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フリーランス人材の活用で実現したスピード感。WorkshipでBCP策定の専門家を採用した三洋貿易株式会社

三洋貿易株式会社

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フリーランス人材の活用で実現したスピード感。WorkshipでBCP策定の専門家を採用した三洋貿易株式会社

このたび、GIGが運営するフリーランス専門のエージェントサービス『Workship』において、三洋貿易株式会社様のBCP専門家採用支援をいたしました。

三洋貿易株式会社様は、ゴム事業部や化学薬品事業部、モビリティ事業部などさまざまな分野から、付加価値商品およびサービスを提供されています。たとえばモビリティ分野では、車内の子ども置き去り防止を目的とした検知センサーの開発や、CTスキャンで車体を丸ごと解析し、得られた部品データを新車開発に役立てる研究などが進められています。

今回は、Workship経由でBCP専門家の採用に至った経緯をはじめ、フリーランス人材の活用方法や今後の展望まで、人事総務部 総務グループリーダーの岸様に詳しくお話を伺いました。

形式知化されていなかったBCP策定

ーーまず、三洋貿易株式会社の主な事業について教えてください。

私たち三洋貿易株式会社は、国内外へ事業を展開している化学品専門商社です。ファインケミカル、インダストリアル・プロダクツ、サステナビリティ、ライフサイエンスと、主に4つのセグメントに分かれています。自動車関連部品をはじめ、再生可能エネルギーやゴム・塗料、食品添加物や化粧品など、扱っている商材・分野は豊富です。

私たちの強みでもある、長く積み重ねてきた専門知識とグローバルネットワークを駆使しながら、お客さまのニーズに最適なソリューションを提供することで、 常に新たな価値を創造し続けることを目標にしています。たとえば、子どもの車内置き去りを防止する検知センサーの開発ですとか、「ベンチマーキングサービス」と呼ばれる、車を丸ごとCTスキャンで分析し、部品開発に役立てる技術などを推進しています。

ーー今回、Workshipを通してフリーランス人材を活用するにあたり、どんな課題をお持ちだったのでしょうか。

多岐にわたる事業をグローバルに展開する弊社では、常に変化する社会情勢やビジネス環境に柔軟に対応していくことが求められます。特に近年、企業を取り巻くリスクは複雑化しており、事業継続計画(BCP)の策定は喫緊の課題となっていました。

そんななか、三洋貿易では、海外拠点のBCP策定をきっかけに、社内における専門知識や人材の不足を課題に感じていました。

海外拠点の責任者向け研修でBCP策定がテーマとして取り上げられても、担当者が過去の経験に基づいて説明するだけで形式知化されておらず、担当者が異動してしまうと、ノウハウが失われてしまうリスクがあったんです。

ただ、社内で人材を育成しようとすると、どうしても時間や労力など教育コストがかかってしまいます。そこで、社内の人材育成に時間をかけるよりも、BCP策定の専門知識を持つ外部人材の力を借りることで、より迅速かつ効率的に課題解決を進めようと考えました。

総務が担当する業務範囲が広いこともあり、あまり専門性を求められる業務に教育コストをかけられない、といった背景もありました。BCP策定という専門領域に秀でた方をすぐにアサインいただけたので、とても助かっています。

Workship利用の決め手は「豊富なデータベース」

ーーBCP策定の専門知識を持つフリーランス人材の活用を検討される中で、数あるサービスからWorkshipを選んだ理由をお聞かせください。

まずWorkshipは登録されているフリーランスの方々の専門性が高く、データベースが充実していると感じたことが大きいです。BCP策定というニッチな分野においても、豊富な経験を持つ人材を迅速にご紹介いただけました。

また料金体系が明確で、安心して利用できる点も魅力でした。ほかのサービスでは、手数料の体系が複雑で、最終的にいくらかかるのか分かりづらいケースもあったんです。その点Workshipは時間単位の料金設定が明確で、予算に合わせて柔軟に検討することができました。

ーー確かに、費用面は重要な検討要素ですね。

それに加えて、担当者の方の対応が迅速で、私たちのニーズをしっかりと理解し、最適な人材をご紹介いただけたことも、Workshipを選んだ大きな理由の一つです。

ーー実際にWorkshipを導入されてみて、どのような効果を感じていらっしゃいますか?

BCP策定が想定以上にスピード感を持って進んでいることを実感しています。専門知識を持つフリーランスの方から、実践的なアドバイスやノウハウを提供いただけていることで、社内だけではなかなか進まなかった議論が深まり、具体的な計画策定に繋がっています。

くわえて社内の意識改革にも繋がっています。これまでBCP策定は、一部の担当者だけの課題と捉えられがちでしたが、フリーランスの方とのやり取りを通して、事業継続の重要性をあらためて認識する社員が増えました。

ーーフリーランス人材を採用したことで、実感しているメリットについて教えてください。

フリーランスの方の視点から、これまで気づかなかった新たな課題も見えてきたことも、私たちにとって大きなメリットです。たとえばリスク管理体制の強化や、社員の情報共有の促進など、BCP策定にとどまらない広い範囲での改善点に気づけたことは、大きな収穫だと考えています。

またコミュニケーションの円滑さやレスポンスの速さも、ともに仕事を進めていくうえで重要な要素です。契約してからちょうど半年ほど経つのですが、良い関係性を構築できていると感じています。オンラインでのミーティングもおこなうのですが、こちらの業務の形に合わせて、定例ではなく不定期でのミーティングをフリーランスの方からご提案いただいたこともメリットとなっています。

積極的にフリーランス人材を活用し、さらなる組織体制の強化を

ーー企業がフリーランス人材を活用することには、どんなメリットがあると思われますか?

今回のBCP策定のように、専門性の高い業務をフリーランスに依頼することで、経営からの要請、社員の困りごとに対してタイミングを逸することなく、適時的確に手を打つことができます。また多様な経験やスキルを持つ人材と働くことは、社員にとっても刺激になり、組織全体の活性化に繋がると感じています。

現代社会では、企業を取り巻く環境が常に変化し、新しい課題が次々と生まれています。そのようななか、従来型の雇用形態や組織体制に固執しすぎると、変化への対応が遅れてしまう可能性もあります。

フリーランス人材の活用は、必要なときに必要なスキルを持つ人材を確保することで、変化に柔軟に対応できる組織づくりに貢献すると考えています。

ーー今回の三洋貿易さんのように、BCP策定といった、いわゆるバックオフィスの領域でフリーランス人材を活用するのは、組織構築においてスピード感を増す意味でもメリットが多い例だと感じました。

BCP策定のようなバックオフィス領域の課題は、作業にかかる工数が膨大だったり、そもそも社内に必要なノウハウを持った人材がいなかったりということが多いと思います。

そういった課題を解決するために、また社員の育成・戦力化と言う面でも、ノウハウのあるフリーランスの方と協働するのは一つの手です。

フリーランス人材のなかには、そういったキャリア形成や育成計画に特化した方が、たくさんいらっしゃるはず。リソースが限られた状態でも、そういったフリーランス人材と協力体制をとることで、解決策が見えてくる場合も多いのではないでしょうか。

ーーぜひ今後もお役立ていただければ幸いです。それでは、今後の三洋貿易さんの展望についてお聞かせいただけますか。

私たち三洋貿易は、グループ経営として自ら複数の事業を手がけ、進めています。今後も大事にしていきたいのは、やはりスピード感です。

一から事業を立ち上げ、収益化させていくまでの過程において、資金力だけでは解決できない問題もあります。それは、自社の社員はもちろん、フリーランス人材や、M&Aで連携する事業会社先の社員との関係づくりです。

一人で得られる成果というのは、限られています。仕事を進めていくにあたり、さまざまな価値観を持った社員それぞれに働きかけながら、一人ひとりの個性や能力が最大限に引き出されるようマネジメントしていく。その中で専門知識を持ったフリーランス人材の力も借りて、誰もが気持ちよく働き続けられる組織環境を構築していければと思います。

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