ベンチャー企業がエンジニアを探す方法5つと採用ノウハウ、おすすめの人材サービス7選を解説
ベンチャー企業やスタートアップ企業においては「エンジニア不足」にお悩みの会社も多いのではないでしょうか。
ベンチャーやスタートアップ企業は、大企業と違い資本力や知名度が低いことから、母数の少ないエンジニアの採用が非常に難しいのが現実です。
しかし、基本的に少数精鋭のスタッフで運営するベンチャーやスタートアップ企業において、優秀なITエンジニアなどの人材確保が欠かせません。
そこで今回は、ベンチャーやスタートアップ企業がエンジニアを探す際に、確実に採用できるノウハウからおすすめの採用方法までを詳しく解説します。優秀なエンジニアの採用をお急ぎの方は、ぜひ参考にしてください。
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自社サービスを開発するならすぐにエンジニアを探すべき
エンジニアを採用したいと考えている方は、採用する目的を決めることが重要です。
プロダクトの機能やUI/UXが競合他社との差別化要因になるのであれば、早急にエンジニアを探しましょう。それは、エンジニアの量や質がプロダクト に大きく影響するからです。
また、エンジニアを社員に抱えることで、ユーザーからの意見をすぐに反映し、PDCAサイクルをスピーディーに回すことが可能です。
反対に、プロダクトの機能やUI/UX自体が差別化要因にならない場合は、焦ってエンジニアを採用する必要はありません。
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エンジニアの採用方法を決める
エンジニアを探す理由が確定したら、次はどのようにエンジニアを採用するか決めましょう。
エンジニアを探す方法として、5つの方法があります。
- 知人を勧誘
- リファラル
- エージェント
- クラウドソーシング
- SNS
<各採用方法におけるメリット・デメリット>
採用方法 | メリット | デメリット |
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知人を勧誘 |
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リファラル |
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エージェント |
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クラウドソーシング |
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SNS |
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1. 知人を勧誘
後述するリファラル採用に並び、著者が最もおすすめするエンジニアの探し方です。
理由は3つあります。
- 事業立ち上げメンバーとして信頼ができること
- スキルセットを把握しているため、ミスマッチの可能性が限りなく低いこと
- 採用手数料がかからない
プロダクトを作る際に多いのが、最初に採用するエンジニアは今後も重要な役割になっていくケース。そのポジションを見ず知らずの相手ではなく、以前から知っている人物に任せられることは、安定感のある経営に繋がります。
また、資金力が乏しいスタートアップ初期は、人材のミスマッチが経営難に繋がることも少なくありません。採用するエンジニアの能力を事前からある程度把握できることが、リスクヘッジにつながります。
デメリットとして、経営方針における認識の食い違いや、「上司と部下」の関係性が受け入れられないことによる関係悪化があります。
2. リファラル採用
リファラル採用も非常におすすめなエンジニアの探し方です。
リファラル採用とは、知人や友人に人材を紹介してもらう採用手法であり、近年注目されてきている方式です。注目されている理由は2つです。
- ミスマッチが起きづらい紹介型採用
- 採用コストの大幅削減
リファラル採用は、信頼できる知人や社員に人材を紹介してもらうため、認識の齟齬が少なく、入社後の定着率が高いとされています。
また、エージェントや求人サイトで募集するよりも、採用コストを大幅に削減できるため、スタートアップに適した採用手法です。
デメリットとして、知人採用と同じく、トラブルが発生した際に紹介者との関係性が悪化する恐れがあります。加えて社員が紹介した場合、「類は友を呼ぶ」という言葉にもあるように、ダイバーシティに欠けた企業集団にもなりかねません。
3. エージェントに依頼
エージェント採用とは、人材紹介会社に手数料を支払い、採用要件に適した人材を紹介してもらうことを指します。
代理人が代わりに採用代行してくれるため、みずから採用工数をかけることなく経営に集中できることが強みです。また、エージェントが保有する膨大なデータベースの中から人材を紹介してもらえるため、採用できないことは「まずない」です。
ただ、注意すべきなのが高額な紹介手数料です。一般的にエージェントの紹介手数料は年収の35%とされています。仮に年収500万円のエンジニアを紹介してもらう場合、175万円の手数料が発生します。
資金が潤沢でないスタートアップにとって、人材1人の紹介手数料にこれだけの費用をかけるのは中々厳しいかもしれません。
4. クラウドソーシングの活用
クラウドソーシングとは不特定多数の人に案件を提示して、納品物が確認され次第対価を支払うものです。
利用するメリットは大きく2つです。
- 人件費の削減や抑制
- 多様な人材にリーチできる
正社員として雇用する場合、福利厚生や社会保険関連費などの負担が発生しますが、成果報酬型のクラウドソーシングではそういったコストはかかりません。
また、業務を分担させることで、要所に適した人材を適宜補充できます。
注意すべきことは、社内での連携が難しいことです。外注という括りになるので、細微な軌道修正や素早いPDCAには不向きです。
開発のノウハウが蓄積されないので、長期的にサービスをグロースさせたい方は、社内にエンジニアを抱えた方がいいでしょう。
5. SNSで募集
SNSで一定以上の地位が築けている場合は、SNS内でエンジニアを募集するのも得策といえるでしょう。
企業のビジョンや方針に賛同して参画してくれるため、入社後の定着率は高め。また、各種SNSが採用ツールとなるため、採用コストは一切発生しません。
ただ、SNS上で影響力が小さい場合、時間がかかってしまいます。長期的な採用戦略を考えている方はビジネスインフルエンサーを参考にして、ブランディングしていきましょう。
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効率的にエンジニアを採用するノウハウ3選
上記の採用手段をもってしても、やはり創業当初のエンジニア採用は難しいといえます。
そこでここでは、エンジニアの採用成功を後押しするノウハウをまとめました。
1. 好待遇で勧誘
資金に余裕があれば、他社に負けない待遇でオファーすることをおすすめします。実績が少ないスタートアップは、待遇面で魅力的に感じられる必要があるからです。
まず基本的には、前職よりも給与をあげる必要性があります。また、インセンティブとして業績連動賞与や後述するストックオプションの付与なども効果的でしょう。
大切なのは、いかに待遇面でエンジニアの興味を惹きつけるかです。
下記の図はスキル別の平均給与です。エンジニアとの給与交渉でご活用ください。
▲出典:IT関連企業の処遇について - ITキャリアUPプロジェクト
2. ストックオプションを付与する
もしあなたの会社が、最終的にIPO(新規株式公開)や事業売却を将来的に視野に入れているのであれば、ストックオプションの付与は効果的です。
ストックオプションの付与とは、上場前の株式を一定の行使価格で購入できる権利を与えることです。
資金力が強くないスタートアップ初期の企業などにおいては、ストックオプションは優秀なエンジニアを採用する大きな武器となり得ます。また、自身の頑張りが後々の大きな見返りに繋がるので、モチベーションの向上にも繋がるでしょう。
ただし、ストックオプションを発行しているすべての企業が事業売却やIPOと達成できるかというとそうではありません。目標までの具体的な経営計画も交えて、参画を依頼する必要があります。
もしストックオプションの付与を前向きに考えている方は下の画像を参考にしてください。
このデータは上場したベンチャー企業のストックオプション事情を表したものです。ストックオプションが付与された上位10名の社員は、平均して0.34%の株式を保有しています。また、中央値は0.185%でした。
▲出典:FASTGLOW
また以下では、Workshipのエンジニア採用事例集を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
3. フリーランスエンジニアを採用する
エンジニアの採用で悩んでいる場合、フリーランスを活用することをおすすめします。
おすすめする理由は4つです。
- 市場価値が高く、滅多に採用できないハイスキルなエンジニアを採用できる
- 週1〜3日の稼働にすることで、人件費を抑制できる
- ミスマッチのリスクが小さい
- 人材の流動性が高く、仕事を求めているフリーランスが多い
ただし、注意すべき点もあります。
フリーランスは「雇用契約」ではなく「業務委託契約」になるため、以下のことはできません。
- 労働時間、場所の指定
- 指揮監督
- 専従業務の強制
ハイスキルなエンジニアは市場価値が高く、引く手数多な状態のため、実績や資金が少ないスタートアップが正社員として受け入れることは非常に困難です。
ただ、複数のプロジェクトを掛け持ちできるフリーランスエンジニアの採用であれば、優秀な人材にピンポイントで活躍してもらうことが可能です。
もし今、フリーランス採用をご検討中であれば、30秒登録で、候補者を検索できるWorkshipに無料で登録してみませんか?
また、週1〜3日のみの稼働にすることで、ハイスキルなエンジニアであっても低予算で雇用が継続できます。
正社員契約は結ばないため、ミスマッチのリスクも小さいことから、スタートアップにとって魅力的な雇用形態といえるでしょう。
また、エンジニアの採用方法や手順については、以下の記事でもまとめています。より具体的な内容を知りたい方はぜひご覧ください。
エンジニア採用に必要な3つのステップ
以下では、優秀なエンジニアを採用するために必要な、3つのステップをご紹介します。
ステップ | 詳細 |
---|---|
1. ペルソナを設定する | 採用したいエンジニアの人物像、スキル、経験を明確に設定する。ターゲットへのアプローチ方法や面接内容など、採用方法の戦略が立てられる。 |
2. 採用条件を決める | ペルソナに近しい人が応募してくれるとは限らない。入社時のスキルや経験にこだわりすぎず、育成枠を設けるなど、採用条件を緩和する。採用の際に企業がなにを重視するかを考えることが大切。 |
3. 労働環境を整える | 「リモートワーク可能か」「フレックスで働けるか」「副業可能か」などエンジニアが働きやすい環境づくりをする。 |
なにより大事なことは、採用担当者の方がエンジニアの基礎知識を最低限理解しておくことです。社内エンジニアと頻繁にコミュニケーションを取り、いま社内で必要なスキルや能力を把握しましょう。
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フリーランスエンジニアの活用がおすすめ
エンジニアの採用に関しては、採用対象をフリーランスエンジニアに絞るのも有効な方法です。
フリーランスエンジニアをおすすめする理由には、以下の2点があります。
理由 | 詳細 |
---|---|
低コストで優秀なエンジニアを採用できる | 一般的に雇用単価が高いエンジニアですが、稼働時間を自由に設定できるフリーランスの場合、低コストでの雇用が可能です。また、フリーランスエンジニアはキャリアが豊富な人材が多く、優秀な方が多いのも魅力です。 |
ミスマッチのリスクが少ない | 正社員採用の場合は、自社都合で解雇できない『雇用リスク』が発生します。しかしフリーランスエンジニアの場合は、業務委託契約のため、雇用に関するリスクがありません。はじめてのエンジニア採用で失敗したくない方には、おすすめの契約形態です。 |
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エンジニア採用におすすめの人材紹介サービス7選
以下では、エンジニア探しにおすすめの人材エージェント7選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのエージェント①:Workship
Workshipは、44,000人以上のフリーランスが登録する案件マッチングサービス。エンジニアも10,000人以上在籍しており、エージェントの推薦も受けられるため、適した人材を効率的に採用することが可能です。
ほかにも、求人情報の掲載を無制限に行なえるなど、人材紹介・スカウト・求人掲載など機能を1つのサービスで利用できるのがほかのサービスにはない魅力といえます。
フリーランスとして活躍するスキルの高い人材が多いのも嬉しいポイント。人材紹介サービスとしては料金も比較的低価格で利用できるのが魅力です。
おすすめのエージェント②:ワークポート
ワークポートは公開求人数が豊富に掲載されたエンジニア採用が未経験の方でも利用可能しやすいエージェントです。
日本全国だけでなく、海外にも対応した人材紹介を実施しているのもポイント。ITエンジニアを筆頭に、営業職・事務職・サービス業などさまざまな職種で利用できます。
企業としても幅広い人材にアプローチできるエージェントサービスです。
おすすめのエージェント③:レバテックキャリア
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する正社員求人向けのエージェントサービスです。
レバテックグループでは、新卒向けやフリーランス向けのエージェントとしても提供していることから知名度の高いサービスです。
エージェントとしての知名度は高く、ITエンジニア職に強いことから経験者の採用を検討している企業におすすめです。
おすすめのエージェント④:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数No.1で知名度抜群のサービスです。
エンジニア専門のサービスではありませんが、公開求人だけでも3万件以上のエンジニア職向け求人が募集されています。
おすすめのエージェント⑤:dodaエージェント
dodaエージェントは、転職サイトdodaの運営元が提供するエージェントサービスです。
ITエンジニアのカテゴリだけでも2万件以上という豊富な求人が公開されており、都市部だけでなく地方の求人にも強い特徴があります。
拠点を12箇所に持っていることからも、地方企業にも使いやすいサービスです。
おすすめのエージェント⑥:マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、学生向け就職サービスとしておなじみの「マイナビ」が運営するIT関連職向けのエージェントサービスです。
IT業界の専任アドバイザーは在籍しています。
おすすめのエージェント⑦:Type転職エージェントIT
Type転職エージェントは、1都3県の首都圏向けのサービスです。
首都圏の20〜30代を中心としたエージェントサービスのため、ターゲットはほかのエージェントと比べても限定されています。
一方で、IT業界全般に強く、利用者からの評判も高いエージェントサービスです。利用可能なエリアや年代が限定されるため、利用できる企業が限られるという面もありますが、首都圏在住のインフラエンジニアの経験者を採用したい企業はぜひ検討してみてください。
上記のように、人材紹介エージェントとは、エージェント企業が仲介役となって求職者と採用企業をマッチングするサービスです。
企業が採用したいコーダーやエンジニアの条件をエージェントに伝えることで、エージェントの担当者が事前に確認した求職者の条件を確認して紹介するため、自社にマッチしたコーダーに業務委託できる確率が高いのが特徴です。
エージェントを利用する場合は、採用するたびに仲介手数料が発生する契約となっているため、一般的な転職サイトよりも紹介料が高めに設定されています。
一方でエージェントを活用するケースでは、企業が採用を決めた際に費用が発生するため、掲載期間による支払いを心配する必要がなく、じっくりとコーダーを探せるメリットがあります。
採用コストに関しては、探す人材によって最適なコストが変わりますので、ぜひ下記の資料をご参照ください。
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