リモートワークと業務委託は相性が良くない?起こり得る問題点と解決策を解説
リモートワーク化が進むに従って、今まで出社して業務委託をしていたスタッフにも在宅ワークをしてもらうことになっています。
しかし、社員とは異なり、業務委託のスタッフがリモートワークをすることにはいくつかの問題をはらんでいます。
どのような問題があるのか、また、解決策について解説します。
業務委託をリモートワーク化する際に生じる問題点
リモートワークの導入に当たって、社員だけでなく業務委託スタッフにも働き方を変えてもらうことになります。
今まで出社していた業務委託スタッフにリモートワークしてもらう際には、さまざまな問題が生じる可能性があります。
おもな6つの問題について見ていきましょう。
- 会社のパソコンが使えなくなる
- システムやセキュリティの問題が生じる
- 業務進捗を管理しにくくなる
- ペーパーレス対応していない書類がある
- 自宅をオフィスとして使用する
- 電気代などの負担増
会社のパソコンが使えなくなる
今までは業務委託スタッフには、会社のパソコンで作業をしてもらっていたことでしょう。
しかし、リモートワーク化することで会社のパソコンを使って作業をしてもらえなくなります。
業務委託したスタッフの家に適したパソコンがない場合は、作業継続が困難になることもあるでしょう。
システムやセキュリティの問題が生じる
仮に自宅にパソコンがあったとしても、業務内容によっては特殊なシステムがないと遂行できない可能性があります。
また、業務委託スタッフのパソコンにセキュリティソフトを入れていない場合、無料Wi-Fiでアクセスしているなどの場合には、セキュリティの問題が生じるかもしれません。
業務進捗を管理しにくくなる
今までであればその場で業務進捗を管理できましたが、リモートワーク化することで業務がどこまで進んだのか把握しにくくなることもあります。
社員とは異なり、業務委託スタッフの場合は個別に電話やメールで連絡を取る機会が少なかったために、やり取りしづらいと感じるかもしれません。
ペーパーレス対応していない書類がある
すべての書類をペーパーレス化していないオフィスでは、紙の書類を記入するだけのために出社しなくてはならないこともあるでしょう。
休暇届や遅刻届などもペーパーレス化していないオフィスが多いため、スムーズにリモートワークに移行できないこともあります。
自宅をオフィスとして使用する
自宅をオフィスとして使用することが契約に含まれていない場合は、業務委託したスタッフにとってはリモートワークへの対応が難しいこともあるかもしれません。
自宅にパソコンがない、ワークスペースがないなどの問題により、業務継続が難しくなる可能性があります。
電気代などの負担増
自宅で作業をすることで自宅の電気代などの料金が増えてしまうことが想定されます。
パソコンなどの電気代だけでなく、照明やエアコンなどの使用量も増えるため、電気代は著しく増加するかもしれません。
給料を受け取っている社員であればカバーできても、作業に対する報酬のみを受け取っている業務委託スタッフにとっては負担増と感じる可能性があります。
業務委託のリモートワーク化における諸問題への対処策とは?
紹介したように、リモートワーク化することで業務委託スタッフの周辺には多数の問題が発生します。
しかし、それぞれ対処策がないわけではありません。
業務委託スタッフのリモートワーク化を推進する上で、検討できる対処策について見ていきましょう。
問題点 | 対処策 |
---|---|
会社のパソコンが使えない | 貸与用のパソコンの購入 |
システムやセキュリティの問題 | アカウント作成とセキュリティ講習 |
進捗管理が難しい | 報告フローの作成 |
紙の書類 | ペーパーレス化 |
自宅をオフィスとして利用する | 追加契約 |
電気代の負担増 | 追加報酬 |
問題点:会社のパソコンが使えない
→ 貸与用パソコンの購入
貸与用のパソコンを用意することで、自宅にパソコンがない場合や特殊なシステムが必要な場合でも、問題なく作業をしてもらえるようになります。
必要なシステムやセキュリティソフトなどをインストールしておけば、会社にいるのと同じ環境で働いてもらうことが可能です。
問題点:システムやセキュリティの問題
→ アカウント作成とセキュリティ講習
システムの導入に対しては、利用するシステムのアカウントを増やす必要が生じることもあります。
早めにアカウントを増やし、業務委託スタッフがスムーズに作業できるようにしておきましょう。
また、業務委託したスタッフの自前パソコンで業務してもらう場合には、セキュリティソフトをインストールするための費用を出すなどして、セキュリティ強化を図ることができます。
加えて、セキュリティに対する意識を高めるために、講習が必要になることがあるかもしれません。
問題点:進捗管理が難しい
→ 報告フローの作成
業務進捗管理フローを作成し、こまめに進捗状況を報告するように業務委託スタッフに依頼しましょう。
しかし、電話やメールで進捗状況を報告するようにすると、ワーカーの負担が増えてしまう場合があります。
オンラインで共有できるワークシート型であれば、ワーカーはあまり時間をかけずに報告できるでしょう。
問題点:紙の書類
→ ペーパーレス化
紙の書類を多数使用している場合は、早期にペーパーレス化を進めることでリモートワーク化を推進していくことができます。
ペーパーレス対応していない書類が多く、短期間ですべての書類をペーパーレス化することが難しい場合は、ファックスなどを用いる方法も検討しましょう。
ただし、業務委託スタッフの自宅にファックスがない可能性があります。
ファックスはあくまでも一時的な手段とし、早期にペーパーレス化を進めていきましょう。
問題点:自宅をオフィスとして使用する
→ 追加契約
業務委託スタッフの自宅をオフィスとして使用するには、追加契約が必要となります。
契約事項を明記した書類を作成し、業務委託スタッフに理解と同意を求めましょう。
問題点:電気代の負担増
→ 追加報酬
電気代などの諸経費はどちらが負担するのかについても契約書に記載します。
場合によっては追加報酬という形で了承を得る必要があるかもしれません。
リモートワーク化したのは会社の都合なので、できるだけワーカーに負担をかけないように取り図ることが好ましいでしょう。
▼以下では、準委任契約の特徴やメリットデメリット、活用するためのポイントまでを詳しく解説しています。ぜひ貴社の業務委託契約にお役立てください。
リモートワークに対する上記の対策を実施することで、次回からの業務委託においてスムーズにリモートワークに対応してもらいやすくなります。
今後一層リモートワーク化は進むと予測されるので、早めにリモートワーク化に関する社内規定の策定、パソコンなどの貸与物の準備などを進めておきましょう。
リモート人材におすすめのエージェント12選
ここでは、リモート人材探しにおすすめのフリーランス専門エージェントを紹介します。フリーランスを採用するメリットやデメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. Workship
Workshipはエンジニア/デザイナー/PMまで幅広い職種で、42,100人以上のフリーランス人材が在籍するフリーランス専門エージェントです。募集だけでなく企業側からスカウトできるため積極的な採用をしたい企業におすすめです。
また、フリーランスの実績や経験がわかりにくい採用課題をWorkship独自のアルゴリズムでスコアリングし、即戦力となるフリーランスを採用できます。
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2. Midworks
▲出典:Midworks
Midworksはフリーランス専門のエージェントです。エンジニア案件を多く取り扱っており、業界最安値のマージン率10〜15%で運営されています。
Midworksでは、フリーランスの勉強費用を月1万円まで負担してくれるサービスがあり、登録するフリーランスにとっては登録する魅力があるため、スキルアップを求めるフリーランスエンジニアが集まると考えられるかもしれません。
特徴・メリット |
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3. ポテパンフリーランス
▲出典:ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスはプログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を運営する株式会社ポテパンが運営するフリーランス専門エージェントです。プログラミングスクールを傘下にもつエージェントだからこそ、フリーランスへの対応が厚く採用企業側の心配事が少ない点がメリットです。
メインはエンジニアやプログラマーといったIT人材ですが、PMやイラストレーターといった案件も幅広くあります。
特徴・メリット |
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4. レバテック
▲出典:レバテック
レバテックは、フリーランス専門エージェントの大手企業として、取引企業5,000以上、登録エンジニアやクリエイター数は20万人以上の規模となっています。
レバテックが紹介するフリーランス人材は「準委任契約」で働くスタッフで、成果物の納品を目的としない、業務を遂行するためのIT人材を求める方におすすめです。
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5.テックビズフリーランス
▲出典:テックビズ
テックビズフリーランスは、取引先企業1,400社以上、4,000名を超えるエンジニアが登録している大手フリーランスエージェントサイトです。常時採用可能なエンジニアも300名以上おり、最短即日契約も可能です。
テックビズフリーランスでは、テックビズからの紹介意外に、企業からのスカウティングもできるため、能動的な採用活動を進めることもできます。
特徴・メリット |
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6.PE-BANK(ピーイー・バンク)
PE-BANK(ピーイー・バンク)は、マージンや手数料の公開など、透明性の高い契約が評判のフリーランスエージェントです。
東京・大阪以外のエリアの案件が多いため、地方都市の企業にもおすすめできます。
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7.ギークスジョブ(geechs job)
大手企業案件が多いギークスジョブ(geechs job)は、年間契約数1万件以上とITエンジニアの利用実績も豊富。
早く自分の希望条件に合う案件・求人の紹介を受けたいフリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーにおすすめのエージェントサービスです。
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8.テクフリ
▲出典:テクフリ
フリーランスエンジニア向けの案件・求人サイトのテクフリ(テックキャリアフリーランス)は、案件・求人情報が常時1万件以上のおすすめフリーランスエージェント。
主な対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉で、東京周辺でフリーランスのITエンジニアを探す際におすすめのフリーランスエージェントです。
特徴・メリット |
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9.HiPro Tech
▲出典:HiPro Tech
HiPro Tech(ハイプロテック・旧i-common techサービス)は、エンジニアやITコンサルタントに特化したフリーランスエージェント。
運営会社は東証プライム上場企業のパーソルキャリア株式会社で、転職サイトのdodaやハイクラス転職エージェントのdoda Xを運営しています。
特徴・メリット |
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10.ランサーズエージェント
▲出典:ランサーズエージェント
クラウドソーシングサービスで有名なランサーズ株式会社のグループ会社が運営するランサーズエージェント。
ランサーズの運営だけに他のフリーランスエージェントと比較して登録者数が多いのが特徴です。
特徴・メリット |
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11.ITプロパートナーズ
▲出典:ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、フリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーを探す際におすすめのサービスです。
特徴・メリット |
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12.クラウドテック
▲出典:クラウドテック
クラウドテックは、ウドソーシングサービスで有名な株式会社クラウドワークスが運営するフリーランスエージェント。
リモートワークや週3日・4日稼働の案件を探す際にもおすすめのサービスで、業界最大級のリモートワーク案件が特徴のフリーランスエージェントです。
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フリーランス専門エージェントのメリット
それでは、専門エージェントの利用にはどういったメリットがあるのでしょうか。以下で確認しましょう。
専門エージェントを利用するメリットには、おもに次の4つがあります。
- 即戦力となるフリーランス人材を採用できる
- より専門性の高い人材を採用できる
- 人材のプロのサポートを受けられる
- 採用工数を削減できる
それぞれ解説します。
即戦力となるフリーランス人材を採用できる
フリーランスで活躍する人材は、即戦力となるスキルをもつ方が多いため、自社にとって必要なリソースを獲得可能です。
とくに、フリーランス専門のエージェントでは、対象となる企業に必要なリソースを選んでマッチングしてくれるため、ミスマッチのリスクを軽減できます。
より専門性の高い人材を採用できる
総合型エージェントよりも、その業界や職種に特化した人材の採用が期待できます。エージェントは人材分野のプロですので、安心して依頼できるでしょう。
人材のプロのサポートを受けられる
たとえばエンジニアに特化したエージェントの場合、長年積み重ねたノウハウがあります。エンジニアを採用する際のポイントや評価基準などについて、人材のプロの手厚いサポートを受けられます。
採用工数を削減できる
これはエージェント全般にいえることですが、イチから自社で採用するよりも手間を省けます。さらに専門エージェントの場合には、信頼度の高さから最後の選考以外すべて任せることも期待できるでしょう。その分、社内のリソースをコア業務に集中でき、業績アップに繋げることも可能です。
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フリーランス専門エージェントのデメリット
では反対に、デメリットを見てましょう。デメリットは次の2つです。
- 候補者が少ない
- ジェネラリストの採用が難しい
それぞれ解説します。
候補者が少ない
総合型と比べると、やはり特定の職種や業界に絞っていますので、候補者は少なくなります。多くの候補の中からじっくり選びたいという場合には、あまり向いていないかもしれません。
ジェネラリストの採用が難しい
専門性が高いということの裏返しとして、マルチな仕事をこなせる人は少ない可能性があります。特定の仕事だけでなく自社事業の管理も任せたいという場合などは、専門エージェントだけでなく、別の評価軸を持つ必要があるでしょう。
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