人件費の削減策はたったの2つ!業務効率の改善と人材育成方法を徹底解説
人件費は、給与や賞与、役員報酬、法定福利費、福利厚生費、退職金など、企業で働く従業員に関わる費用のことで、企業の経営にとって重要な要素の1つです。しかし、無理な人件費の削減は、従業員のモチベーションやパフォーマンスの低下に繋がる可能性があるため注意が必要です。
そこで、人件費を削減しながらも、従業員の満足度や生産性を高める方法を模索する施策を考える必要があります。実は、人件費の削減策はたったの2つしかありません。それは、業務効率の改善と人材育成です。これらの方法を実践すれば、人件費を抑えつつも、従業員の能力や忠誠心を向上させることができます。
そこで今回は、人件費の効果的な削減策である、業務効率の改善と人材育成方法を徹底解説します。自社の人件費を適正にコントロールして、従業員のモチベーションやパフォーマンスを向上させたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
人件費を削減する目的と考え方
人件費削減とは、会社に属している人の給与や保険などの費用を減らすことです。人件費削減の目的は、売上や利益を増やし、会社の経営状態を改善することにあります。
人件費削減の基本的な考え方は、売上高に対する人件費の割合を表す「人件費比率」を低くすることです。
売上高人件費比率が高いと、人件費が売上を圧迫していることを示しており、営業利益率の低下を招く大きな要因となるからです。
人件費削減の方法はさまざまですが、給与の引き下げや人員の削減といった手段は、従業員のモチベーション低下や人材不足といったデメリットをもたらす可能性があります。
そのため、既存社員のパフォーマンスを向上させる、業務フローの見直し、ITシステムの活用といった、既存社員に負担をかけない方法を模索するのが重要なポイントです。
これらの方法は、人件費を削減するだけでなく、業務効率や労働生産性の向上にもつながります。
人件費を削減するメリット
人件費を削減するメリットは、さまざまなものがあります。
例えば、人件費以外の経費も削減できる点です。例えば、常に必要としない業務に携わる人材を業務委託人材に変えることで、従業員にかかる光熱費や交通費、事務用品代などを減らすことが可能です。
そして、人件費に充てていた資金を他の目的に活用できれば、新たな設備投資や新規事業開発、外注費などに資金を回すことができるでしょう。
また、人件費を削減することで、決算書の内容が改善されます。
人件費を削減すると、売上高人件費率が下がり、営業利益率が向上します。これにより、金融機関からの評価が上がり、新たに融資を受ける際の審査をパスしやすくなります。
上記のような人件費削減による効果は、株価にも良い影響を及ぼすでしょう。それは、業績や資金繰りが良くなることで投資家からの評価が高くなり、株式の購入数が増えて株価が上昇する可能性があるからです。
ただし、人件費の過剰な削減策は、次のようなデメリットを誘発する可能性があるため、十分な注意が必要です。
人件費を削減するデメリット
人件費の削減を最も簡単に行う方法が、人材の整理、すなわち「人材の解雇やリストラ」です。
ただし、計画性のない人材カットは、既存スタッフへの負担を増やすことに繋がります。そのため、人件費の削減には既存スタッフの協力が不可欠です。
しかし、人員が減ると、残ったスタッフがより多くの業務を抱え込む必要があるため、過労やストレス、ミスや事故の増加につながる可能性があります。
このように、人件費を削減するために一度人手を減らしてしまうと、その後に人手を増やすことが難しくなります。
特に近年は、人手不足による採用競争が激化しており、優秀な人材を確保するのが困難な状況です。また、新規採用にも多大なコストがかかるため、結果として企業に大きなコストと負担がかかるでしょう。
人件費を削減する目的でリストラや業務改革ばかりしていると、企業のイメージダウンに繋がる可能性もあります。
企業の社会的な信頼性やブランド力が低下すると、顧客や取引先からの評価も下がります。
さらに、従業員を大事にしない企業の姿勢が社員の労働意欲や忠誠心の低下に繋がり、離職率の上昇と企業価値の低下といった悪循環を作り出す可能性も否定できません。
このような事態を避けるために、人件費の削減はより慎重に取り組むことが重要です。
人件費削減のリスクと対策方法
従業員への説明や理解の促進
前述したように、人件費削減は従業員に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、人件費削減の必要性や目的、方法、効果などを従業員に十分に説明し、理解を得ることが重要です 。
説明する際は、オープンで正直な姿勢を示し、従業員の意見や不安にも耳を傾けることが必要です 。また、説明だけでなく、コミュニケーションやフィードバックの機会を設け、企業の一方的な判断を下さないように配慮する必要があります。
削減した分の再投資やインセンティブ制度の導入
人件費削減は、単にコストを下げるだけではなく、その分を他の目的に再投資することで、企業の成長や競争力を高めることにも繋がります。例えば、人件費削減で浮いた資金を、設備投資や新規事業開発、外注費などに回すことが可能です。
また、人件費削減に協力したり、業績を上げたりした従業員に対して、貢献度に合わせたインセンティブ制度を導入することで、モチベーションや忠誠心を高めることができます。例えば、業績に応じた変動給や株式報酬などです。
労働法や労使協定の遵守
人件費削減は、労働法や労使協定に抵触しないように行うことが重要です。労働法や労使協定に違反すると、罰則や訴訟などのリスクが高まり、企業にさまざまな悪影響が及びます。
また、従業員からの信頼や満足度も低下するため、弁護士などの専門家の意見も取り入れながら労働法や労使協定を十分に確認し、必要な場合には変更や更新を行うことも重要です。
労働環境や安全衛生の確保
人件費削減は、労働環境や安全衛生にも影響を与える可能性があります。 例えば、テレワークやフレックスタイム制の導入は、従業員の働き方を柔軟にする一方で、孤立感やコミュニケーション不足、情報漏洩やセキュリティ問題などのリスクを伴います。
また、人員削減や業務委託は、業務の効率化や品質向上に繋がる一方で、業務の遅延や品質低下、ミスや事故の増加などを誘発させる可能性も否定できません。
そのため、人件費削減の際には、労働環境や安全衛生に配慮し、必要な場合は改善や対策を行うことが重要です。
人件費を削減するための計算方法
人件費を削減するための計算方法とは、人件費を減らすために必要な数値や指標を求める方法です。
人件費削減の計算方法には、以下のようなものがあります。
(売上高)人件費比率
売上高に対する人件費の割合を表す指標で、人件費の適正度を判断するのに役立ちます。
計算式は、人件費÷売上高×100(%)です。
一般的には、13%前後が平均値とされています。
人件費単価
従業員一人当たりの人件費を表す指標で、人件費の効率性を判断するのに役立ちます。
計算式は、人件費÷従業員数です。
人件費単価が高いと、人材の質が高いということもありますが、人件費の負担が大きいということもあります。
人件費粗利益率
粗利益に対する人件費の割合を表す指標で、人件費の収益性を判断するのに役立ちます。
計算式は、人件費÷粗利益×100(%)です。
一般的には、50%以下が適正とされています。
業務効率の改善で人件費を削減する方法
業務効率の改善で人件費を削減する方法は、業務の内容や目的によって異なりますが、一般的には以下のような方法があります。
ITツールの活用
業務に関連する資料や書類、データなどをデジタル化し、クラウドサービスやタスク管理ツールなどを使って管理・共有することで、業務のスピードや正確性を向上させることができます。
アウトソーシングの活用
自社のコア業務ではないが、必要な業務を外部の専門業者に委託することで、自社の人員やコストを削減し、業務の品質や効率を向上させることができます。
例えば、経理や人事、マーケティングなどの業務をアウトソーシング可能です。
業務フローの見直し
業務の流れや手順を分析し、不要なプロセスや重複するプロセスを削減したり、簡素化したりすることで、業務の効率化を図ることができます。
例えば、勤怠管理や申請・承認などの定型化に適した業務を見直すことができます。
業務効率化の方法は、業務の現状を把握し、課題を洗い出し、優先順位をつけて、改善方法を決めるというステップで進めることがおすすめです。また、改善した後は、効果検証を行い、業務の可視化と分析を繰り返すことが重要です。
人材育成で人件費を削減する方法
人材育成で人件費を削減する方法とは、従業員の能力やスキルを高めるために行うさまざまな取り組みのことです。
人材育成方法には、以下のようなものがあります。
研修や講習によるスキルアップ
研修や講習によるスキルアップは、従業員に必要な知識や技術を教えるために、社内外の研修や講習を実施することで、人件費の削減に繋げる方法です。
研修や講習は、新入社員や管理職などの階層別に行うこともできます。
研修や講習によるスキルアップのメリットは、専門的な内容を効率的に学べることや、従業員のモチベーションを高めることです。ただし、研修や講習によるスキルアップには、費用がかかることや、実務との乖離が生じるといったデメリットがあります。
マニュアルの構築と見直し
マニュアルの構築と見直しは、業務の流れや手順、ルールなどを文書化し、従業員に共有することで人件費の削減に繋げる方法です。
マニュアルは、業務の品質や効率を向上させるだけでなく、従業員の教育や研修にも活用できます。
マニュアルの構築と見直しのメリットは、業務の標準化や共通化ができることや、従業員の業務理解やスキル習得が容易になることです。一方、マニュアルの構築と見直しのデメリットとしては、マニュアルの作成や更新に時間や労力がかかることや、マニュアルに頼りすぎると柔軟性や創造性が失われることなどがあります。
適材適所の人材配置
適材適所の人材配置は、従業員の能力や適性に応じて、最適な部署や役割に配置することで、人件費の削減に繋げる方法です。
適材適所の人材配置は、従業員の能力を最大限に発揮させるだけでなく、モチベーションや満足度を高めることもできます。
適材適所の人材配置のメリットは、従業員のパフォーマンスや生産性を向上させることや、従業員の離職率やストレスを低減させることです。一方、適材適所の人材配置のデメリットは、従業員の能力や適性を正確に把握することが難しいことや、従業員の希望や意向と異なる場合があることです。
人材育成方法には、他にもコーチングやメンター制度、ジョブローテーションなどがあります。人材育成方法は、従業員のニーズや企業の目標に合わせて、柔軟に選択・組み合わせることが重要です。
人件費削減で失敗しないためのポイント
上記のように、人件費削減は企業経営にとって重要な課題の一つですが、誤った方法で行うと、従業員のモチベーション低下や労働力不足、時間外労働の増加など、悪循環に陥るリスクがあります。
人件費削減で失敗しないためには、以下のポイントに注意することが重要です。
人件費削減の目的を明確にすること
人件費削減の目的は、売上や営業利益を増やすことです。そのため、人件費削減の方法は、売上や営業利益にプラスになるものを選ぶべきです。
賃金カットやリストラなどの直接的なコストカットは、一時的に人件費を減らすことはできますが、長期的には売上や営業利益にマイナスになる可能性が高いと言えるでしょう。
人件費削減の計画を立てること
人件費削減は、直ちにできるものではありません。現状の人件費を把握し、目標とする人件費を設定し、期間や方法を決める必要があります。また、人件費削減のプロセスや結果を定期的に評価し、必要に応じて修正することも重要です。
人件費削減の方法を工夫すること
人件費削減の方法は、既存社員に負担をかけないものを模索するのがポイントです。例えば、業務の効率化や機械化、アウトソーシングなどの方法があります。
業務の効率化は、ペーパーレス化やシステムの導入などで業務フローを見直し、無駄な作業や手間を省くことで人件費の削減が可能です。また機械化は、人の代わりに機械やロボットが業務を行うことで人件費を削減します。アウトソーシングは、自社で行う必要のない業務を外部に委託することで人件費を削減できます。
従業員とコミュニケーションをとること
人件費削減は、従業員にとって敏感な問題です。そのため、人件費削減の目的や方法、効果などを従業員にきちんと説明し、理解と協力を得ることが大切です。
また、人件費削減によって生じるメリットやデメリットを公平に分配し、従業員のモチベーションや満足度を維持することも重要です。
人件費削減に失敗した事例
リストラによって人手不足が深刻化し、内部崩壊を招いたケース
ある小売業では、人件費削減の一環として、高齢者の雇い止めを実施。しかし、高齢従業員の割合が多かったため、現場は深刻な人手不足に陥りました。
そこで経営陣は、人が複数の業務を請け負うマルチタスク制を導入しますが、対応できる人とできない人に二分されてしまい、業務の遂行に顕著な差が出るようになりました。
また、マルチタスクが負担となったため、1つひとつの業務を雑にこなすケースが頻発し、ヒューマンエラーにともなうクレームが増え、新たな問題に対応する手間も増加してしまいました。さらに、マルチタスク制を導入後も従業員の待遇を改善しなかったことが反感を買い、相次ぐ離職によってさらに人手不足が深刻化する結果に至りました。
労働環境を変えずに時間外労働を削減し、サービス残業が横行したケース
ある金融機関では、それまで常態化していた長時間労働を是正すべく、従業員に定時退社を命じました。しかし、労働環境や業務量そのものは変わらなかったため、どうしても定時で仕事が片付かないケースが頻発。会社は業務の進行度にかかわらず、定時での退社を命じたため、終わらなかった仕事が翌日に持ち越されるようになり、業務の停滞が雪だるま式に膨れあがっていきました。
その結果、終わらなかった仕事を自宅に持ち帰ったり、翌日にいつもより早く出社し、タイムカードを打刻しないまま仕事を始めるなどのサービス残業が横行するようになりました。
このように、短期間に無計画な人件費削減施策を行うと、結果として企業経営自体が崩壊する可能性があります。そのため、全社で納得できる取り組みを話し合い、施策を実行することが重要です。そのためにも、普段から風通しの良い職場環境を整えることが大切です。
人件費の削減にはフリーランスへの業務委託がおすすめ
業務委託とは、自社で行う必要のない業務や専門性の高い業務を外部の業者に依頼することです。業務委託には、一定期間や一定の成果に対して報酬を支払う契約形態が一般的です。
業務委託が人件費の削減におすすめな理由は、以下の通りです。
コストを削減できる
自社で採用する必要がなくなるため、給与や賞与、社会保険料などの固定費を削減できます。また、教育や研修などの人材育成コストも省くことができます。
柔軟な人材確保が可能
業務量や需要に応じて柔軟に契約内容を変更できるため、無駄な人件費を発生させないことができます。例えば、繁忙期や緊急事態に対応するために増員したり、閑散期や事業縮小に伴って減員したりする必要がありません。
専門性の高い人材を確保できる
専門性の高い業務を委託することで、品質や効率を向上させることができます。例えば、開発やデザインなどのクリエイティブ業務を委託することで、最新の技術やトレンドに対応したサービスや製品を提供することができます。
新たなビジネスチャンスを開拓できる可能性がある
業務委託先との協力関係を築くことで、新たなビジネスチャンスやノウハウを得ることができます。例えば、業務委託先からの紹介や共同開発などで、顧客やパートナーを増やすことが可能です。
以上のように、業務委託は人件費の削減だけではなく、事業運営全体にメリットがあります。
ただし、業務委託にはデメリットもあります。例えば、情報漏洩や品質低下などのリスクが発生する可能性です。また、自社のコアコンピタンスや競争力を失う恐れもあるでしょう。そこで、業務委託を行う場合は契約内容や条件を明確にした業務委託契約書を作成し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
業務委託契約の採用フロー
次に、業務委託の採用フローについて説明します。
採用する人材の要件・スキルを明確に
採用したい人材の要件と、求めるスキルを明確にすることです。
可能であれば、職務記述書などを作成しましょう。
最低限決めるべきポイントは以下の6つです。
業務委託を採用する手法を決める
採用したい人材に求める要件・スキルを固めたら、次は採用の方法を選びます。業務委託をお願いする際には、さまざまな方法があるため、一覧にしてご紹介します。
採用手法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ダイレクトリクルーティング 企業がフリーランスなどに 直接アプローチする方法 |
|
|
リファラル採用 企業がフリーランスなどに 直接アプローチする方法 |
|
|
人材紹介サービス 人材サービス経由で人材を 紹介してもらう方法 |
|
|
求人広告 求人広告やサイトに募集を掲載 して応募を待つ方法 |
|
|
▼以下では、Workship登録人材から収集した『フリーランスの働き方に関する調査レポート』をダウンロードできます。フリーランスが希望する報酬額や休日などを網羅した資料ですので、ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
業務委託におすすめの人材紹介サービス11選
1. Workship
Workshipはエンジニア/デザイナー/PMまで幅広い職種で、48,500人以上のフリーランス人材が在籍するフリーランス専門エージェントです。募集だけでなく企業側からスカウトできるため積極的な採用をしたい企業におすすめです。
また、フリーランスの実績や経験がわかりにくい採用課題をWorkship独自のアルゴリズムでスコアリングし、即戦力となるフリーランスを採用できます。
特徴・メリット |
|
▼以下では、Workshipのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
2. ポテパンフリーランス
▲出典:ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスはプログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を運営する株式会社ポテパンが運営するフリーランス専門エージェントです。プログラミングスクールを傘下にもつエージェントだからこそ、フリーランスへの対応が厚く採用企業側の心配事が少ない点がメリットです。
メインはエンジニアやプログラマーといったIT人材ですが、PMやイラストレーターといった案件も幅広くあります。
特徴・メリット |
|
3. レバテック
▲出典:レバテック
レバテックは、フリーランス専門エージェントの大手企業として、取引企業5,000以上、登録エンジニアやクリエイター数は20万人以上の規模となっています。
レバテックが紹介するフリーランス人材は「準委任契約」で働くスタッフで、成果物の納品を目的としない、業務を遂行するためのIT人材を求める方におすすめです。
特徴・メリット |
|
4.テックビズフリーランス
▲出典:テックビズ
テックビズフリーランスは、取引先企業1,400社以上、4,000名を超えるエンジニアが登録している大手フリーランスエージェントサイトです。常時採用可能なエンジニアも300名以上おり、最短即日契約も可能です。
テックビズフリーランスでは、テックビズからの紹介意外に、企業からのスカウティングもできるため、能動的な採用活動を進めることもできます。
特徴・メリット |
|
5.PE-BANK(ピーイー・バンク)
PE-BANK(ピーイー・バンク)は、マージンや手数料の公開など、透明性の高い契約が評判のフリーランスエージェントです。
東京・大阪以外のエリアの案件が多いため、地方都市の企業にもおすすめできます。
特徴・メリット |
|
6.ギークスジョブ(geechs job)
大手企業案件が多いギークスジョブ(geechs job)は、年間契約数1万件以上とITエンジニアの利用実績も豊富。
早く自分の希望条件に合う案件・求人の紹介を受けたいフリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーにおすすめのエージェントサービスです。
特徴・メリット |
|
7.テクフリ
▲出典:テクフリ
フリーランスエンジニア向けの案件・求人サイトのテクフリ(テックキャリアフリーランス)は、案件・求人情報が常時1万件以上のおすすめフリーランスエージェント。
主な対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉で、東京周辺でフリーランスのITエンジニアを探す際におすすめのフリーランスエージェントです。
特徴・メリット |
|
8.HiPro Tech
▲出典:HiPro Tech
HiPro Tech(ハイプロテック・旧i-common techサービス)は、エンジニアやITコンサルタントに特化したフリーランスエージェント。
運営会社は東証プライム上場企業のパーソルキャリア株式会社で、転職サイトのdodaやハイクラス転職エージェントのdoda Xを運営しています。
特徴・メリット |
|
9.ランサーズエージェント
▲出典:ランサーズエージェント
クラウドソーシングサービスで有名なランサーズ株式会社のグループ会社が運営するランサーズエージェント。
ランサーズの運営だけに他のフリーランスエージェントと比較して登録者数が多いのが特徴です。
特徴・メリット |
|
10.ITプロパートナーズ
▲出典:ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、フリーランスのITエンジニアやWEBデザイナーを探す際におすすめのサービスです。
特徴・メリット |
|
11.クラウドテック
▲出典:クラウドテック
クラウドテックは、ウドソーシングサービスで有名な株式会社クラウドワークスが運営するフリーランスエージェント。
リモートワークや週3日・4日稼働の案件を探す際にもおすすめのサービスで、業界最大級のリモートワーク案件が特徴のフリーランスエージェントです。
特徴・メリット |
|
▼以下では、業務委託契約書テンプレートを無料でダウンロードできます。ぜひ貴社が業務委託契約する際にお役立てください。
フリーランスに業務委託する際のポイント
フリーランスに業務委託する際は、以下の2つに注意して仕事を依頼しましょう。
依頼する前のポイント
フリーランスは「雇用契約」ではなく「業務委託契約」となるため、以下の点に注意して契約を進めましょう。
- ・契約期間を明確化する
業務委託を開始する際、契約期間を明確にし、契約書に記載する必要があります。また、契約期間を延長する場合や契約解除が可能な旨は必ず契約書に明記しましょう。
- ・業務内容を詳細に伝える
委託するフリーランスには契約内容を詳しく伝えましょう。
- ・納期
- ・予算
- ・成果の状態
以上のようなことを共通認識していることで、認識のずれが生じることを防ぎます。
ただ、事前に発注先の能力やスキルを正しく把握することは難しいため、仕事量が決められないこともあります。その場合は、フリーランスと相談しながら決定しましょう。
- ・報酬の共通認識を持つ
フリーランスとの業務委託契約では、報酬の支払いに関して規定すべき内容が多くあります。報酬額や業務範囲もさることながら、最も重要なのは報酬の対象が何にあたるか。成果物に対して発生するのか、労働(時間)に対して発生するのかは、契約書を取り交わす段階で明確に伝えるべきでしょう。そうすることで、契約中や契約後にトラブルが発生するリスクを抑えられます。
また、成果物が求める基準に満たなかった場合の、修正可能回数や修正期間なども事前に決めておく必要があります。
▼以下では、必要な業務を明確にできる『ジョブディスクリプション作成ガイド』を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の業務にお役立てください。
業務中のポイント
契約書もそうですが、業務中フリーランスに提出するマニュアルや手順書なども明文化して、相互に認識できるようにしておくことが大切です。
理由としては、やり直しという工程を省くためです。業務を全て外注するフリーランスに丸投げするのではなく、お互いが目標を共通認識し、定期的な進捗管理や工数管理することが大切です。
また、フリーランスに業務委託する場合には、注意しなければならない法律があります。知らずに違反してしまい問題になるケースもあるため、事前に把握しておきましょう。
▼以下では『ITフリーランス活用企業が知らなきゃマズイ法律解説まとめ』のサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
フリーランス人材の活用方法
ここまでフリーランスを探す方法とそのポイントについて述べてきましたが、採用を前提にフリーランスを探す目的によってアプローチは異なります。この項目では、フリーランスの活用目的とそこから逆算した探し方について説明します。
フリーランスの活用方法は企業によってさまざま
フリーランスの活用方法は企業によってさまざまです。
ノウハウを得るためにフリーランスを雇い、アドバイスをもらうという場合もあれば、即戦力としての活躍を期待して採用する場合もあります。
フリーランスを探す際には、フリーランスのことを評価するだけでなく、自社の状況についてもしっかりと分析し、その上でどのようにフリーランスを活用していくか決めることが必要です。
フリーランスを活用するケースの比較
では具体的な2つのケースを比較し、選択する手法がどのような変わるかを見てみましょう。
ケース1:特定のプロジェクトを進めたいベンチャー企業
- 条件1:企業の予算に大きな余裕があるわけではなく、採用にあまり費用をかけたくない
- 条件2:半年間のプロジェクトを手伝ってくれるエンジニアを採用したい
このケースの場合には、特定の職種をあまり費用をかけずに採用したいというケースになりますので、SNSを用いて直接フリーランスを探したり、リファラル採用を用いてみるという手段が考えられるでしょう。
逆にコストがかかるエージェントの利用や、採用までに時間がかかりやすい求人広告の利用は敬遠されやすいと言えます。
ケース2:デジタル化に合わせ、Webでのマーケティングを進めたい大企業
- 条件1:自社のWebメディアを強化し、本事業のサービス展開につなげたい
- 条件2:数年単位で計画を立てており、時間をかけてでも優秀な人材を採用したい
こうした場合、採用にかける費用に余裕があれば、エージェントを利用して確実に優秀な人材を採用することが可能です。大企業で知名度もある場合には、求人広告でもある程度の応募を見込めるでしょう。
リファラル採用やSNSを用いたスカウトも可能ですが、確実性を考えると費用をかけてエージェントに依頼し、じっくり人材の選定をした方が良いと言えるのではないでしょうか。
▼以下では、IT・DX人材サービスカオスマップを無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
採用したい人材要件に合わせて探し方も工夫できる
この2つのケースを比較したように、採用した人材の要件や、企業の状況に合わせて探し方を限定することもできます。
探し方自体のメリット・デメリットから選択するのではなく、まずは自社が採用したい人や置かれた状況から逆算して探し方を検討してみると良いのではないでしょうか。
▼以下では、カスタマーサクセスが解説する人材採用の成功ポイント紹介しています。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
業務委託には登録無料の『Workship』がおすすめ
採用活動をスムーズに進めていき、高いマッチング率を実現できるようにするには母集団形成に力を注ぐのが大切です。
自社にもともと興味を持っていて共感を抱いている母集団ができれば目的に応じた適材を最小限の採用コストで獲得できるようになります。
SNSを利用する方法や転職エージェントに依頼する方法もありますが、おすすめなのはフリーランスの起用です。『Workship』では、優秀な人材を紹介・マッチングするだけでなく、煩雑な業務委託契約に関する手続きをすべて代行いたします。
できるだけ早く優秀な人材を探してすぐにでも業務委託を進めたい。また社内のリソースが足りず、手続きや契約内容のすり合わせに時間が取れないといった場合は、安心してWorkshipにお任せください。
人材マッチングと契約手続きのプロが、責任を持って対応いたします。そして正社員の保有リスクを持たずに、優秀な人材を採用できます。
Workshipには、現在マーケターやディレクター、エンジニア、デザイナーなどおよそ48,500人以上の優秀な人材が登録されています。
人材の質や、自社ツールを使った管理のしやすさが好評で、朝日新聞社やChatwork株式会社など、これまでに累計1,100社以上にご活用いただいています。
Workshipのサービスの特徴を簡単にお伝えします。
アカウント登録が無料!
Workshipはアカウント登録料無料で、次のさまざまな機能をご利用いただけます。
・ニーズに合わせたマッチ度の高い候補者を随時提案
・スカウト機能
・フリーランス検索
・求人掲載は無制限
・無制限のメッセージ機能で候補者と直接交渉が可能
・オンライン面談
・求人作成代行
・オンラインサポート
・印紙代不要の電子契約
・正社員転換契約
・賠償責任保険が自動で適用
・稼働管理
※自動で費用が発生することはありません。
※料金はユーザーとの成約が完了した時点で発生します。
また、ご利用いただく中でお困りのことがあれば、随時丁寧にサポートいたします。
三者間契約でインボイス制度の不安がない
フリーランスを活用する上で、採用担当者様の工数負担が大きいのが、契約書の取り交わしです。Workshipでは成約時に企業 ⇄ Workship ⇄ フリーランスの三者間契約を締結し、その契約手続きを代行します。クライアント企業となるお客様の契約先はWorkshipとの契約となるため、フリーランス活用でネックとなるインボイス制度への対応も問題ありません。また、毎月の請求処理も代行して行ないます。
Workshipで稼働と進捗管理も安心
成約後のフリーランスの稼働管理も、Workshipの管理画面内から行なえます。管理画面ページを閲覧するだけで、稼働時間や業務の進捗など定期チェックもしやすくなります。
成約まで費用は発生しません!成約後も14日間の返金保証アリ!
Workshipでは、外部のフリーランスを活用し始めるまでは月額費用がかかりません。そのため、自社にマッチする人材をじっくりと見定められます。また、成約後であっても14日間は返金保証があり、ミスマッチを起こす可能性が低くなります。
▼以下では、Workshipのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
【導入事例はこちら】