マーケターを業務委託するメリットって? 費用相場やデメリット、人材の探し方まで解説
企業の販促/広告活動を担うマーケターも、外部に業務委託することで、ハイクオリティな成果が期待できます。
しかし「どんなマーケティング業務を委託できるのか」「どんなメリットがあるのか」「フリーランスマーケターへ委託したときにかかる費用相場はどれくらい」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。
そこで今回は、マーケティングを業務委託するメリットや委託先の選び方、費用相場までご解説します。ぜひ参考にしてください。
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マーケターに委託できる業務内容
マーケターに依頼できる業務内容をご紹介します。ここでは、近年需要が高まっているWebマーケターを例として解説します。
Webマーケターは、インターネットを活用したマーケティング戦略である「コンテンツマーケティング(SEO)」「広告運用」「SNS運用」を中心とした以下の5つがおもな仕事内容です。
もちろん、それらを含めたマーケティング戦略の立案から依頼することもできます。
Webマーケターの仕事内容
- コンテンツマーケティング(SEO)
- 広告運用
- SNSマーケティング
- データ分析
- Webコンサルティング
1. コンテンツマーケティング(SEO)
Webマーケティングの基本ともいえるSEOは、Googleなどの検索エンジンを活用したマーケティング戦略です。
特定のWebサイトが検索結果の上位に表示されるように、キーワードの設定や見出しタグの最適化、パンくずリストの設定などさまざまな対策を施します。
2. 広告運用
広告運用とは、バナー広告や動画広告などの各種Web広告を出すことによって、特定のWebサイトへのアクセスを増やし、売上増加を狙うマーケティング手法です。
広告を掲載するためには出稿費用がかかるため、効果が出ない場合には赤字になる可能性も。
一方で、効率的に利用すれば即成果に繋がることから、企業からの需要も高く、Webマーケターの実力次第で費用対効果の大きい手法になり得ます。
3. SNSマーケティング
SNSはビジネスツールとしても欠かせないものとなっています。
一方で、専門家がまだまだ少ないのも事実。そのため、企業としてもマーケティング戦略を模索している領域です。
Instagram、TwitterやFacebookに加え、YouTubeやTikTokなどの需要も徐々に高まっています。主要SNSを利用したWebマーケティングは、今後さらに効果が高まると予測できるため、重要視すべき業務です。
4. データ分析
WebサイトやSNSを運用する上で、アクセス状況を収集/・確認しデータ分析を実施することもWebマーケティングの一分野です。
データ分析した結果を次のマーケティングに反映し、繰り返しPDCAを回せる分析スキルがあるか、これまでの実績や担当業務をヒアリングするなかで判断していきましょう。
5. Webコンサルティング
コンサルティング業務のスキル・経験があるかも重要です。
Webコンサルティングと聞くと業務内容が曖昧に感じられるかもしれませんが、企画から運用、分析、改善に至るまでの業務を総合的にサポートし、Web上のさまざまなチャネルを活用して売上アップにつなげられる重要な業務。
とくにマーケティング業務を一任するような場合は、重要視すべきスキルです。
マーケターに業務委託するメリット
マーケターに業務委託することで、次の3つのメリットを得られます。
- 経験豊富なマーケターをすぐ獲得できる
- プロジェクト全体を任せられる
- 人件費を抑えられる
メリット1. 経験豊富なマーケターをすぐ獲得できる
業務委託で活用できるのは、フリーランスや副業でマーケターとして活躍している人材です。
フリーランスは、独立志向型で専門的なスキルやノウハウを持っているという人材が多い傾向があります。
もちろん能力やスキル、姿勢は人それぞれではありますが、業務委託するかどうかは実績などを見て判断できるため、なるべく自社の現在の状況に当てはまりやすい過去の実績を持つ人材を選ぶことで、即戦力として活躍してもらうことが見込めます。
メリット2. プロジェクト全体を任せられる
業務委託であっても契約内容を調整すれば、プロジェクト全体を一任することも可能です。
マーケティングは業務委託先に任せることで、自社社員はほかの業務に専念できます。
もちろん、「市場調査をしてほしい」「調査結果をまとめてほしい」など、マーケティングに関わる特定の業務をタスク形式で依頼することもできます。
メリット3. ハイクラスのマーケターに低コストで依頼できる
優れたスキルを持ち、素晴らしい実績を挙げているマーケティングのプロフェッショナルを採用すれば、施策効果が飛躍的に向上するでしょう。
優れた実績を持つプロフェッショナルは単価が高く、正社員として雇用のは難しく、ときには年収1,000円以上を求める人材も。
しかし、フリーランスへの業務委託であれば、必要なときだけ採用することで人件費が抑えられます。
たとえば年収1,000万円クラスのハイクラスの人材であっても、時間や期間を指定して委託すれば、比較的ローコストで採用できるでしょう。
週に1日を1ヶ月間であれば10万~20万円程度で依頼できることも。
業務内容に合わせて時間を絞り、効率的にマーケティング業務を進められるよう検討してみましょう。
マーケターに限らず、業務委託をはじめて活用する場合に知っておきたいことをまとめた資料も、以下から無料でダウンロードできますので、ぜひあわせてご覧ください。
マーケターへの業務委託の費用相場
1. 広告運用(リスティング広告)の費用相場
自社 | 業務委託 |
---|---|
・クリック単価×クリック数 (クリック単価は競合の多さで金額が変動) | ・クリック単価×クリック数 ・LP制作費:5万円〜 ・広告運用費:広告費の20%程度 |
Web広告には、リスティング広告/ディスプレイ広告/SNS広告/Youtube広告などさまざまな種類が存在します。
今回は、顕在顧客にアプローチでき、売り上げ増加に繋がりやすいリスティング広告の費用相場についてご紹介します。
リスティング広告は、各キーワードごとにクリック毎に課金される単価が決められています。
その上で、「クリック単価×クリック数」で広告費が計算されます。
業務委託する場合は、広告費のほかにもLP制作費や広告運用費が加算されます。
2. コンテンツマーケティングの費用相場
自社 | 業務委託 |
---|---|
・サーバー代+ドメイン代:1万〜2万円/年 (オウンドメディアを立ち上げる場合) | ・1万円〜/記事 ・4〜8万円/記事(経験豊富なライター) ・オウンドメディア制作費:30万〜50万円 |
コンテンツマーケティングとは、ユーザーのニーズに沿った情報を発信してリードの獲得や企業ブランドの向上を図るマーケティング手法です。
とくにSEOは、コンテンツマーケティングの代表例ともいえます。
SEOの施策は、コーポレートサイトやオウンドメディアにおける記事コンテンツの作成が一般的です。
記事作成には、リサーチから執筆、編集などさまざまな工程を経る必要があるため、1記事あたり8時間程度かかり、社員のリソースが大幅に削られてしまう可能性も。
そこで業務委託することで、1記事あたり1万円〜程度の費用相場で、リソースを確保できます。
3. SNSマーケティングの費用相場
自社 | 業務委託 |
---|---|
・基本的になし | ・8000〜1万円/投稿 ・運用費:20万〜30万円/月 |
自社内でSNSマーケティングを行なう場合、費用は基本的にかかりません。
しかし、SNSは日常的にユーザーとコミュニケーションを取る必要がある領域であるため、業務委託することでリソースの確保とハイクオリティな運用の実現を検討してみるのもいいでしょう。
4. Webコンサルティングの業務委託費用相場
一般的なコンサルティング | ツールを活用したコンサルティング | 経営戦略のコンサルティング |
---|---|---|
5万〜10万円/回(90〜120分) | 30万〜50万円/回 | 30万円〜/月 |
Webマーケティングのコンサルティングは、業務範囲が幅広く、費用も大きく異なります。
そのためどの分野のコンサルティングを行なうべきなのか範囲を明確にしておくといいでしょう。
基本的に単発のコンサルティングの場合、1回あたり5万〜10万円程度であることが多いです。
一方で、Webサイトをアナリティクスなどのツールを用いて、データ分析を行なうコンサルティングの場合は、単発でも30万〜50万円かかることも。
必要な範囲や目的を決めて業務委託しましょう。
業務委託するマーケターの確認すべきスキル
フリーランスのマーケターには、マーケティングスキルに加えて、フリーランスならではの業務遂行スキルが必要です。
業務委託する際には各スキルをどの程度のレベルで保有しているのか見極める必要があるでしょう。
- Webマーケティングスキル
- コミュニケーションスキル
- コンサルティングスキル
1. Webマーケティングスキル
Webマーケターに業務委託する場合、専門となるWebマーケティングの知識や経験をどの程度持っているのかは重点的に確認しましょう。
Webマーケティングスキルは具体化すると「市場調査を進めるスキル」「情報収集能力」「調査内容を分析するスキル」などの要素に細分化できます。
業務委託する人材の強みがどこになるのか、どのような業務で何を担当していたのかなどを細かく把握しましょう。
2. コミュニケーションスキル
マーケターの仕事は、内部の関係者ともコミュニケーションを取る機会が多いことから、円滑に業務を遂行できるコミュニケーション力が求められます。
コミュニケーションスキルはあらゆる業種で必要ですが、マーケターにおいても欠かせないスキルとして認識しておきましょう。
3. コンサルティングスキル
会社員のように与えられた業務をこなすだけでなく、自社の課題解決に必要な企画/分析/提案ができるスキルが求められます。
任せた領域をコンサルティングして、売上げアップに繋がるよう適切なWebマーケティングを実行できるマーケターだとよいでしょう。
業務委託するマーケターの探し方
フリーランスのマーケターは、人材紹介サービスで探せます。
しかし、人材紹介サービスといってもさまざま。優れたマーケティング人材を多数抱えているサービスもあれば、マーケティング経験がない人材ばかりというサービスもあるでしょう。
以下の資料では、フリーランスや副業ワーカー業務委託できるサービスの機能やユーザー層、料金などをまとめました。委託先選定の参考としてぜひご活用ください。
自社の目的に合う人材紹介サービスを選ぶために、次の3つのポイントに注目しましょう。
- マーケティング専門の人材が登録している
- クライアント評価やスキルなどが明確に公開されている
- ハイクオリティ人材が登録している
ポイント1. マーケティング専門の人材が登録している
専門職に依頼することで、マーケティング効果を期待できます。
マーケティング専門の人材が登録している人材紹介サービスなのか確認してください。
また、以下のように職種で絞り込みの機能があるとマーケティング人材を見つけやすいです。
ポイント2. クライアント評価やスキルなどが明確に公開されている
人材のクライアント評価やスキルなどが公開されている人材紹介サービスであれば、求める人材を見つけやすく、企業が期待する人材と人材のスキルの間でずれが起こりにくいでしょう。
クライアント評価やスキルが詳しく公開されている人材紹介サービスを選びましょう。
ポイント3. ハイクオリティ人材が登録している
マーケティングを担当できる人材は多くとも、すべての人材が優秀なわけはありません。
優秀な人材に依頼しないのであれば、外注する意味があまりないと考えられます。
確実なマーケティング効果を期待するならば、ハイクオリティ人材が登録している人材紹介サービスを利用するようにしましょう。
マーケターへの業務委託なら35,000人以上が登録する『Workship』で
マーケティングを業務委託することで、企業のブランディングや製品の売り上げ向上などさまざまな効果が期待できます。
最後に、弊社が運営する人材マッチングサービス『Workship』を紹介いたします。
Workshipは、フリーランスと企業とをつなげる人材マッチングサービス。エンジニアをはじめさまざまな職種のフリーランスが登録しており、その数35,000人以上。また、朝日新聞社やChatwork株式会社など累計600社以上の企業が利用しています。
Workshipを使う具体的なメリットは以下のようなもの。
- 三者間契約のため、安全に業務委託できる
契約はWorkshipを介しての三者間契約。人材とのやりとりや契約対応、請求処理など業務委託にかかわるすべての業務をWorkship上で行なえるため、手間がかかりません。また、条件交渉や業務時のトラブル対応が必要な場合は、Workship運営がサポート/代行可能。はじめてでも安心して簡単に業務委託を始められます。 - さまざまな採用手法が利用でき、最短2営業日で契約した事例も
Workshipでは、フリーランスとマッチングする方法に「スカウト」「募集掲載」「人材紹介」の3つの方法があります。
「スカウト」は求めるスキルを持った人材に対して企業側からアプローチする方法、「募集掲載」はスキルなどの要件を打ち出したうえで広く登録するフリーランスから応募をつのる方法です。スカウト数、募集掲載数には制限がないため、人材が必要なとき、必要な人数を集められます。エージェントに要望を伝えていただければ、人材紹介も可能です。 - 人材のスキル/経歴を分析しスコア化
Workshipでは、エンジニア、セールス、人事、経理など高い水準のスキルをもったフリーランスが30,000人以上登録しています。そのフリーランス一人ひとりのスキル/経歴を分析し、スコアとして表示しているため、委託したい業務に適したスキルをもった人材が見つかりやすくなっています。
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