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【全フリーランス必見】会社メンバーの70%をWorkshipで採用。発注者としてプロフェッショナルなフリーランスが活躍できる世界にしたい。

カッコイイ株式会社

カッコイイ株式会社

【全フリーランス必見】会社メンバーの70%をWorkshipで採用。発注者としてプロフェッショナルなフリーランスが活躍できる世界にしたい。

カッコイイ株式会社は強みであるデジタルマーケティングを中心として、UI / UXの設計からクリエイティブ制作を手がける会社です。現在は日本最大級のAGA治療・メンズヒゲ脱毛・ED治療の口コミランキングサイトMOTEOのリリースを控え、ポータルサイト開発とコンテンツの制作を進めています。

MOTEOはメンズ美容界のホットペッパーや食べログを目指しているため、ユーザビリティの高いポータルサイト開発と運営、良質なコンテンツを継続的に制作できる体制構築が必要です。Workshipを活用する同社は、正社員雇用を一切せずフリーランスのみで構成されています。

今回、「Workshipを活用して出会えた人材」、また「立ち上げ期のプロジェクトにおけるフリーランスのアサイン基準」について、自身もフリーランスとしての顔を持つ代表の川口さんにお話をお聞きしました。

悩みを抱える男性に、MOTEOを通して本当に解決につながるコンテンツを届けたい

ーー 事業内容について教えてください。

メンズ美容ポータルサイトを開発、提供しています。一言でいうと「日本中の男の悩みを日本一解決できるサイト」にしたいと思っています。中でも今のところ取り掛かろうとしているテーマが、AGA(薄毛治療)とメンズ脱毛、ED治療(勃起不全治療)になります。

この三つのテーマを選んだのには理由があります。一つは、悩みが深いこと。そしてもう一つの理由が「同時に三つの悩みを持つ人が多い」ことです。

例えば、薄毛の方を例にとります。薄毛の原因の多くは、男性ホルモンである「テストステロン」が「ジヒドロテストステロン」と言うホルモンに変換されることにあります。

男性ホルモンは本来、体毛を濃くする作用がありますが、ジヒドロテストステロンに変換されると、主に生え際や頭頂部の毛根細胞を萎縮させてしまいます。そのため、誤解を恐れずに言うと、薄毛の方は体毛が濃くなる可能性が高いわけです。加えて、AGA(薄毛)治療で使用するミノキシジル錠を服用するとさらに体毛が濃くなるリスクが高まります。

また、AGA治療で使用するプロペシアという薬は、服用すると1%の確率でEDになると言われています。当然、脱毛を望むユーザーは薄毛の可能性が高いですし、薄毛治療をすることでEDのリスクが高まります。

薄毛などメンズコンプレックスの悩みは根深い

ーー MOTEOがイメージするユーザーはどのような方でしょうか?

基本的に共通しているのは、自信を失っているユーザーが多いでしょう。MOTEOはそんな、自信を失うことで魅力が半減してしまっている方の魅力を取り戻したいと思っています。

わかりやすいので、また薄毛を例に出して説明します。例えば、急に薄毛が進行してきた時に薄毛の方はどのようなことを気にするか。具体例をあげると、

①人と話している時に風下に立てない
②昔の友達と海にいけない
③会議室はいつも一番乗りする

①と②については、何となく想像がつくかもしれません。③に関しては、会議室で一番奥に座りたいからなんですね。要は、後ろを通られた時に頭頂部を見られたくない。

悩んでいない方からしたら、「そんなこと?」と思うかもしれませんが、悩んでいる本人からしたらとても重大なことなんです。当然、人とのコミュニケーションも比例して萎縮していきますので、どんどんと自信を失ってしまうわけです。

一番の解決方法はスキンヘッドにすること

じゃあ、そんな薄毛の方が自信を持てるようにするにはどうしたら良いか。これをいうと身も蓋もないのですが、一番の解決方法はスキンヘッドにすることですよ。

そうすれば、余計なことを気にしなくてもいいし、帽子やメガネといったおしゃれにも気が向きます。欧米ではスキンヘッドがセクシーだと、1ジャンルとして認められています。でも、日本の場合そうはならない。それはなぜかと言うと日本人は過去を美化するからだと思っています。要は懐古主義ですね。

薄毛とEDって割と構図が似ていて、昔は当然にあったものを失ってしまうと言うことなんです。そして、自分のイケているアイデンティティは過去にある。

昔の自分の方がイケていた。僕もよく思いますが、どう考えたって変化を受け入れて前を向いた方が生産的なはずなのに、気持ちが追いついていかない。多分、頭が固かったり、自信がなくなっているので変化が怖いのでしょうね。

薄毛になったらスキンヘッドにできる方って、相当に強い心の持ち主だと思います。でも、AGA(薄毛)治療で、少しでも前より薄毛が改善したことで自信がついた。薬には頼っているけど、男性機能が少しの間でも回復した。

そんな、些細な成功体験でも男子は大きく変われると思っているし、実際に人生が大きく前向きに動いた方もたくさんいらっしゃいます。

僕は、できるだけ多くの方に小さくてもいいから成功体験を積み重ねてもらうことで、日本中の男子が自信をつけて、屈強な欧米の男子に自信でも魅力でも負けないような世の中を作っていきたいと考えています。


スキル、スピード、コミュニケーション力を重視

ーー Workship使う前にどのような課題がありましたか?

優秀なフリーランスとの接点がないことが課題でした。やはり事業の立ち上げ期なので、スピーディーに良いものを作りたいと考えていて。その際に外部のプロフェッショナル人材を活用したくて、フリーランスに仕事を依頼できるサービスを利用していました。

実はある有名なクラウドソーシングサービスを使ってはみたものの、空いた時間でお小遣い稼ぎをする感覚のユーザーも多い気がして......。

はっきり言って、それだと視座が違いすぎて会話にならないんですよね。

じゃあ、何でそのようなことが起きているかと言うと、そのサービスプラットフォーム内では、フリーランスを、いわゆる安く買い叩くような案件が多く、実際に単価の相場も全体的に下がっている印象があります。そうなると構造として優秀な人が増えにくくなり、優秀な人材と出会うのがさらに難しくなってしまう。

当然、事業主としては安く発注できるほど嬉しいですが、フリーランスの足元を見るようなモラルのない発注はしたくない。

過去にできるだけ発注金額を安く済ませようと、質を犠牲にした発注をしてしまったことがあるのですが、結局、発注者が損をしてしまうんですよね。より良いフリーランスが国外に流出しないためにも、発注者側が意識を変える必要があると考えています。

そんなタイミングで、Workshipと出会いました。当時、Workshipがローンチ直後ということもあってか、アンテナ感度の高いフリーランスの方が多くとても好印象でした。

ーー 現在はどのような人材を募集されていますか?

主にポータルサイトの構築とコラムの記事コンテンツ制作の二軸で募集しています。すでにコラムの制作はサイト制作に先んじて進んでいますね。サイト制作についてはちょうどデザインが上がってきたところです。

体制としてはトップに僕、統括の部分にそれぞれPMがいて、その下にディレクターがいる。ディレクターは常時4、5名はアサインしている状態です。PMの下にはSEOコンサルがいて、デザイナーがいて、コーダーがいます。あとインフラエンジニアです。こんな組織図を想定していて.....

ライターも含めたら、全部で50名くらいのチームになるでしょうか。特にコラム制作やサイト制作部分に関してはWorkship経由での採用が多く、おそらく現状70%ほどがWorkship経由だと思います。

ちなみに、それぞれの役割はある程度明確にしていて

【PM】

  • 担当するセクションの利益のコミット
  • 担当するセクションの予算管理
  • 納期と品質のコミット(ディレクター)
  • ユーザー視点の品質にコミット
  • PMに対して納期のコミット


【プレーヤー】

  • ユーザー視点での品質のコミット
  • ディレクターへ納期をコミット


いわば部長、課長、一般社員みたいな感じですかね。部長にも人事権がありますが、僕たちの場合、同様にPMにも人事権があります。

ーー それまでに抱えていた課題は解決しましたか?

かなり解決したと思います。シンプルに採用コストがかからないですよね。Workshipを活用し始めてから、採用にかかる候補者とのメールのやりとりや面談といった時間もかなり削減できていることは間違いないです。アプローチ数も増えて、効率的にアプローチできていますね。

だいたい、460くらいの応募があって、実際に面接したのが38名とかでした。

一番よかったのはフリーランスの質の高さです。

例えば、採用した中に大手企業で働いている方がいるのですが、実はご本人は複業としてバリバリ動いていて、すでに月収600万円以上と十分な報酬を稼いでいる。

それでもなお、カッコイイ株式会社の事業に共感してくれ、自身の成長の機会になると言ってくださり一緒に取り組んでいます。その方はディレクター職です。

複業の方の多くはモチベーションがお金じゃないんですよね。(面接時にそう言うしかない方も多いかもしれませんが 笑)こう言った方は情報キャッチアップも貪欲で、仕事をしていてとても楽しいです。

他のフリーランスの方にも言えますが、スピード、質、コミュニケーション、基本的にすべてに置いてレベルが高い。たとえばスピードですが、デザイナーでコンセプトデザインを依頼すると一番早い人は3日でレベルの高いデザインを提出してくださいました。

今ってフリーランスと出会える媒体は色々とあるものの、前述したようにフリーランスの質が玉石混淆で......中にはアサインした後に突然いなくなってしまう人も少なくないんです。その点、Workshipは今のところ安心感があります。

全員フリーランスだけで会社を運営できていますが、コンテンツ制作等の要となるセクションではメンバーのうち70%がWorkship経由でアサインしているので、Workshipを使えないとなると僕としてはすごく痛い。事業をスタートするにあたっての体制構築においてはすごく助かりました。

ーー Workshipで今まで発注した人材はどのような方々でしたか?

現在PMをお願いしているうちの一人は、大手SEO会社で現在セールスとして活躍されている方ですね。副業OKでスケジュールは割と調整しやすいらしく、今も在職しているので複業として弊社で活躍していただいています。

デザイナーはもともと、デザインをメインとした制作系ベンチャーにいた方です。UIデザイナーとして勤務されていたそうですが、昔からの夢が絵描きになることだったそうです。ただ、絵描きってなかなか稼ぎやすい職業ではないので。独立して夢に挑戦しようとなった時に、絵描きと並行してフリーランスデザイナーとしても活躍されているといった感じですね。

やりとりをする中で感じていますが、コミュニケーションスキルが高い人が多いですね。ここで言うコミュニケーション能力を言語化すると、「こちらが言ったことを正確に理解できる」ことと、「自分本位で話さず、相手の立場に立って話をしてくださる」この二点ですね。

当たり前と言えば当たり前なのですが、これって要するにクライアントワークでハイパフォーマンスを発揮できる人の必須条件かなと思っています。

フリーランスへの発注前にテスト課題を渡してスキルを確認。ミスマッチを防止する

ーー どのような観点で見極めておられますか?

だいたい会話をするとわかるのですが、共通の文脈を持てているかどうかは大事にしています。文脈をイチから共有するのは時間をかければできるかもしれないけれど、それだとミーティングやフィードバックがうまく伝わらず時間の無駄です。

僕たちのサービスの特性上、SEOを意識したコンテンツ制作がかなり重要になります。

これを例に挙げると、ある一定層のレベルまでいくと「SEOとは」と言うテクニック議論は一切なくなり、ユーザーにとってどうすべきか?という議論がメインになってきます。もし、SEOやコンテンツマーケティングを理解していなければ、毎回説明しないといけないので、コミュニケーションの負担が大きくなります。

本来は、ユーザーにとってはどのような状況が有益なのかに議論を集中させるべきなので、共通の文脈を持っていることはとても重要なことです。

ーー 見極めるために具体的に実施していることはありますか?

テストを実施して、その結果を見て良いなと思った方と面談します。たとえばライターやディレクターの場合、わざと課題がある文章やワイヤーフレームを渡して、修正してもらっています。あるいはキーワードを渡して文章の構成案を作ってもらったり、リード文だけ300字で作ってもらったり。そのときのキャッチアップ力を見ています。

提出物の評価はPMに全部任せていて、一人ひとりにフィードバックしています。コンテンツディレクターの場合はこれまで16人にテストを実施していますが、このうち4名ぐらいが採用になるイメージですね。

ーー いつもどれぐらいの金額感でフリーランスに発注されていますか?

おおよそですが、コラムは記事単位で1記事2万5000円。だいたいお一人に月40本ほどをお願いしているので、月100万円ほどを発注していますね。ポータルサイトのデザインが50万。スマホ、タブレット、PCで30ページほどデザインしてもらっています。コーディングは200万くらいかな......。

発注者として日本にもっとプロフェッショナルが増える環境づくりをしたい

ーー フリーランスの側として自分に合った仕事を見つけていくために大切な考え方とは何でしょうか。

自分に合った仕事とと言っても、サラリーマンの文脈とフリーランスの文脈では観点が異なります。サラリーマンの文脈だと、社風とか上司、同僚といった人間関係なども含むでしょう。

これは僕の持論ですが、フリーランスの場合ははっきり言って、スキルと単価がマッチするかでしかありません。要はプロとして、クライアントの課題に貢献できるか否かで、それがクライアントの予算内かどうかです。

結局、クライアントに貢献できている状態が自分に合っている状態で、貢献できていない場合は合ってない状態です。よく成長したい、新しい分野にチャレンジしたいとおっしゃるフリーランスの方も多いのですが、発注者側からすればそんなのは関係のないことです。

だったら、思いっきり単価を低くして「成長のためにチャレンジさせてください」と正直に話したほうがいいです。

「クライアントに貢献し続け自己肯定感を充実させていく」ことこそが、フリーランスの仕事の醍醐味であり、魅力かと思っていて。なので、クライアントの喜びを自分の喜びのように感じられない人は、フリーランスは向いてないと僕は思います。

ーー 働く際のスタンス以外の部分で、フリーランスが何かしておくべきことはありますか?

しっかりと、自分にはどんなことができるのか、どういう経験があるのかを伝える必要はあります。いわゆるスキルの棚卸しというやつです。

たとえばWorkshipの場合、自己紹介ページがあると思いますが、テキストベースでどれだけ文脈を伝えられるかが重要です。職務経歴書のようなもので、パッと見たときにどういう文脈の人間かが把握できると良いと思います。

例えば、デザインができます!と言っても、ECサイト、アプリ、LP、チラシでは全く文脈が異なるので、自分がどの領域が得意で、どの領域を目指しているかをしっかり言語化する方が良いでしょう。

MOTEOの場合は、メンズ美容版ホットペッパーや食べログを目指しているので、アプリのデザインが得意なデザイナーを中心に募集をさせていただきました。UI / UX領域が得意で、長く使われる普遍的なデザインを得意とする方々ですね。

デザイナーの方とかって、ポートフォリオがあるので、割とスキルを言語化しやすいですが、マーケやディレクター、営業の方とかはスキルの言語化が難しいですよね。

あと、もう一つ私の中での見極めポイントとしては、スキルセットの「広がり」と「構造化」です。例えば、下記のスキルセット。スキルセットにWebライティング、編集、取材、撮影、Photoshopなどが書いてあると、

※実際のWorkshipの登録フリーランスより抜粋

「あ、この人は自分で取材してライティングして、写真加工もして、SEOを意識したライティングもして・・・一気通貫で巻き取れる、コスパが良い人材だな!」となります。

エンジニアだと、下記の場合は発注したくなります。

スキルセットとしては、フロントエンド中心でそこまで広がりは大きくないですが、CSS設計やコンポーネント設計もできて、ある程度今風の案件にも対応できそう。特に設計周りがちゃんとできそうなので、他のエンジニアとの連携もうまくいきそうだと感じますね。

でも、このスキルセットが下記のようだと採用しないです。

例えば、PhotoshopとIllustratorを並べてない時点でスキルセットが構造化されてないし、HTMLと書いているのにCSSが書かれていない時点で?だし、Microsoft excelの次のWordの綴りが間違っているし・・・笑

要は、「スキルセットがちゃんと構造化されている」=「スキルセットが体系化されている」=「自分のスキルが棚卸しできている」ということなので、とても期待ができる人材だなと感じます。

ーー 最後に、今後Workshipに期待することは何かありますか?

フリーランス市場拡大への貢献と、よりレベルの高い人が集まるプラットフォームになることを期待しています。一番最初に言ったように、フリーランスの仕事の単価が下がっていかないサービスであってほしい。

まだまだフリーランスに対する報酬額って全体としては低いと思っていて。でも僕の感覚からすると、優秀な人がフリーランスになるので、逆に単価上がっていっても良いくらいなんですよ。

たしかに、フリーランスは大企業に発注するよりも安い傾向にあるし、すぐに契約を切ることもできて経営側としては活用しやすいです。このことが企業にとっての発注メリットにはなりますが、発注側のモラルが下がるとどんどん単価が下がっていきます。

そうなると日本のフリーランス市場はどんどん縮小してしまう。僕は日本にプロフェッショナルを増やしたいんです。そうすれば、もっと世界における日本の競争力は高まっていくだろうと。そのためには、「発注者側の質」も高くなる必要があると思っていますね。

* * *

今回川口さんへのインタビューを経て、一貫して、川口さんが多くの人に「自信」を持てるようになることを大切にしていて、『MOTEO』の事業を筆頭に行動に移しておられることが印象的でした。

これまでになく、フリーランスや複業など挑戦できるワークスタイルが増えている中で、それぞれに思いはあれど、川口さんがおっしゃる通り「プロフェッショナルであること」はとても大切です。

プロフェッショナルとして、自信を持った「カッコイイフリーランス」をこれからさらに増やすために、フリーランス自身も企業側も意識を変えていかなくてはならない。またフリーランスや複業が増えている今、生産性を飛躍的にあげるチャンスなのではないでしょうか。

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