中途採用におすすめの人材紹介エージェントまとめ。メリット・デメリット・特徴まで解説します
採用エージェントには多くの種類があり、サービスごとの特徴を抑えるのは大変ですよね。
そこでこの記事ではおすすめのエージェントサービスとエージェント利用のメリット・デメリット、おすすめの採用方法をご紹介します。中途採用のエージェント探しでお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
中途採用のエージェントとは
そもそも、中途採用で利用されるエージェントとはどういう仕組みなのでしょうか。その内容や種類を解説してます。
エージェントの仕組み
採用活動におけるエージェントとは「人材紹介業」を専門に行っている企業のことを示しています。
▲出典:DUDA
上記の表のように、企業がエージェント(人材紹介会社)に希望する人材の条件などを伝え、それを元に人材を提案してもらいます。
よく「マッチングサイトとどう違うの?」という疑問があります。以下が具体的な違いです。
マッチングサイト:求人広告を掲載し応募があるのを待つ
エージェント:出した求人情報から良いと思った人材をプロが選出し提案する
このような違いから、早く確実に自社にマッチした人材を採用するにはエージェントの利用が効率的です。
中途採用エージェントの種類
エージェントにはいくつかの種類があります。以下の表でその分類を見てみましょう。
採用形態 | ターゲット:広い | ターゲット:限定 |
---|---|---|
社員採用 |
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社員以外の採用 |
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中途採用でおすすめの採用エージェント3選
以下は中途採用におすすめの転職エージェントです。実績と特徴をまとめました。
1. リクルートエージェント
▲出典:リクルートエージェント
『リクルートエージェント』は株式会社リクルートが運営する求人サービスです。企業ごとに専任のアドバイザーが付き、完全成果報酬で人材を採用できます。全国都市19拠点をメインに全国から求職者を見つけられるほか、直接スカウトできるオプションもあるため、幅広い求職者ニーズに応えられます。
2. DODA
▲出典:DODA
DODAは株式会社PERSOL(パーソル)が運営する求人サービスで、約629万人の求職者が登録しています。DODAには幅広く求人を募集する「求人広告型」のサービスから、企業が求職者を直接スカウトする「ダイレクトリクルーティング型」のサービスまであり、企業の人材ニーズに合わせて幅広い手法で採用が可能。
2007年からサービスを開始した比較的新しいサービスですが、急成長を見せている中途採用サービスです。
3. パソナキャリア
▲出典:パソナキャリア
株式会社PASONAが運営する『パソナキャリア』は、転職人材をメインとして人材採用サービスです。国内のみならず海外拠点からの外国人人材の採用も可能。リクルーティングに特化したコンサルタントが専任でつく好待遇なサービスながら完全成果報酬制のため、はじめての中途採用でも安心です。
中途採用でエージェントを利用するメリット・デメリット
では中途採用でエージェントを使う、そのメリットとデメリットを見ていきます。
採用エージェントを利用するメリット
まずは、エージェントを使用するメリットから解説します。
・確実性が高い
大きなメリットとなるのが採用の確実性さです。費用と時間をかけて、誰も採用できなかったという事態やミスマッチが起きるのは避けたいもの。人材エージェントを利用すれば、希望する条件に合う人材を複数人提案してくれるなど採用に関することを柔軟に対応してくれるため、確実な採用が期待できます。
・相談に乗ってもらえる
エージェントは人材紹介に関する経験が豊富であるため、採用に関する相談もできることが多いです。ただ人材を紹介してもらうだけではなく、相談などを通して採用ノウハウを学べるため長期的に採用を強化できます。
・優秀な人材に出会いやすい
求人広告などの場合は応募数は集まるかもしれませんが、その応募者層は限定されていません。一方エージェントの場合、ある程度のスキルや能力を持った人が厳選されて提案されるため、優秀な人材に出会いやすく、採用にかかる工数も削減できます。
採用エージェントを利用するデメリット
デメリットも把握しエージェントの利用を検討しましょう。
・コストがかかる
一番想定しやすいデメリットはコストです。その他の採用手法と比較して、費用は高くなります。
一般的に、エージェントの費用は「理論年収×35%」が相場と言われています。
理論年収とは入社日の違いによる賞与の差などを無くした理論上の年収で、多くの場合は「月収×労働月数+賞与+交通手当」となり、企業が人材に年間で払う金額を理論的に示したものです。
たとえば平均年収.jpによれば、30-34歳男性の平均年収は475万円とされています。そのため、採用したい場合には、475×35%=約166万円支払わなければなりません。
決して安い金額ではないことがわかります。加えて、複数人中途で採用しようという場合には、さらに費用がかかります。
・自社のペースで採用活動を行えない
人材エージェントはさまざまな提案をしてくれるため、任せっきりにした場合にはエージェントが希望条件に合う人材を見つけるまでただ待つしかなく、企業側が中途採用に受け身になってしまう可能性があります。
なるべく早く人材を採用したい場合でも、エージェントの連絡の速さ次第で左右されてしまう可能性があります。
中途採用エージェントを選ぶ際のポイント
エージェントの選び方、見るべきポイントについて解説していきます。
依頼料・料金形態
大きなポイントとなるのは依頼料やその料金形態です。
主に2点に絞って解説していきます。
1. 初期手数料・初期登録料
初期手数料は企業がエージェントサービスに登録した際に支払うお金です。登録だけなら無料という場合もあれば、登録の段階でいくらかの費用を支払うことで、幅広いサービスが受けられる場合もあります。
2. 成功報酬・成果報酬
エージェントサービスで主な料金形態は、成功報酬・成果報酬です。払う金額は「理論年収×〇〇%」で金額が決定することあれば、フリーランスなど期間が定まらない場合には「月収×〇〇%」や「時給×〇〇%」などの金額の定め方もあります。
インターネット上で調べる段階では、この〇〇%などを公開にしているエージェントは多くありません。問い合わせなどで確認してみることをお勧めします。
サポートの仕組み・職種の対象範囲
もう1つの選ぶ際の参考となるのは、「サポート体制」と「職種の範囲」です。
エージェントを利用する大きなメリットでも挙げたように、どれだけ採用に関するサポートが受けられるのかは重要な判断基準になります。
- 採用フローに関するサポート
- 企業側からアプローチは可能か
- 採用したい人物像の要件設定を相談できる
このように、どの程度のサポートや支援を受けられるのかを知っておくことが必要です。また、それらのサービスが無料なのか、あるいは追加料金が必要なのかなどもチェックしておくと良いでしょう。
また、転職エージェントでもさらに複数タイプに分類することができます。
・企業の中でも優秀な層や経営幹部などにターゲットを絞った「ヘッドハンティング」
・エンジニアやデザイナーなどに特化した「職種専門エージェント」
などもあるため、自社の採用したい人物像の対象かどうかもきちんと確認するようにしましょう。
エージェント以外の中途採用の手法
この項目では、エージェント以外の中途採用の方法をご紹介します。採用手法を検討している方はぜひご確認ください。
エージェント以外に中途採用の際に使われる手法は3つあります。以下の表では、採用手法ごとのメリット・デメリットを一覧にしてまとめました。
リファラル採用 | 社員の人脈や紹介を通して採用する手法です。ただし社員が紹介したからいきなり採用するわけではなく、多くの場合は初期の選考ステップが省き、2次選考から参加する形などが取られます。もちろん、相性が合わなければ採用が見送られることもあります。 |
ダイレクト リクルーティング | SNSやスカウト型サイトなどを用いて、企業が求職者に直接アプローチする採用手法。ビジネス用のSNSの発展などもあり、広がりを見せている手法の1つです。この場合でも、スカウトしてから選考に移ることになります。 |
求人サイト/広告 | 企業が募集情報を広告に出したり、サイト上で掲載したりして広く求人する方法です。求人広告の代理店や求人広告サイトも数多く存在しているため、自社に合う広告形態やサイトを吟味できます。 |
採用方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
エージェント | ・確実性が高い | ・費用が高い |
ダイレクト リクルーティング | ・ミスマッチが起きにくい | ・良い人材を見つけるまで手間がかかる |
リファラル採用 | ・社員の紹介のため、ある程度の信頼性が担保される | ・社員が都合よく人脈を持っているとは限らない |
求人サイト/広告 | ・募集を掲示するだけでよく、手間がかからない | ・応募層が限定されない可能性がある |
即戦力人材の採用にはフリーランスもおすすめ
即戦力を採用するために、フリーランスを活用する方法もあります。
フリーランスの多くは、個人のスキルを売りにして仕事を受けているため、平均よりも高いスキルや能力を保持している可能性が高いです。フリーランスはエンジニアやデザイナー、マーケターなど専門分野に特化した職種が多いため、企業のニーズに合わせて採用しやすい点も魅力でしょう。
また、フリーランスは契約期間が決まっているため、最初にフリーランスとして契約し、今後も働いて欲しいと感じた人材をスカウトすることも可能。中途採用でミスマッチのリスクを取りたくない担当者の方は、一旦フリーランスとして契約することがおすすめです。
フリーランスを活用するメリットとは?
フリーランスを活用することのメリットは、スキルの高さだけではありません。以下のようなメリットも挙げることができます。
・コストの低さ
わかりやすいメリットの1つです。フリーランスには福利厚生費を支払わなくて良いだけでなく、リモート勤務などの場合には設備費も不要です。エージェントで多少費用がかかったとしても、こうした部分で回収することができます。
・柔軟性
もう1つの大きな魅力となるのは柔軟性です。社員であれば、基本的に解雇前提での契約は行いません。一方で、フリーランスは数ヶ月単位やプロジェクト単位で契約を結ぶことが可能であり、企業のニーズに柔軟に対応することができるのです。
・スピード感
フリーランスの場合には、最短で即日稼働してもらうこともできます。競合に遅れないために、なるべく早く優秀な人材を採用し、業務に携わって欲しいという場合には大いに役立つと言えるでしょう。
正社員登用も可能なフリーランス採用サービス『Workship』
もしフリーランスで採用してから正社員登用を考える場合は、Workshipというサービスがおすすめです。
Workshipの利用で受けられるメリットは以下です。
- 募集情報の掲載だけでなく、スカウトを送れる
Workshipでは、募集情報を掲載するだけでなく、企業側からスカウトを送ることもできます。エージェントからの連絡や応募待ちにならず、企業からもアプローチが可能です。 - Workshipからおすすめ人材の提案を受けることができる
希望される場合には、Workshipからおすすめするフリーランスの人材を提案できます。初めてフリーランスの採用に取り組まれる場合でも、安心してご利用頂くことが可能です。 - 手数料50万円でフリーランスを正社員へと契約変更可能
Workshipでは手数料をお支払い頂き、双方の合意があれば正社員へと契約変更して頂くことが可能です。手数料は一律50万円であるため、一般的な転職エージェントと比較するとかなり割安になっています。
このようなメリットから、Workshipは「スカウト型サービス」「人材エージェント」「求人サイト」などの複数の機能を掛け合わせたハイブリッドサービスとなります。
Workshipのより詳しい他社事例や料金形態は以下からご覧いただくことができます。こちらも合わせてぜひご覧ください。
【導入事例はこちら】