フリーランスが「エントリー」したくなる、「エントリー」しやすくなる募集の書き方を説明します。
募集は基本的に、下記項目で構成されます。
・カバー画像
・アイコン
・何をやっているか
・お願いしたいこと
・働く環境、業務に使うツール
今回は、「何をやっているか」「お願いすること」「働く環境、ツール」について、推奨する記載内容についてお伝えします。
何をやっているか
基本的には、案件の概要について記述していただくことになります。たとえば、「1万人に利用される自社サービスのリニューアルを行います」といった形です。しかし、それだけでは案件の説明としては不十分ですので、もう少し記述します。
下記は記述例です。
例)
私たちは「___」のミッションを掲げ、___を実現するために、日々サービスの開発に取り組んでいます。自社サービスである___には___人のユーザーがおり、日々ユーザーの声を参考にしつつ、より良いサービスを提供できるよう改善しています。
具体的なサービス、事業として自社サービスである___の開発と運営を行なっており、現在さらなる認知拡大のために___に取り組んでいます。
___に当たって、今回は___してくれる [職種] を募集いたします。
表現や語尾の調整は必要ですが、概ね上記のように記載することで、「今回お願いすること」「なぜ人材を募集しているのか」について、比較的コンパクトに必要な情報を伝えることができます。
また、たとえば下記の項目を記載すると、サービスについて比較的簡単に伝えられます。
・そのサービスに取り組んでいる理由
・サービス、プロダクトが解決する課題
求める人材が明確な場合には、さらに絞り込んだ表現をしても良いでしょう。
お願いしたいこと
フリーランスへの依頼内容について記載します。大きく分けて下記の2点について記載すると良いでしょう。募集をするにあたって最低限必要な情報と言っても良いかもしれません。
・業務内容
・要件
以下、順に説明していきます。
業務内容の書き方
具体的な業務内容については、お願いする業務内容を具体的に記述しましょう。たとえば、下記のように記述します。
・Photoshop、Illustratorを用いたアイキャッチ制作
・Sketchを使ったワイヤーフレーム制作
とりわけ、エンジニアに依頼する場合には、しっかりと明記する必要があるでしょう。
また、フリーランスによっては、「など」「他」などと記載されていると、人によっては契約を交わして仕事を始めた後に記載されている以上の仕事を渡されるのではないかと考えてしまう可能性があります。
とはいえ、もしかしたら業務内容が変更になる場合もあるかと思います。この場合には、「ご経験やスキル、勤務日数によってお任せできればと考えています。ぜひご相談ください」のように記述しておくことも一つかもしれません。
要件
下記項目について記載すると、フリーランスが募集を見た時に、自分が要件を満たしているかどうかを判断できるでしょう。
・必須の経験/スキル
・あると望ましい経験/スキル (他にも候補者に提案できる業務がある場合など)
・求める人物像(カルチャーマッチの精度をあげたい場合など)
・想定される課題例
・ワークフロー
その他
場合によっては、さらに募集について書くことも推奨します。
・フリーランスにとっての「やりがい」や「メリット」
・務を行ってもらう上での注意点、強調しておきたい点
より、魅力的な募集内容と感じてもらえ、業務の内容をイメージすることもできるかもしれません。
働く環境、業務に使うツール
それぞれ、主に下記について記述しましょう。
働く環境・業務に使うツール
【働く環境】
・働く場所(リモートワークが可能かについても)
・月の出社回数、タイミング
・稼動時間(目安の工数)
・稼動のタイミング
・一緒に業務を行うチームメンバーの特徴
・お試し期間(ある場合)
【業務に使うツール】
・デザインツール
・プロジェクトの進行管理ツール
・コミュニケーションツール(Slack、Chatworkなど)
・開発環境や使用言語
など。
上記もフリーランスにとって重要な判断材料になります。
以上になります。
今回はフリーランスがエントリーしやすくなるよう、基本的な情報として記載を推奨する内容についてお伝えしました。
また、フィードに流れてくる募集の半分をカバー画像が占めるので、可能であればこちらも工夫するようにしましょう。
※ なお、ここに記載されている書き方をすると確実にエントリー数が増えるということを保証するものではありません。あらかじめご了承ください。