副業・業務委託人材の採用ノウハウ

【企業向け】デザイナー採用とマッチングサービスの相性は?費用相場やメリット・デメリット、おすすめのサービス5選を解説

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多くの企業がデザイナー採用に積極的になりつつある現在、比例して採用することも難しくなっています。

そんなデザイナー採用の際に有力な選択肢の一つとなるのがマッチングサービスの利用です。デザイナーの採用時には、このようなマッチングサービスの利用を検討している企業様も多いのではないでしょうか。

この記事では、マッチングサービスを利用することのメリットやデメリット、さらにおすすめのサービスまでご紹介します。

「デザイナー」と「マッチングサービス」とは

そもそも、デザイナー採用におけるマッチングサービスとはどのようなものなのでしょうか。基本的な知識を解説していきます。

デザイナーの種類


「デザイナー」と一口にいっても、その種類は様々です。

  • Webデザイナー
  • UI/UXデザイナー
  • ゲームデザイナー
  • ファッションデザイナー

などたくさんありますが、今回は主に一般的な企業からの需要が高いWebデザイナーとUI/UXデザイナーについて解説します。

Webデザイナー

Webページの設計や、具体的な文字やイラストなどコンテンツの配置などを担うデザイナーです。多くの企業はホームページやWeb上でのサービスを持つようになっているため、需要はかなり高いと言えます。

UI/UXデザイナー

ユーザーインターフェース(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)のデザインを担当し、ユーザー視点でデバイスの使いやすさを重視した設計を提案するのが主な仕事となります。Webデザイナーと同様に、企業からの需要は高いと言えるでしょう。

デザイナー採用に関する変化


ここまでに述べている通り、デザイナーの需要は高まっています。その状況を示すものとして、以下の画像をご覧ください。

Workship_デザイナー需要_参考▲出典:TechCrunch

海外の主要企業がエンジニア1人に対してどの程度のデザイナーを採用するかという数の変化を示したものです。

例えばIBMでは、2012年から2017年の5年間でデザイナーの比率が9倍になっていることがわかります。

こうした大企業の動きからもわかるように、需要の高まりによってよりデザイナーを採用することは難しくなっていくと予測できます。

人材採用における「マッチングサービス」とは


このように採用も簡単ではなくなってきているデザイナーですが、その採用手法にはいくつかのものがあげられます。簡単にまとめると以下のようになります。

採用手法内容
求人広告広告会社に求人情報を送る
ダイレクト
リクルーティング
魅力的な求職者に直接アプローチする
リファラル採用社員の人脈を通して求職者を紹介してもらう
人材エージェント専門的なエージェントに求職者の紹介を依頼する

この中で、マッチングサービスとは一番下の「人材エージェントの利用」のことを示しています。

企業がマッチングサービスを利用する際の流れは、次のようになります。

  1. 人材エージェントに一定の料金を支払い、希望条件を伝える
  2. エージェントと企業で希望する人材のすり合わせ
  3. エージェントが希望にあう求職者を紹介
  4. 企業と求職者で面談、成約→稼働開始

一般的な採用のように自社と求職者だけで完結するのではなく、仲介してくれるエージェントを挟むことが大きな特徴です。


どうしてマッチングサービスを使用するのか?

では、どうしてデザイナー採用でマッチングサービスが選択肢として浮上するのでしょうか。その理由と、メリットをご説明します。

デザイナーという職種の特殊性


1つ目の理由として挙げられるのは、デザイナーという職種の性質です。

そもそもデザイナーといっても、先ほど説明したようにたくさんの種類があります。さらに、同じ種類のデザイナーでも個人によってタイプが違うことも少なくありません。

例えば、同じWebデザイナーだとしても

  • イラストの質感
  • 企業のコンセプトとデザインの相性
  • 提供するサービスにデザインがマッチするか

など、個別に判断しなければなりません。

したがって、より個人のスキルや特徴をじっくり見られるマッチングサービスが有力な選択肢となります。

企業にとっても採用は簡単ではない


2つ目の理由として考えられるのは、デザイナーの採用自体が簡単ではないということです。

特にデザイナーを初めて採用する場合には、採用担当者もどのような基準で優秀か否かを判断して良いかわかりません。社内にデザイナーがいれば協力してもらうこともできますすが、自社専門のデザイナーがいない企業も少なくありません。

このような状況から、エージェントなどデザイナー採用のノウハウがある人に仲介してもらい、より確実に優秀なデザイナーを採用したいと考える企業が多いのです。

マッチングサービスを利用するメリット

それでは、これらを踏まえてマッチングサービスを利用するメリットとは何なのでしょうか。主に3点ご紹介します。

手間の少なさ


特にデザイナーの採用の場合、自社の要件にあう求職者を探すだけで手間がかかります。エージェントへ依頼することで候補者の選定まで行ってもらえるのは、採用担当にとっては非常に楽です。

優秀な人材と出会いやすい


エージェントを利用することで、経験値の高いプロが選んだ人材と出会えます。自社でノウハウのないまま失敗するというリスクを避けて、最終的な採用に結びつきやすいといえるでしょう。

知名度に左右されにくい


例えば求人広告などの場合、企業の知名度がないとなかなか求職者が集まってくれません。しかしエージェントを利用すれば、エージェントも求職者側に企業の魅力を伝えてくれるため、より人材と出会いやすくなるでしょう。

マッチングサービスを利用するデメリットは?

これらのメリットが存在する一方で、マッチングサービスを利用するデメリットもあります。こちらも主に3点に分けて説明していきます。

コストが高くなる


1つ目のデメリットとして挙げられるのはコストです。

エージェントに依頼する分は、もちろん依頼費用を支払わなければなりません。

自社内で完結できれば生まれないコストであり、かつ人材エージェントへの依頼費用は求人広告などと比べて比較的高額になります。

デザイナー採用は難しいためエージェントに依頼するが、ノウハウがあるエンジニアの採用は自社で行うなど、必要に応じた使い分けをすることも大事でしょう。

紹介されるのを待つだけになることも


2つ目は、エージェントの紹介待ちになってしまう可能性があるということです。

マッチングサービスでは、既に解説したようにエージェントと依頼企業で求める人材を話し合い、その条件に合う人をエージェントから紹介してもらう形が一般的です。

場合によっては、エージェントが中々人材を紹介してくれなかったり、払っている費用によって紹介する順番を変えていたりする可能性もあります。

マッチングサービスを利用する場合には、仲介エージェントに紹介してくれる期限や費用による違いがあるのかを確認しておくと良いでしょう。

採用ノウハウが社内に残らない


3つ目のデメリットは、採用ノウハウが蓄積されないことです。

マッチングサービスでは、基本的に最終的な決定を除いた過程をエージェントに任せてしまうことが可能です。

手間が減るという面ではメリットになりますが、プロセスを経験しないとどういった流れでデザイナーの採用を進めれば良いかというノウハウを学ぶことができません。

長期的にデザイナーを採用し続けようと考えている場合には、エージェントに依存しすぎず、自社でもある程度ノウハウを学び取れるようにすることが必要です。


マッチングサービスの費用と相場

マッチングサービスの費用相場


マッチングサービスは、人材紹介を専門とするサービスです。自社が希望する条件や人材要件を伝えると、それに合わせた人材を提案してもらえます

費用は一般的に「採用人材の年収×20~30%」と言われており、以下のようなイメージです。

職種年収エージェント費用
(手数料:年収30%)
Webデザイナー482万円約145万円
CGデザイナー453万円約145万円
グラフィックデザイナー531万円約160万円

上記のように一人あたり100万円以上かかるのが当たり前で、けっして安いとはいえません。費用が高いことはマッチングサービスを利用するデメリットになります。

一方、マッチングサービスを利用するメリットは、要件に合わせた人材の選定や採用のプロの視点から人材の要件を相談・調整してくれる点です。

デザイナー採用のノウハウがない場合や人材要件と一致する人材を短期間で採用したい場合には、エージェントの利用がおすすめできます。

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デザイナーの採用コストを削減する2つのポイント

デザイナーの採用コストを下げるためには、意識すべきポイントが2つあります。

以下では、次の2つのポイントについて、それぞれを具体的に解説します。

  • デザイナーに求める能力を明確化する
  • 要件に合わせて採用方法を選択する

採用するデザイナーに求めるスキルを明確にする


デザイナー求めるスキルを明確にすることは、採用コストを下げるために重要です。

人材に求めるスキルは、例えばツールの使用歴・同業種での業務経験が5年以上であるなど、具体的に数値化するとよいでしょう。

特に数値化すべきスキルやツールの使用歴としては以下のようなものが挙げられます。

項目具体例
保有スキル
  • WEBサイトおよびインターフェースデザインスキル
  • UI/UXの設計・デザインスキル など
ツール使用歴
  • Figma
  • Sketch
  • Adobe など

また、必要以上のスキルを求めないようにも注意しましょう。

成果物のレベルが上がれば上がるほど高度な技術が求められますので、対応できるデザイナーの絶対数も少なくなります。当然、そうしたデザイナーの採用コストは高くなります。

高いスキルを持つデザイナーは魅力的です。しかし、採用コストを抑えるという点では、自社に必要なスキルを持った人材を採用すれば十分。抑えたコストをほかの施策に充てたほうが事業推進に効果的です。

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条件に合わせて採用方法を選択する


自社が求める条件が設定できたら、それに合わせた採用方法を選択することで採用コストを適正化できます。上記で説明した3つの手法がどのようなシーンに適しているのか考えてみましょう。

採用手法適したシーン例
人材エージェント
  • デザイナー採用の経験が少ない
  • 確実に採用したい
  • 能力の高いデザイナーを希望する
求人広告・求人サイト
  • デザイナーに求める要件が明確に定まっている
  • 自社の知名度が高い
  • 多様な人に応募して欲しい
ダイレクト
リクルーティング
  • オファーしたいデザイナー候補がいる
  • 自社SNSの知名度が高い
  • 候補者とじっくり話をしたい

たとえば、「デザイナー採用の経験が少ない場合」には人材エージェントを利用すべきだと言えます。

エージェントは、費用だけで見れば求人広告より高額。しかし採用経験がない場合、闇雲に広告ばかり出していても、効果が上がりにくいです。その状態で何ヶ月も広告を続けていると、いずれはエージェントの費用を超えてしまいます。

初期費用は高額になりますが、長期的に見ればエージェントを利用した方がコストを抑えられるでしょう。

知名度が高くブランドが形成されているなら「求人広告・求人サイト」、反対に知名度が競合より低い傾向にある場合には「ダイレクトリクルーティング」といったように、自社の状況に適した採用手法を選択することで採用コストの適正化・削減ができます。

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フリーランスデザイナーを活用する

このようにデザイナーの採用コスト削減にはさまざまな手法があります。しかし、すぐに効果が出るとは限らず、他の方法でコストカットも行ないたいもの。

そこでおすすめしたいのが、フリーランスデザイナーの活用です。

フリーランスデザイナーとは


フリーランスデザイナーとは、特定の企業や組織に所属せず、個人で活動するデザイナーのこと。その他、デザイナーには以下のような種類があります。

フリーランス
デザイナー
企業などに所属せず、個人事業主として活動するデザイナー。複数の仕事を同時に受けることも可能。
インハウス
デザイナー
特定の事業会社に所属するデザイナー。基本的には、その事業サービスや製品のデザインのみを担当する。
デザイン制作会社の
デザイナー
デザイン制作の会社に所属し、顧客からの依頼に応じてデザインする。制作会社に所属し、指示に従うため、フリーランスとは異なる。

一般的に企業がデザイナーを社員として採用する場合、インハウスデザイナーを指します。企業がデザインを外部の制作会社に依頼した場合には、その制作会社の中のデザイナーが実際の業務を行なうのです。

こうした種類のなかで、どうしてフリーランスデザイナーがおすすめと言えるのでしょうか。

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フリーランスデザイナーのメリット


フリーランスデザイナーのメリットは、以下のような点です。

コスト

フリーランスデザイナーは業務委託契約になるため、会社は福利厚生費などを支払う必要がありません。また、案件が完了すれば準じて契約も終了するため、事前に契約で決めた以上の給与を支払う必要もありません。そのため、仕事がない期間でも給与を支払わなければならないインハウスデザイナーよりもコスト管理が行ないやすいのです。さらに、個人への依頼になるため、制作会社よりも費用が安くなる傾向にあり、総じて人件費・制作コストの削減にもつながります。

柔軟性

フリーランスデザイナーは企業の都合に合わせて仕事を引き受けてくれます。たとえば、制作会社の場合、デザイナーだけでなく制作会社自身の利益も必要なため、規模の小さい案件は受けてくれないことも。しかし、個人のフリーランスであれば、規模の大小に関わらず依頼可能なのです。

デザイナーに関する人件費で悩んでいる場合、フリーランスデザイナーの活用は有力なコストカットの手段になるでしょう。

しかし、フリーランス採用ならではのデメリットや注意点もあります。

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フリーランスのデザイナー採用に役立つサービス6選

以下では、フリーランスの優秀なデザイナーを採用する際に役立つサービスを5つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

1.クロスデザイナー




クロスデザイナーはデザイナー特化のフリーランス紹介エージェントです。7,000人以上のデザイナーが登録されており、UX、アプリ、グラフィックデザインなど多様なスキルを持つデザイナーを提案します。

クロスデザイナーでは、最短即日で複数名の即戦力デザイナーを提案できるのが特徴で、条件が合えば最短3日でアサイン可能なポイントもメリットのひとつです。

登録しているフリーランスも案件・タスクベースでのアサインが可能で、週2〜3日の稼働から7日稼働が可能などのフルコミットデザイナーも募集できることから「熟練デザイナーを募集したい」や「とりあえず依頼してみたい」といった依頼企業に合わせたフリーランスデザイナーを探すことが可能です。

特徴・メリット
  • 週2~3日からフルコミットも可能なデザイナーを見つけられる
  • WEB・グラフィック・アプリ・DTPなど幅広いデザイナーに対応
  • 最短即日でデザイナーのアサイン・案件依頼が可能

サービス資料は無料でダウンロードできます。ぜひ下記より無料でダウンロードし、貴社の採用活動にお役立てください。


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2.Workship(ワークシップ)


Workshipは、フリーランスと企業を繋げるためのマッチングサービス。デザイナーをはじめ、エンジニアやマーケターなどのIT人材を中心に現在43,200人以上のフリーランスが登録しています。

とくに

  • 求人掲載が無制限
  • フリーランスと成約するまでは月額不要
  • 契約業務を代行してくれるため、発注企業の工数を削減

といった特徴があり、低コストながらフリーランス人材を探す際の工数、ミスマッチのリスクを大きく軽減しています。

ハイスキルな人材が多いのも好評で、これまでに900社以上が導入しているビジネスマッチングサービスです。

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Workship デザイナー採用事例集

・実際にデザイナー採用した企業の事例を知りたい
・どのようにデザイナーを採用するかイメージがつかない
・デザイナーをどのように探しているか気になる

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3.ジョブハブ


人材業界の大手・パソナグループが運営するフリーランスと企業のビジネスマッチングサービス。

クライアント側が案件として業務(ジョブ)を掲載でき、エントリーしたワーカーと直接マッチングできる仕組み。発注側のジョブ掲載、ワーカー側の業務提案までは無料ででき、成約した場合にシステム利用料を発注額に加算して、クライアント側が支払います。

業務の依頼〜決済まで、すべてをWeb上で完結できるようになっており、利便性とスピード感にすぐれたマッチングサービスと言えるでしょう。

ジョブハブのHPへ(外部サイト)

4.ココナラ


「得意を売り買い」というフレーズで知られる、日本最大級のスキルマーケットが『ココナラ』です。

ココナラは、出品者が出品したスキルや経験を「サービス」として、購入者が買うという仕組みで、購入者をマッチングしています。

「デザイナー」を探す際、「ロゴ制作」「印刷物・DTP」「プロダクト・ファッション」など、デザインのジャンルも細かなカテゴリから探せるのも便利です。求める種類のサービスが見つからない場合は、仕事の依頼内容を投稿すれば出品者からの提案を募ることもできます。

ココナラのHPへ(外部サイト)

5.ランサーズ


外注の一つの手法として、近年注目を集めている「クラウドソーシング」の業界最大手とも呼ぶべきサービスが、「ランサーズ」です。登録ユーザー数110万人以上、35万社以上の企業が利用しています。案件のカテゴリも非常に多く、デザイナー職も分野ごとに細かなカテゴリで検索でき、求めるデザイナーが探しやすくなっています。

特徴的なのが独自のフリーランス検索機能。業務をフリーランスに依頼する際、独自の検索フィルターによる検索ができ、求める業種や社風に合った人材を効率的に探せます。登録フリーランス数がほかのサービスと比較してもかなり多いため、募集をかければ多数の応募が得られます。

ランサーズのHPへ(外部サイト)

6.クラウドワークス


「クラウドワークス」はランサーズと肩を並べる国内最大級のクラウドソーシングサービスです。クラウドワークスならではの特徴は、「仮払い」という報酬の仕組み。

成約時に発注企業から「仮払い」として報酬をクラウドワークスに支払い、業務完了後にワーカーに支払われるというもの。現実的な問題としていかに事前に契約を結んでいたとしても、フリーランスの報酬は未払いや支払いの遅延などの問題も多くあります。

「仮払い」をすることにより、発注企業側が「検収」をするまでワーカーへの支払いは行なわれませんが、受注ワーカー側にとっては確実に報酬が支払われる保証になっています。

クラウドワークスのHPへ(外部サイト)

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