副業・業務委託人材の採用ノウハウ

「雇用のミスマッチ」はなぜ起きる? 原因から対策まで解説

Contents

「雇用のミスマッチ」は、大手、中小など企業の規模にかかわらずどの企業にも起こりうる採用課題の一つ。せっかく予算や多くの工数をかけて採用活動をしても、ミスマッチが起こってしまっては、それらが無駄になってしまいます。

この記事では、雇用のミスマッチを減らすために、ミスマッチが起こってしまう原因から防ぐための対策を企業視点で解説します。

▼以下では、Workshipのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。


正社員採用のトライアル発注もできる|フリーランス活用はWorkship ENTERPRISE

Workship(ワークシップ)は、デザイナー、エンジニア、マーケター、編集者、人事、広報などデジタル業界で活躍するスキルホルダーとプロジェクトをマッチングするスキルシェアサービスです。

enterprise.goworkship.com

og_img

雇用のミスマッチとは?

一般的に「雇用のミスマッチ」とは経済用語として使われる場合、下記の様な状況を指して使います。

求人側の企業と求職者側の需要と供給数に問題はないのに、個々のニーズの不一致を理由に失業者が増えている状態

需給のバランスが取れているのに失業者が増えるという、経済的な社会問題として認識されています。

ただし、この記事ではあくまで企業の視点に立ち、人材を雇用したにもかかわらず、能力・適性・社風・企業文化などを理由に早期離職してしまった、あるいは異動させざるを得なかった状況のことを、便宜上「雇用のミスマッチ」として解説していきます。 

ほとんどミスマッチが起こらない企業にとっては万が一ミスマッチが起きても、「求職者側に何らかの問題があった」という結論付けることもできます。ですが、ミスマッチが頻繁に、あるいは一定の率で起こる場合は採用活動の内容に問題がある可能性があります。

その場合、「求職者側の問題」で片付けてしまうのではなく、「なぜミスマッチが起こってしまったのか」という視点で採用活動の振り返りをしましょう。課題や注意点が社内で把握できれば、次回以降の採用活動でミスマッチを減らすことにつながります。

そのために大切なのが、ミスマッチが起きてしまった原因を特定することです。

▼以下では、採用ペルソナの構成要素や作成ステップ、フォーマットまでご紹介しています。ぜひ参考にしてください。



採用ペルソナ作成ガイド

・採用におけるペルソナの作り方がわからない
・採用ペルソナの作成に役立つフォーマットが欲しい
・採用ペルソナの例を知りたい

enterprise.goworkship.com

雇用のミスマッチが起こる原因

雇用のミスマッチが起きてしまう原因は、業態・業種・企業によりさまざまです。自社にとって「何が大きな原因」になっているのかを特定しやすくなるよう、本記事では以下のようにマクロ的(外部的)要因ミクロ的(内部的)要因の2つに分けて解説していきます。

雇用のミスマッチが起こる原因

マクロ的(外部的)要因ミクロ的(内部的)要因
  • 労働人口が不足している
  • 求人・求職情報が双方に届いていない
  • 企業側と求職者側の希望がずれている
  • 掲載情報が誤解を招いている
  • 面接での相互理解が足りない
  • 入社後のフォローが足りない

雇用のミスマッチが起こるマクロ的要因

市場動向や社会情勢によって変化するマクロ的(外部的)要因は、自社でかならず対策できるわけではありませんが、知っておくかそうでないかでは対策の立て方に影響してくる場合があります。

以下は、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」のデータを基に、人材市場を全体での「雇用ミスマッチ」の頻度を指数化したもので、2016年までのものではありますが増加傾向が見て取れます。

雇用ミスマッチ指数の動き

雇用ミスマッチ指数の動き

▲出典:厚生労働省

要因1. 労働人口が不足している

近年は労働人口の減少による人手不足が問題となっているほどで、「売り手市場」と呼ばれる状況が続いています。特にIT業界(エンジニアなど)では不足が著しく、業種によってもかなりの差があります。市場に人材が不足している状況下では必要とする能力の不一致などが起こりやすく、ミスマッチが発生しやすくなります。

要因2. 求人・求職情報が双方に届いていない

求人・求職の情報が企業と人材、どちらにも十分に届いておらず、情報の入手が難しくなっている場合も市場全体のミスマッチの量に影響すると考えられています。現在では、求人情報のチャネルが多様化しつつあり、企業視点では「求める人材に適切に自社を知ってもらうにはどこに掲載すればよいか」という観点で考える必要があります。

要因3. 企業側と求職者側の希望がずれている

自社が出している求人は、本当に市場の状況にあった求職条件になっているでしょうか。業種・年齢・賃金・雇用形態・地域など、企業側の都合でばかり考えると求職者側のニーズと一致せず、応募者は少なくなります。市場の相場を調査し、求職者のニーズも加味したうえで条件を考えましょう。

▼以下では、必要な業務を明確にできる『ジョブディスクリプション作成ガイド』を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の業務にお役立てください。


【無料資料】テンプレート付
ジョブディスクリプション作成ガイド

・ジョブディスクリプションのテンプレート
・ジョブディスクリプション作成方法
・作成するうえで意識すべきポイントをお伝えしています。

enterprise.goworkship.com

og_img

雇用のミスマッチが起こるミクロ的要因

続いて、おもに自社での対策が可能なミクロ的(内部的)要因を見ていきましょう。

要因4. 掲載情報が誤解を招いている

外部に開示している情報と入社後の環境の違いが大きければ大きいほど、ミスマッチは起こりやすくなります。以下は、求人情報が誤解を招く可能性が高い具体例なので、参考にしてください。

  • 良い点ばかりを強調している
  • 業務や募集条件など採用要件の伝え方が曖昧
  • 労働時間などが実際と異なる

要因5. 面接での相互理解が足りない

面接で企業と応募者、双方の理解が深まっていないまま採用してしまうこともミスマッチにつながる原因です。近年では、面接をオンラインで行なう機会も増えてきました。採用コストの削減や遠方からの求職者にも対応できるなどメリットもありますが、そのぶん人間性がわかりづらくなるケースもちらほら。採用過程の中にかならず直接対面での面談も入れましょう

要因6. 入社後のフォローが足りない

水面下でミスマッチが起きていたとしても、すべての人材が即退職の道を選ぶというわけではありません。しかし、不安やストレスを抱えた状態が続けば続くほど、退職のリスクは高くなります。逆に、内定から入社後までの一定期間、フォローを行なうことでミスマッチによる退職を防げる場合もあります。

▼以下では、はじめての採用活動で失敗しないためのお役立ち資料をダウンロードできます。ぜひご活用ください。


はじめての採用活動 お役立ち資料集

・採用活動の経験がなく不安な方におすすめ
・採用の全体像から各プロセスで役立つ資料を網羅
・採用活動で必要な業務の詳しいノウハウを知りたいを解説

enterprise.goworkship.com

雇用のミスマッチによるマイナス

雇用のミスマッチが続くことは、企業にとってはいくつものマイナスにつながります。ここではミスマッチが原因で起こるさまざまなリスクを解説します。

経済的な損失

エン・ジャパンさんの「なぜ人は辞めるのか?退職を科学する」という記事より抜粋した図です。

入社3ヶ月で社員が辞めてしまった場合に発生する費用

▲出典:エン・ジャパン

これは入社後3ヶ月で社員1名が辞めた場合の損失額を試算したものですが、採用経費、在籍費用、教育研修費を含めると総計187.5万円もの損失が試算されるようです。

この金額はあくまでも一例です。実際には、企業規模や採用活動の内容、給与などによっても変わってくるので、損失がこの金額よりも大きくなるケースは十分に考えられます

既存社員のモチベーション低下

ミスマッチにより社員が早期退職した場合、周囲の社員のモチベーション低下につながるリスクがあります。仮に連続でミスマッチが起こるなどした場合、社員からは経営や採用体制への不満が蓄積されることも考えられます。雇用のミスマッチは、求職者だけの問題ではなく職場環境にもネガティブな影響をもたらすことがある、と心得ておきましょう。

企業イメージの低下につながる

ミスマッチに限らず、「離職率が高い」と聞いてホワイト企業を思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか。近年では、厚生労働省の「ブラック企業対策」の一環として、ハローワークの求人票に「離職率」を記入する欄が設けられるなど、外部に離職率を公表しなければいけない場合もあります。ミスマッチの件数が多いことは企業イメージのダウンにつながり、それ以降の採用に影響する恐れもあります。

▼以下では、Workship登録人材から収集した『フリーランスの働き方に関する調査レポート』を無料でダウンロードできます。フリーランスが希望する報酬額や休日などを網羅した資料ですので、ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。



Workship登録人材 働き方調査レポート

・Workshipの登録人材について知りたい
・自社が採用したい職種における登録人材について理解したい
・業務委託人材の希望時給や想定稼働日数、稼働可能状況などについて知りたい

enterprise.goworkship.com

雇用のミスマッチに対する有効な対策

ここからは、ミスマッチを防ぐための具体的な対策を解説していきます。どこに注力するべきかどうかは、企業や業種ごとに異なりますので自社に照らし合わせながらご活用ください。

  1. 求人情報を見直す
  2. 面接での適性判断を見直す
  3. 内定〜入社後のフォローを充実させる
  4. お試し入社やインターン制度を導入する

1. 求人情報を見直す

自社が出している求人情報は、求職者の第一印象を決める大事な役割を担っています。しかし、印象を良くするだけではなく働き方が具体的に想像できること、入社後とのギャップが少ないことも意識して見直しましょう。ポイントは以下のとおりです。

  • 求める人物像が明確に伝わっているか
  • 募集の背景を伝えているか
  • 労働条件・環境が実際と異ならないか
  • 現場社員から見て内容に相違ないか
  • 求職者が見て、疑問に思う点や不明点などがないか

2. 面接での適性判断を見直す

面接で、企業と求職者の相互理解がより深まるような取り組みを考えてみましょう。たとえば、下記のような対策をすることでより適性が見極められるようになる場合があります。

  • 選考フローに性格診断(ツール)を追加する
  • 現場社員との面接の機会を設ける
  • 会社が置かれている状況やネガティブな要素も正確に伝える

以上のような働きかけを求職者にすることで雇用のミスマッチは減らすことができます。

3. 内定〜入社後のフォローを充実させる

入社後に一定期間フォローを行なうことで、雇用者のストレスや不安を取り除き、ミスマッチによる早期退職を防げる場合があります。たとえばフォローには下記のようなものがあります。

  • 転職者向けの研修を行なう
  • 転職者用の相談窓口を設ける
  • 入社後の定期的に面談をする

また入社前であっても、内定前後からフォローをスタートすることで、内定承諾率や辞退などを減らす効果もあります。

4. 正社員採用を前提にフリーランスを活用する

中途採用に限っていえば、たとえば正社員採用を前提としてフリーランスを活用するという手法もあります。

フリーランスの場合、すでに専門分野でのスキルやノウハウを習得して独立する方が多く、優秀な人材が多い傾向があります。それゆえに、待遇・条件については個別に交渉が必要ですが、たとえばトライアル期間として業務委託を開始し、数ヶ月後にお互いの合意があれば正社員として迎え入れる、などが可能です。

仮に数ヶ月のトライアルを経て「正社員採用は難しい」と判断したとしても、業務委託の関係を解消する必要はなく、それ以降も業務発注できる社外の存在として関係を継続することもできます。

▼以下では、Workshipを実際に導入した企業の事例と共にサービスの特徴やお役立ち機能も紹介しています。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。


Workship導入事例集【導入の効果・事例】

・Workshipを導入した企業について知りたい
・どのような課題解決に有効なサービスか理解したい
・Workshipの機能が具体的にどう役立ったのか知りたい

enterprise.goworkship.com

優秀なフリーランス採用は、登録無料の『Workship』がおすすめ!

『Workship』では、優秀な人材を紹介・マッチングするだけでなく、煩雑な業務委託契約に関する手続きをすべて代行いたします。

できるだけ早く優秀な人材を探してすぐにでも業務委託を進めたい。また社内のリソースが足りず、手続きや契約内容のすり合わせに時間が取れないといった場合は、安心してWorkshipにお任せください。

人材マッチングと契約手続きのプロが、責任を持って対応いたします。そして正社員の保有リスクを持たずに、優秀な人材を採用できます。

Workshipには、現在ディレクターやエンジニア、マーケター、デザイナーなど42,100人以上の優秀な人材が登録されています。人材の質や、自社ツールを使った管理のしやすさが好評で、朝日新聞社やChatwork株式会社など、これまでに累計800社以上にご活用いただいています。

Workshipのサービスの特徴を簡単にお伝えします。

アカウント登録が無料!

Workshipはアカウント登録料無料で、次のさまざまな機能をご利用いただけます。
ニーズに合わせたマッチ度の高い候補者を随時提案
・スカウト機能
・フリーランス検索
・求人掲載は無制限
・無制限のメッセージ機能で候補者と直接交渉が可能
・オンライン面談
・求人作成代行
・オンラインサポート
・印紙代不要の電子契約
・正社員転換契約
・賠償責任保険が自動で適用
・稼働管理

※自動で費用が発生することはありません。
※料金はユーザーとの成約が完了した時点で発生します。

また、ご利用いただく中でお困りのことがあれば、随時丁寧にサポートいたします。

三者間契約でインボイス制度の不安がない

フリーランスを活用する上で、採用担当者様の工数負担が大きいのが、契約書の取り交わしです。Workshipでは成約時に企業 ⇄ Workship ⇄ フリーランスの三者間契約を締結し、その契約手続きを代行します。クライアント企業となるお客様の契約先はWorkshipとの契約となるため、フリーランス活用でネックとなるインボイス制度への対応も問題ありません。また、毎月の請求処理も代行して行ないます。

Workshipで稼働と進捗管理も安心

成約後のフリーランスの稼働管理も、Workshipの管理画面内で行なうことができます。管理画面ページを閲覧するだけで、稼働時間や業務の進捗など定期チェックもしやすくなります。

成約まで費用は発生しません!成約後も14日間の返金保証アリ!

Workshipでは、外部のフリーランスを活用し始めるまでは月額費用がかかりません。そのため、自社にマッチする人材をじっくりと見定められます。また、成約後であっても14日間は返金保証があり、ミスマッチを起こす可能性が低くなります。 

▼以下では、Workshipのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。


資料請求 | フリーランスの稼働や業務を簡単管理!Workshipの詳細はこちら

サービスの特徴やプラン、費用をまとめた資料を無料でご覧いただけます。

enterprise.goworkship.com

og_img

【導入事例はこちら】


自社メディアのグロース体制のさらなる強化に成功。取材、ライティング、SEOなど豊富な経験をもつ編集者と出会えました。 | フリーランス案件検索ならWorkship ENTERPRISE

2019年で新聞創刊から140周年を迎えた株式会社朝日新聞社。日々、2千人を超える記者が集めた情報を編集し、全国に届け続けうる。業界の中でも、デジタル領域にも先進的に取り組む同社は、2013年に『メディアラボ』を設立。「新聞業とはこういうもの」といった既成概念にとらわれない新しい商品やビジネスの開発を目指す「実験室」として、幅広く新事業・新商品の開発に取り組む。

enterprise.goworkship.com

og_img

週4日以上稼働が可能なメンバーを多数アサイン。特にWorkshipのマッチング精度とスピード感の満足度が高い。 | フリーランス案件検索ならWorkship ENTERPRISE

トランスコスモス株式会社は1966年の創業以来、人と技術を“仕組み”で融合したサービスを数多く提供し、売上拡大とコスト最適化の両面からお客様企業を支援しています。国内のみならず、世界各地域に拠点を拡大し、現在お客様企業数は3000社超。時代や事業環境の変化、お客様企業のニーズに対応しながら常に進化を続けています。

enterprise.goworkship.com

og_img

「まるっとお任せできるフリーランスWebデザイナーを探していた」数あるエージェントの中で『Workship』を利用した理由 | フリーランス案件検索ならWorkship ENTERPRISE

Chatworkはクラウド型ビジネスチャットツール『Chatwork』を開発・運営している会社です。同社のサービス『Chatwork』は業務の効率化と会社の成長を目的とした、 メール・電話・会議に代わるコミュニケーションツール。非効率なコミュニケーション習慣の解消、働き方の多様化への対応、SNS弊害の解消を実現します。現在は日本最大級のビジネスコミュニケーションサービスにまで成長し、民間企業、教育機関、官公庁など約214,000社以上、の企業へ導入されています(2019年3月末日時点)

enterprise.goworkship.com

og_img
無料で資料ダウンロード 無料アカウント登録