のフリーランスや営業代行会社などに、営業業務を外注する手法です。
営業代行では、クライアント企業の営業を代行するだけでなく、営業プロセスそのものを代行します。
そのため、クライアント企業は、営業代行スタッフからマーケティングや営業手法を学べる可能性があるのもメリットと言えます。
経験と実績の豊富な営業代行スタッフに業務を依頼することで、営業にかかる工数を減らすだけでなく、高度な営業ノウハウを獲得できるチャンスとなり得るでしょう。
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雇用形態別の営業代行の時給単価/相場
ここでは、雇用形態別の営業人材の平均時給について解説します。
※本記事内の報酬計算の方法:時給・年収は1日8時間労働・月間20日勤務・勤務期間12ヶ月を基準に算出しています。
雇用形態 | 平均時給 | 平均年収 |
フリーランス | 1,500円 | 2,880,000円 |
正社員 | 1,974円 | 3,790,000円 |
派遣社員 | 1,341円 | 2,574,720円 |
パート・アルバイト | 968円 | 1,858,560円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
フリーランス
フリーランスの営業代行の平均時給は、約1,500円程度となっています。
ただ営業代行の種類や販売する商品やサービス、また個人のスキルの差によって変動が大きく、法人営業やフィールドセースルの場合には、月に100万円以上の報酬を得る人もいます。
▼下記の記事では、営業代行の種類や費用相場について詳しく解説しています。ぜひご参照ください。
正社員
正社員の営業スタッフの平均時給を計算すると、約1,974円で最も高い時給となります。
正社員の場合には、給与以外にも社会保険や福利厚生といった会社負担の費用が増えるため、実際はさらに高くなるでしょう。
派遣社員
派遣社員の営業スタッフを採用する場合の平均時給は、約1,341円となっています。
派遣人材を採用する場合は、自社でスタッフの採用活動をしなくても良いため採用コストを抑えられる反面、契約期間が決まっているため良い人材であっても継続的に仕事を依頼できないデメリットがあります。
パート・アルバイト
パート・アルバイトの営業代行を採用する場合の平均時給は、約968円と最も安い時給となっています。
ただし、テレアポ業務などの営業代行に関しては、1200円以上の時給が付くことも多く、営業の内容によってかなり差があるため注意が必要です。
地域別の営業社員の時給相場
営業人材の時給は、勤務する企業のある地域によっても大きく異なっています。
東京を中心とした関東エリアが最も高く、地方は主要都市であっても単価が低くなる傾向にあります。
ここで紹介するのは、正社員の年収からおおよその時給を計算した数値です。
北海道・東北エリア
北海道・東北エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
宮城県 | 1,917円 | 3,680,000円 |
福島県 | 1,839円 | 3,530,000円 |
岩手道 | 1,828円 | 3,510,000円 |
山形県 | 1,812円 | 3,480,000円 |
北海道 | 1,802円 | 3,460,000円 |
秋田県 | 1,776円 | 3,410,000円 |
青森県 | 1,740円 | 3,340,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
甲信越・北陸エリア
甲信越・北陸エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
福井県 | 1,932円 | 3,710,000円 |
長野県 | 1,875円 | 3,600,000円 |
山梨県 | 1,870円 | 3,590,000円 |
富山県 | 1,844円 | 3,540,000円 |
石川県 | 1,844円 | 3,540,000円 |
新潟県 | 1,823円 | 3,500,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
関東エリア
関東エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
東京都 | 2,339円 | 4,490,000円 |
神奈川県 | 2,021円 | 3,880,000円 |
千葉県 | 1,990円 | 3,820,000円 |
栃木県 | 1,974円 | 3,790,000円 |
埼玉県 | 1,927円 | 3,700,000円 |
茨城県 | 1,911円 | 3,670,000円 |
群馬県 | 1,891円 | 3,630,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
関西エリア
関西エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
大阪府 | 1,964円 | 3,770,000円 |
京都府 | 1,906円 | 3,660,000円 |
兵庫県 | 1,884円 | 3,620,000円 |
滋賀県 | 1,875円 | 3,600,000円 |
奈良県 | 1,818円 | 3,490,000円 |
和歌山県 | 1,719円 | 3,300,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
東海エリア
東海エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
愛知県 | 1,974円 | 3,790,000円 |
静岡県 | 1,917円 | 3,680,000円 |
三重県 | 1,891円 | 3,630,000円 |
岐阜県 | 1,880円 | 3,610,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
四国エリア
四国エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
香川県 | 1,885円 | 3,620,000円 |
徳島県 | 1,812円 | 3,480,000円 |
愛媛県 | 1,812円 | 3,480,000円 |
高知県 | 1,714円 | 3,290,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
中国エリア
中国エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
岡山県 | 1,922円 | 3,690,000円 |
広島県 | 1,885円 | 3,620,000円 |
山口県 | 1,807円 | 3,470,000円 |
島根県 | 1,740円 | 3,340,000円 |
鳥取県 | 1,714円 | 3,290,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
九州・沖縄エリア
九州・沖縄エリアの平均時給は下記の通りです。なお、サンプルデータの少ない県は未掲載としています。
地域 | 平均時給 | 平均年収 |
---|---|---|
福岡県 | 1,922円 | 3,690,000円 |
熊本県 | 1,848円 | 3,550,000円 |
大分県 | 1,823円 | 3,500,000円 |
佐賀県 | 1,812円 | 3,480,000円 |
鹿児島県 | 1,771円 | 3,400,000円 |
沖縄県 | 1,750円 | 3,360,000円 |
長崎県 | 1,729円 | 3,320,000円 |
宮崎県 | 1,703円 | 3,270,000円 |
出典データ:求人ボックス ・弊社調べ
営業代行の報酬形態と費用の相場
営業代行へ支払う報酬体系は、主に以下の3つのパターンに分けられます。ここでは、営業代行の報酬体系と相場、それぞれの特徴を解説します。
固定報酬型
固定報酬型は、毎月一定の報酬額を営業代行スタッフや法人に支払うパターンです。
営業成果とは関係なく、報酬が固定されているため、設定した予算の範囲内で営業代行を利用できるのが特徴です。
一般的な費用相場は、営業スタッフ1人あたり50万円~60万円程度で、専門性の高い業務では100万円を超えるケースも見られます。
固定報酬型を選ぶ際は、営業活動において「販路や顧客がある程度確保されていること」や「成約率が高い商材」である場合に有効な手段と言えます。また、どうしても人手が足りない場合に短期で利用するのもおすすめです。
一方で、専門知識を要する営業スタッフが必要なときや人数が大量に必要なときなどは、費用が大きくなる恐れがあるため注意が必要です。
成果報酬型
成果報酬型は、営業代行があげた成果ごとに報酬を支払うパターンです。基本的には、成果があがらなければ報酬を支払う必要がありません。そのため成果報酬型の営業代行は、すべての商材に対して対応していないのが特徴です。
また成果に対する報酬が割高に設定されているのが特徴で、実績のある営業スタッフの場合は、固定報酬型よりも料金が高いケースもあります。
一般的な費用相場は、売上の30%~50%程度となっています。
このような特徴から、成功報酬型の営業代行は、高単価で高利益な商材の営業に向いていると言えるでしょう。
複合報酬型
複合報酬型は、固定報酬型と成功報酬型を組み合わせた報酬形態です。
複合報酬型では、報酬のメインを成功報酬としていることが多く、固定報酬を営業活動の実費程度に抑えられるのが特徴です。固定報酬と成功報酬の割合は、それぞれの営業代行業者やフリーランスによって異なるため、契約時に確認しましょう。
一般的な費用相場は、固定報酬分が月に約10万円~と固定報酬型よりも比較的安く、そこに成果報酬が上乗せされる仕組みとなっています。
複合報酬型は、主にテレアポなどの業務で採用されています。
▼以下の資料では企業がセールス・営業人材を採用する際に知っておきたい採用のステップを解説しています。 ぜひご参照ください。
営業代行を請け負うフリーランスの特徴
では、営業代行を請け負うフリーランスとは、どのような人材なのでしょうか。
営業代行フリーランスの特徴としては次のようなものが挙げられます。
- 営業の実績が豊富で、営業活動が得意な人材が多い
- フリーランスによって、スキルや得意分野の幅が大きい
営業の実績が豊富で営業活動が得意な人材が多い
営業代行フリーランスは、企業で営業担当として実績を積んだのちにフリーランスとして独立した人材が多く、即戦力として期待できます。
また、彼らは個人の営業力を生業としているため、営業活動が得意な方が多い傾向にあります。
人材によってスキルや得意分野の幅が大きい
営業代行フリーランスは、人材によってスキルや得意とする業界・商材の幅がかなり大きいです。
「営業代行フリーランス」と一言で言っても、営業企画やコンサルティング営業といった難易度の高い営業活動まで請け負える人材から、テレアポ業務だけを請け負うような人材まで、様々な営業代行フリーランスがいます。
自社のニーズにあった人材を慎重に選び、依頼するようにしましょう。
営業代行をフリーランスに依頼するメリット
ここでは、営業代行を営業代行会社ではなく、フリーランスに依頼するメリットをご紹介します。
- 自社のニーズにあった即戦力となる人材に依頼できる
- 担当者の実績やコミュニケーション力を事前に確認できる
- 法人の営業代行よりもコストを抑えられる
- 柔軟に対応してくれる
自社のニーズにあった即戦力となる人材に依頼できる
フリーランス人材であれば、数多くのフリーランスの中から、経歴や、得意な業界・商材、営業活動の担当範囲、人柄などを見て、自社のニーズに合った即戦力となる人材にアプローチすることができます。
フリーランスと企業のビジネスマッチングサイトを利用すると、条件で絞って検索をかけたり、事前にフリーランスのプロフィールを確認したりできるので、効率よく自社とマッチングする人材を探せるでしょう。
担当者の実績やコミュニケーション能力を事前に確認できる
フリーランスに依頼する場合は、事前にやり取りを通じて、担当者の実績や、コミュニケーション能力を確認することができます。
一方で、営業代行会社に依頼する場合は、アサインする担当者は営業代行会社が決めるため、確認することはできません。
担当者のコミュニケーション能力や人柄まで知った上で依頼できるのは、安心感が大きいといえます。
コストが抑えられる
フリーランスの営業代行を利用することで、法人の営業代行を利用する場合よりもコストを抑えられる傾向にあります。
法人の営業代行会社のように、社員の人件費や広告費、会社の運営費用がかからないためです。
営業代行会社の料金相場は、固定報酬型で月額約50万円から、成果報酬型なら売上の30%から50%程度です。
営業代行フリーランスの料金相場は、人材によって幅がありますが、固定報酬型で月額約30万円から、成果報酬型なら売上の30%から50%程度です。
柔軟に対応してくれる
パッケージにないイレギュラーな対応など、営業代行会社には断られてしまうような依頼であっても、フリーランスの営業代行は、個人に裁量があるため、柔軟に対応してくれる可能性が高いです。
綿密に打ち合わせをすることにより、企業側は自分達が必要としているサービスだけをピンポイントに依頼することができます。
営業代行を探すためのマッチングサイト8選
営業代行を探せるマッチングサイトやプラットフォームは多数ありますが、それぞれに特徴があります。
ここではおすすめのマッチングサイト8選をご紹介いたします。
1.Workship(ワークシップ)
Workship(ワークシップ)は、フリーランス登録者数42,100名以上、導入企業800社以上の、企業とフリーランスのビジネスマッチングサイトです。
ソリューション営業やインサイドセールス、営業組織のコンサルティングなど営業の案件も多数発注されています。
また、機械学習による独自のスコアリング技術で、ユーザー選定が一目で完了する便利な機能も実装されています。
募集掲載とアプローチは無制限なので、必要な求人を豊富な人材から選定可能です。
2.Saleshub(セールスハブ)
Saleshub(セールスハブ)は、フリーランス・副業の営業職の方をマッチングする日本最大級の営業支援プラットフォームです。
2021年4月時点で、業種・年齢問わず14,000人以上の人が登録、参加企業も1,700社以上と利用者が多いので、自社にマッチングした営業人材を見つけられる可能性も高まります。
また、企業側は完全成果報酬制で報酬を支払う仕組みなので、成果が出なかったときのリスクを抑えられます。
3.ウルマップ for Biz
ウルマップ for Biz は、営業に課題がある企業や、自社商材を展開したい企業と、全国8,000以上の営業人材・営業代行会社とをつなげるビジネスサポートです。
問い合わせた後は、まずはウルマップ for Biz の担当者が、求人掲載のサポートから始めてくれます。
全国の営業人材や、営業代行会社が登録しているので、営業リソースの補充や、複数地域での販売テスト、自社支店がない地方での販路開拓など、多様な種類のニーズに対応します。
求人掲載費用は、応募数にあわせて費用が発生するプラン、月額固定プランなど、様々なプランがあります。
4.Sidebizz(サイドビズ)
Sidebizz(サイドビズ)は、フリーランス・副業の営業職の方をマッチングする営業支援プラットフォームです。
Sidebizz には営業代行を利用することで、新しい販路を開拓したり、紹介営業を加速させたりするための、便利な機能が多数実装されています。
また、掲載は無料で始められるので、気軽に試すことができます。
5.kakutoku(カクトク)
kakutoku(カクトク)は、企業の営業課題に合わせて、最適なフリーランスの営業人材や営業代行企業をマッチングさせてくれる、日本最大級の営業代行プラットフォームです。
最大の特徴は、kakutoku の専任のプロディレクターが、企業の営業課題をヒアリングし、登録してある1万人の営業人材の中から、最適な営業代行チームを構築してくれる点です。
これにより、営業戦略からマネジメントまでをワンストップで任せることが可能です。
6.フリーランス名鑑
フリーランス名鑑は、登録不要・手数料無料で直接フリーランスに仕事を依頼できるプラットフォームです。
営業実績やスキルが豊富なフリーランスが多く在籍しており、登録フリーンランスによるSNSやメディアでの発信が多いので、安心して依頼できます。
相談は完全無料で、相談後にキャンセルすることもできるので、気軽に相談できます。
7.lotsful
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社が運営する副業人材マッチングサービスが『lotsful(ロッツフル)』です。
『lotsful』は、取引先が企業だけに留まらず、自治体の地方創生に関連する案件や官公庁と共に副業活用推進の取り組みを実施するなど、個人と企業の成長に繋がるプロジェクト創出を幅広く展開しています。
『lotsful』は、副業を活用した個人と企業のマッチングにより、個人の自律的なキャリア形成支援と企業の人材獲得・事業成長支援を目指しています。
8.複業クラウド(旧Another works)
複業クラウド(旧Another works)は、大手企業からスタートアップ企業、地方自治体まで、累計900社以上が導入する営業代行マッチングサイトです。
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加えて、累計900社以上の複業活用実績をもつカスタマーサクセスによる手厚いフォローで採用成功をサポートします。
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