ノーコード予測AIツール「UMWELT(ウムベルト)」やシフト作成AI「HRBEST(ハーベスト)」といった、AIツール事業を展開している株式会社トライエッティング。
同社では、なかなか会社の状況に適したエンジニア人材が確保できていないことが大きな採用課題でした。この課題を解決するために採用チャネルを広げ、数ある採用サービスの中からWorkshipを活用することに。
今回は、同社の創業メンバーでもあるCOOの菅沼様に、Workshipの魅力やフリーランス人材を採用することのメリットなどについて、お話を伺いました。
【この記事の要点】
- フリーランスならミスマッチのリスクを減らせる
- Workshipではアクティブな登録者が多かった
- 登録から1ヶ月で優秀な人材と契約
AIと企業の距離を近づけたい
ーー早速ですが、トライエッティング様の事業内容をお伺いさせてください。
弊社では、ノーコード予測AIツール「UMWELT」を展開しています。主に、需要予測にご活用いただいています。
弊社は、代表の長江とCTOの竹島、そして私の3名で2016年の6月に創業した会社です。当時、3名それぞれがやりたい事業を持っていたのですが、話し合いの結果、まずは「AIを活用したソリューション展開をしていこう」と意見がまとまりました。
もともと代表の長江が、いずれは未病の予測を実現したいという想いを持っていましたが、そのためにはデータ分析を行う基盤が必要です。この基盤のためにAIが活用できるだろうと判断し、現在の弊社の事業立ち上げのきっかけになりました。
ーー近年、AIの活用の幅は年々広がっていますが、2016年時点からAIを活用した事業を展開されていたんですね。
会社立ち上げ当初から「UMWELT」を展開していたわけではなく、創業時はAIに関するプロジェクトの受託開発を行っていました。
ただ、お客様から「本当はAIを社内に導入したいけど、導入コストが高すぎる」「導入できても、それを扱える専門人材の採用が難しい」といったご意見を頂いていたこともあり、この課題を解決するために、低コストかつ専門知識不要で使用できるAIツールとしてノーコード予測AI「UMWELT」の展開を開始しました。
ーー「UMWELT」は当時の顧客が抱えていた、AI導入に対する課題を払拭するツールだったんですね!
「AIを活用したソリューションを展開したい」といっても、そもそものAIの導入に課題があっては話が進みません。
そこで「UMWELT」は、専門知識を持たない現場の人でも、Excelを触るのと同じ感覚で使用できるUIを実現しています。そうすることで、課題のひとつである専門人材の獲得するコスト削減を目指しました。
現在はオルビス様や東急不動産様といった大手企業や、地元の中小企業にもご利用いただいています。まだ課題がありますが、少しでもAIを身近に感じていただき、皆様の事業貢献をしたい、という想いで運営しています。
フリーランスならミスマッチのリスクを減らせる
ーートライエッティング様では、複数名のフリーランス人材が活躍されているとのことですが、フリーランス人材を採用するメリットを教えてください。
メリットは出会える人の幅が広がる等複数ありますが、なかでも契約期間が決まっている点かなと思います。契約期間が決まっていることで、適度な緊張感を持った関係になり、より真摯に業務に取り組んでいただけます。
それに加えて、契約期間が決まっていると、期間の区切りになるタイミングで率直な話ができるのもメリットです。フリーランスであれば、実際に働いて会社と合えばそのまま継続してもらえるし、もし合わなかったとしても、お互い正直に話ができることで、前向きな次のステップにつながるんじゃないかなと。
ーーそれは企業側にとっても、フリーランス側にとっても大きなメリットですね。
特に弊社は、ミスマッチを極力防ぐことを採用方針として定めています。とはいえ、数回の採用面接だけでは、お互いにわからないことも多く、ミスマッチをゼロにすることはできませんよね。
フリーランスであれば、まず最初の契約期間働いていただいて、実際に業務を進めていく中で万が一合わないとなった時もお互いに負担が少なく済むのではと思います。
ーー今回Workship経由で採用された方について、ミスマッチはなかったでしょうか?
それは全くないですね。弊社ではフリーランス人材を採用するとき、ミスマッチがない限り極力長期的にご協力いただける方の採用を目指しています。
今回採用した方は、スキルがあるのはもちろん、業務委託契約だからといって一歩引くのではなく、こちらの意図を汲み取った上で自発的に発言し、業務を進めていただけるような方です。
これまでは月当たり40時間ほど稼働いただいていたのですが、今後は月100時間ほど稼働いただき、より重要なお仕事をお任せしていく予定です。
アクティブな人材が多いWorkshipだから、適した人材が見つかった
ーー数ある採用サービスの中からWorkshipを選んでいただいた理由を教えてください。
ちょうど人材確保のためのチャネルを増やそうとしていた時、社内のメンバーからWorkshipについて話を受けました。
今回採用を目指していたエンジニアは、弊社が力を入れているマーケティング施策に関連した構築等を行っていただくことになるので、スピード感をもって仕事ができ、信頼できる人材を採用したいと考えていました。その点、Workshipでは間に運営事務局の方が入っているので、人材も一定のフィルタリングがされており、トラブルのリスクが低いだろうと。これが、契約した一番の理由ですね。
ーーエンジニアは特に信頼関係が大切なポジションですね。実際にWorkshipをご活用いただいたご感想をお伺いさせてください。
アクティブなフリーランスの登録者が多かったなという印象です。
登録者の多さを謳っているサービスはいくつかありますが、実際に契約を希望している登録者の割合が低いこともあります。
その点Workshipの登録者は人材から積極的にアプローチしてくれましたし、スキルの平均値も高かったと思います。結果的に、契約から1ヶ月ほどで素晴らしい方と契約できました。
即戦力になる人材を迅速に採用したいという企業には、とても合っているサービスだと思います。
ーーWorkshipを通して、トライエッティング様が抱える採用面での課題は解消できましたか?
「優秀なエンジニア人材の確保」という課題は、解決できました。
しかし、まだ人手が足りていないポジションはあります。弊社では、創業から少数精鋭を掲げていますが、会社が成長していくにつれて会社として必要な最低限の人数も増えているのも事実です。
近年、働き方の多様化が進んでいて、フリーランスや副業として企業に参加している人もどんどん増えています。弊社でもすでにフリーランスとして働いている方はいらっしゃいますが、人材との出会いの幅を広げるためにも、より一層、雇用形態に拘らない積極的な採用活動を行っていこうと思います。
ーー最後に、会社としての今後の展望を教えてください。
「AIがいずれ人の仕事を奪う」という話もありますが、弊社は「AIはあくまでツール」というスタンスです。ツールということは、いくら便利なAIが開発されたとしても、それを活用する人間がいなければ意味がありません。
今後、日本の労働人口が減っていく中で、AIの活用は企業にとって必要不可欠になってくると思います。
そこで弊社の「UMWELT」をはじめとした製品を少しでも多くの企業に届け、AIを活用することで人が本来やるべきことに時間を費やせるよう、微力ながらサポートできれば幸いです。